肩甲骨ダイエットってなに?


肩甲骨ダイエットとは、肩甲骨をストレッチングすることで、腕の可動域を広げる効果やリンパの流れを良くし血行を促進させる効果、そして脂肪燃焼を活性化させ痩せるという効果があります。

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食事制限などをして行うダイエットと違い、ストレスを感じることなく出来るところが魅力的です!

肩甲骨はどこの骨?

背中側の肩の真下にある角ばった大きな骨です。

そのあたりを背中の中心へグッと縮めると、ニョキっと出てくるはずです。肩甲骨はその形状から別名「天使の羽」とも呼ばれています。

肩甲骨には、美しさと健康の源の大切な細胞がたくさん詰まっているんです。

ここが凝り固まってくると肩こり、酸欠による頭痛、だるさや疲れを感じやすくなってきます。

肩甲骨にある筋肉と脂肪燃焼

肩甲骨を開閉ストレッチすることで、その周辺にある褐色脂肪細胞という細胞が活性化し脂肪燃焼をサポートする効果があります。

褐色脂肪細胞は脂肪という言葉を使うものの、その性質はミトコンドリアを多く含み脂肪を分解し熱やエネルギーへと変える働きを持ちます。

なので、皮下脂肪や内臓脂肪などの白色脂肪細胞と言われる脂肪を燃焼させ体温を上げたり、基礎代謝を上げる機能があると言われているんです。

褐色脂肪細胞は特に新生児や冬眠動物などすっと寝ている動物が、身体を動かさないでも生きていけるようたくさん保持しています。

ただ、この褐色脂肪細胞は困ったことに加齢と共に減少していきます。こればかしはどうにも増やせるものではありません。

特に男性の40代以降はガクッと減る傾向があります。この年代の男性が急激に太り始める原因の一つに褐色脂肪細胞の減少もあるのかもしれませんね。

上手に刺激して代謝をよくする

ただ、減ると言っても、肩甲骨ダイエットを行うことで今残っている褐色脂肪細胞を再活性化させることは出来るので、代謝機能の向上や、ダイエット効果はきちんと見込めます。

褐色脂肪細胞が多く存在する場所は、肩甲骨まわり、首に後ろ、わきですが、この3か所の中で最も多くこの細胞が集まる場所は肩甲骨周りです。

だから、肩甲骨ダイエットが褐色脂肪細胞を再活性化させるために最も効果的だと言われています。

肩甲骨ダイエットの方法


では、実際の肩甲骨ダイエットについて見ていきましょう。

上下に動かすストレッチ

まずは、比較的誰でも簡単に行える肩甲骨を上下に動かすストレッチ。

深く深呼吸をしてリラックスをして行いましょう。

  1. 息を吸いながら肩を耳の方にグッと近づけていきます。
  2. 次に息を吐きながら、肩を元の位置に戻します。
  3. さらに息を吐きながら、肩を下の方へグ――っと下げていきます。
  4. 息を吸いながら肩を元の位置へ戻してください

《ポイントは肩を上げる時には息を吸い、下げる時には吐くです。》

肩甲骨を寄せるストレッチ

次に肩甲骨を内側と外側に動かすストレッチです。

ゆっくりと深呼吸をしながらリラックスして行いましょう。

  1. 手の平を上にして、肩幅くらいに立ちましょう
  2. 胸を反らせながら、肘と肘とを背中の後ろで近づけていきます。この時、肘からではなく肩甲骨から内側に寄せてくイメージで行うとより効きます。肩甲骨と肩甲骨との間の肉がグッと挟まればOK。《肩甲骨が内側に閉じた状態》
  3. 次に腰を丸めながら、腕を前方遠くの方へ伸ばして、指の外側同士をくっつけます。《肩甲骨が外に開いた状態》
  4. この動作を一日10セット行いましょう。

肩甲骨の上下運動と内側と外側に動かす運動はモデルのアンミカさんの動画でわかりやすく紹介されていますよ。

【参考動画】https://www.youtube.com/watch?v=Kvg1uqT40Ic

肩甲骨ウォーキング

肩甲骨ウォーキングは歩きながら行うエクササイズです。

脂肪燃焼に効果的なウォーキングなどを行う際、一緒に肩甲骨ダイエットも意識して行えばとても効率的ですね。

  1. 歩きながら腕を振る際、引いた方の腕の肩甲骨をそのまま内側に寄せる。
  2. 引き終わった腕を戻すと同時に、今度は反対の腕も同様肩甲骨を内側に寄せる
  3. この動作を歩行リズムに合わせて行う

《ポイント》

歩く前にしっかりと肩甲骨をストレッチングしておくとやりやすくなります。

おへその下の丹田にグッ力を入れ体幹を安定させることで身体をブラさず歩くことができます。

 

歩行する際に肩甲骨をしっかり意識して動かせていると、骨盤としっかり連動するので歩き方がスムーズになります。

肩甲骨を意識しない歩き方は背中が丸まり、猫背になってしまい、こういった姿勢の悪い歩き方は膝や腰にも負担がかかるので良くありません。

実は歩く際に、重要なのは足ではなく背中だとも言われるほどなんですよ

正しい歩き方を解説した動画がありますので参考にしてみてください。

【参考動画】https://www.youtube.com/watch?v=25nDz-1ipbE

肩甲骨ほぐしダイエット

肩甲骨はろっ骨の裏側の1番から7番までのちょうど真上にあるとされています。

そして、このろっ骨と肩甲骨との間にある筋肉を肩甲下筋(けんこうかきん)と呼びます。

整体院ではこの隙間に指を入れて肩甲下筋を緩める方法で肩甲骨周りの筋肉を緩めます。これが有名な肩甲骨はがしと呼ばれる手法です。

上で説明した肩甲骨を上下や寄せて広げるストレッチなどもこの肩甲下筋をゆるめる肩甲骨はがしの一種です。

他にも自分で出来る肩甲骨はがしは、両手を肩にあてそのまま肘をグルグルと大きく回すものや、タオルを使った簡単な方法などがあります。

 

