餃子ダイエットとは?
餃子ダイエットを考案したのは、ボクシングジムの会長を務める女性、渡久地 聡美さんです。
スポンサーリンク
本も出版されています。
餃子ダイエット 単行本 – 2013/6/12
渡久地 聡美 (著)
渡久地さんは、20年にわたって、食事法、栄養学、筋肉学などの研究を続け、餃子ダイエットという画期的な減量法にたどり着いたそうです。
その仕組みが本に綴られていますので、興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
ボクサーの減量ってスゴイことを聞いたことがありますが、そのボクサーの減量法から一般のダイエットのために生まれた方法がこの餃子ダイエット。
減量というと、炭水化物を控えると思いますが、餃子にはけっこう炭水化物が含まれていますよね。ところが、その点も餃子ダイエットのポイントのようです。
糖質を全く摂らないダイエットについて最近問題視されています。
しかし、餃子には肉、野菜、そして炭水化物である皮に糖質が程よく含まれていることで効率的にダイエットができるという理論なのです。
何だかよく分かりにくいですよね。詳しく見ていきましょう。
餃子がダイエットにいい理由
餃子って、油も使うし、皮もあるし、カロリー高そうだから、ダイエットどころか太るのでは?と思われる方が多いでしょう。
では、そんな疑問にお答えするために、餃子ダイエットの痩せ効果についてお伝えします。
実は低カロリー
カロリー高そう!と思ってしまう餃子ですが、意外と低カロリーなんです。
餃子の1個(約20g)あたりのカロリーは34kcalですから、10個食べたとしても340kcalというわけですよね。
成人女性が一日に摂取するカロリーは1800kcalくらいがよいと言われていますが、餃子10個は一食分のカロリー約600kcalの半分程です。
一食を餃子だけで置き換えれば、かなりカロリーを抑えられ、しかも美味しいので満足感もありますよね。
食事系のダイエットって、だれもが美味しいと思うような食べ物はNGのことが多いですが、餃子がOKなんて、餃子好きの方、ちょっとうれしくなってきませんか?
餃子は完全食?!
餃子には、ひき肉の他に、キャベツやニラ、ネギ、ニンニクなどが入っているので、栄養バランスが優れており、完全食とも言われています。
つまり、5大栄養素である、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、炭水化物すべてが含まれているのです。
単品のダイエットや炭水化物を控えるダイエットなどでは、体をつくる必要な栄養素が不足してしまい、基礎代謝がどうしても落ちてきます。
ただし、餃子が完全食といっても、自宅でつくる餃子と比べると、外食で提供される餃子の場合は油が多く使われているのでカロリーは高くなります。食べる量については注意は必要ですね。
では、餃子に使われる具材の栄養と効能を確認しておきましょう。
〇キャベツやニラ、ニンニクからビタミンなどを摂取
キャベツ:ダイエットの強い味方のキャベツは、食物繊維が豊富。便秘の改善や糖質の吸収を緩やかにする効果があります。ビタミンCは、実はみかんよりも多いのです。
ニラ:免疫力をアップさせ、疲労回復効果もあるビタミンB1・ビタミンB2が多く含まれています。その他にも、むくみ解消効果のあるカリウム、抗酸化作用の高いビタミンC・E、血行促進作用があるアリシンなどがバランスよく入っているのです。
ニンニク:ニラやネギと同じく、アリシンを含んでいます。スコルジニンという成分は代謝促進効果が期待できます。
〇お肉でタンパク質を摂取
ダイエットのために食事制限をすると、体力が落ちてきて、疲れやすくなり、ダイエットが辛くなってきます。
その点、餃子にはお肉も含まれているので、体力低下を防ぎ、ダイエット中も疲れにくくなります。
特に豚肉にはビタミンB1が多いので、脂肪燃焼効果も期待できます。
以上のように、キャベツ・ニラなどの野菜からビタミンとミネラル、豚のひき肉からはタンパク質と脂質、また餃子の皮からは糖質というように、5大栄養素をしっかり摂取できます。
皮の糖質の量は適度であるため、全体的な栄養バランスが良いことがダイエットに向いていると言えます。
餃子ダイエットの効果
前述の具材の効能から餃子のダイエット効果が少しお分りになってきたと思いますが、もう少し詳しくご説明しますね。
代謝を良くする