【両手を肩に置き肘を回す方法 参考動画】

【タオルを使った方法 参考動画】

①https://www.youtube.com/watch?v=r3gb-N5afRI

②https://www.youtube.com/watch?v=Yb82DiYqsms

肩甲骨ダイエットのすごい効果


まだまだ肩甲骨ダイエットで得られる効果は他にもあります。

代謝が良くなって痩せやすい体に

肩甲骨ダイエットを行うことで褐色脂肪細胞を活性化させ、熱量を上げ代謝を上げる他、肩甲骨を動かすことで連動する骨盤のゆがみを矯正することも出来ます。

骨盤がゆがんでいると基礎代謝が下がり、太りやすい身体になってしまいます。

骨盤を正しい位置に戻し痩せやすい身体へと変えましょう。

また、特に凝りが固まりやすい肩甲骨周りをほぐすことによって、リンパの滞りを解消し、流れも良くします

流れが良くなることでむくみやセルライトを取り除き、溜まった老廃物もしっかりと流れるので身体がスッキリしますよ!

血行促進、冷え性改善

冷え性の原因も血流の悪さからです。

血流が悪くなることで手足の末端まで熱が行き届かず起こる症状です。

特にデスクワーク中心の人や、女性に冷え性の方は多いのではないでしょうか?

足がむくむといった症状などは運動不足による血流の悪さからの危険信号ですよ。

血流が滞りやすい場所もまた肩甲骨付近なので、よくほぐしておきましょう。

また、褐色脂肪細胞を活性化させることによって体温や基礎代謝が上がるため、冷え性の改善にも効果があると言われています。

バストアップ効果も!

肩甲骨が凝り固まっている人は猫背で肩が前に出ている巻き型という状態になっている可能性が高いです。

しっかりとストレッチし肩甲骨を動かせるようになると、しっかりと背筋を伸ばし胸を張れるようになるのでバストアップに繋がります

肩甲骨ダイエットのポイント

ストレッチの他にも何点か意識することにより、肩甲骨ダイエットの効果をより高めることが出来ます。

ストレッチは時間帯を意識しよう

朝の運動を行うことにより基礎代謝が10%アップすると言われています。

起きたらまず肩甲骨をほぐして基礎代謝を高めましょう!

また、睡眠前に肩甲骨をほぐすことによって血流が良くなるので睡眠の質が上がる効果もあります。

起床後と寝る前の二回、ストレッチをするよう心がけてみましょう

腹式呼吸で効果倍増!

肩甲骨周りのストレッチをする際は、腹式呼吸を行うよう心がけましょう。

《腹式呼吸の効果》

  • 腹式呼吸の深い呼吸により、酸素が肺の隅々までを使い吸収され脂肪燃焼酵素リパーゼの活性化を促す
  • 腹式呼吸を行うことにより、セロトニンという神経伝達物質が分泌される。このセロトニンとは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、自律神経のバランスを整え心を落ち着かせてくれる
  • 深呼吸をすることで、筋肉がリラックスしよく伸びる効果がある。

肩甲骨ダイエットのまとめ

以上、肩甲骨ダイエットについてお話してきました。まとめると、

  • 健康骨ダイエットをすることで腕の可動域を広げる効果やリンパの流れの促進、脂肪燃焼効果がある
  • 肩甲骨とは肩の真下にある角ばった大きな骨、別名「天使の羽」とも呼ばれる
  • 肩甲骨をストレッチすることで、その周辺にたくさんある褐色脂肪細胞を刺激し、脂肪燃焼をサポートする
  • 肩甲骨ダイエットは別名「肩甲骨はがし」とも呼ばれ、ろっ骨と肩甲骨の間にある肩甲下筋をストレッチすることが目的。
  • 上下、内側、外側、回したりと色々動かしたりすることで自分でも肩甲骨はがしは出来る
  • 肩甲骨をきちんと動かせるようになると、骨盤とも連動するので、骨盤のゆがみを矯正し、負担がかからない正しい歩き方や、代謝が良くなる。
  • 肩甲骨周りの筋肉は凝り固まりやすいので、ストレッチすることで、血流およびリンパの流れが良くなり、冷え性の改善やむくみがとれたりもする。
  • 肩甲骨が柔らかくなるとピシッと背筋を伸ばし胸をはれる姿勢をとれるので、バストアップにもつながる
  • 肩甲骨ダイエットを行う時間は寝る前と起床後、そして深い腹式呼吸で行うと効果が倍増する!

と、お話してきました。この方法は食事制限などと違い、身体を動かすことで行うダイエットなので取り入れやすい方も多いのではないでしょうか。

ただ、肩甲骨ダイエットは痩せるというよりかはシェイプアップに近いダイエット法なので身体を引き締めキレイに見せる効果が強いです。(背中周り、二の腕、ウエストなど)

より体重も落として本格的にダイエットを行いたい方は「食事制限+肩甲骨ダイエット」でやってみましょう。

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