餃子を食べた後って臭いが気になりますよね。あの臭いは、ニラやニンニクに含まれるアリシンという臭い成分のせいなのです。
しかし、ビタミンBの吸収を助けるアリシンのおかげで、餃子は栄養吸収が高いのです。
また、餃子には生姜も入れますが、生姜には体を温める作用があるため、代謝が高まります。
代謝とは、食事で摂取したものをしっかりエネルギーとして消費すること。すなわち、代謝が上がると、余分な脂肪がつきにくくなるんです。
さらに、ニンニクには血液サラサラ効果がある栄養素アホエンも含まれています。
血液がサラサラになって血行が良くなれば、冷え性の改善にも繋がるため、代謝アップ効果もあります。
消化が良く、便秘解消にも効果的
餃子を作ったことがある方はお分かりになると思いますが、餃子の具はかなりみじん切りにしますよね。
みじん切りにすると消化の負担が少なく、栄養素の吸収がスムーズです。
また、消化がよいことで便通も良くなります。
エネルギー補給でダイエットを長く続けられる
糖質制限ダイエットが何かと注目されていますが、糖質も体を維持するために必要な栄養素です。
糖質を全く摂らないことは、体に悪い影響を与えかねません。
餃子の皮に使われている小麦粉に含まれている糖質は、前述しましたが、全体のバランスからみて程よい量なのです。
適度な糖質が摂取できると、ダイエットが効率的に進みます。エネルギーの補給とは、ダイエットを長く続けていくためのポイントです。
餃子ダイエットの方法
方法を少し間違えると、カロリーの摂り過ぎから太る原因になる餃子ダイエットですが、どのように行えばよいか理解しておきましょう。
一食置き換えダイエット、夜で置き換える
餃子ダイエットの方法はむずかしいことがないんです。晩御飯を餃子だけに置き換えればOK。
夜にタンパク質を摂取すると成長ホルモンを促すので、体脂肪が燃えやすくなり、老廃物の排出がスムーズになります。
ちなみに、餃子は外食または市販のものでも良いそうです。餃子を作るとなると面倒ですから、それなら続けられそうですね。
自分で作れる人は、具材を工夫しながら、よりヘルシーで栄養価の高い餃子を作るとよいでしょう。
食べる量は300g程度
餃子で置き換えるといっても、もちろん、好きなだけ食べていいのではありません。
食べる量の目安は300gとしましょう。グラム数で言われても分かりにくいですよね。
餃子の大きさにもよりますが、1個が約20gとすると、12~15個くらいがよいでしょう。
食べ過ぎると、当然ダイエット効果はなくなってくるどころか、太る原因になります。
なお、効果を得るためには、少な過ぎてもダメなんです。最低でも7個、最高でも16個くらいと覚えておいてください。
野菜とお肉で栄養を摂取するために、餃子7個以上が必要です。それに7個以下だとすぐにお腹が空いてしまうかもしれません。
水分も一緒に補給する
餃子ダイエットを成功させるには、餃子300gと一緒に水分を500g以内摂ることもポイントです。
代謝を活発にさせるために、炭酸水を摂るのもオススメ。
ビールも1杯だけならOKだそうですよ。ただし、ビールは絶対NGとする説もあります。
要は、炭酸水は満腹効果が得られるのでダイエットではよく勧められます。その意味ではビールも炭酸が入っているから良いのでしょうか?
しかし、ビールのカロリーには気をつけたいですね。
餃子ダイエットのポイント
さて、ここで次のポイントを確認してください。
ご飯を一緒に食べない
もちろん、餃子ダイエットでは、ご飯は食べません。
餃子とご飯を一緒に食べたくなるでしょうが、餃子だけで栄養バランスは十分に取れているので、炭水化物はNGです。
ご飯を食べてしまってはダイエットになりません。
筆者の中国人の友人が以前に、「日本では餃子とご飯を一緒に食べるのでびっくりした!」と言っていました。
中国では、餃子のときにご飯は食べないそうです。皮がご飯の代わりだそうです。
その意味では、中国では理にかなった食べ方をしているわけですね。
中国の料理は油が多く使われているものが多いですが、なぜか中国人女性はスリムな方が多いと思いませんか?それは日本人ほど白米を食べていないからでしょうか?
餃子を食べすぎない
餃子は美味しいので、ついついあともう1個と食べてしまいそうですが、もちろんお腹一杯になるまで食べることはNGです。
ダイエット中は、腹八分目という言葉を忘れないようにしましょう。
食べ過ぎ防止には、前述したように、水分をしっかり摂ってください。
餃子ダイエットの口コミ
最近、TVでこの餃子ダイエットを取り上げたせいか、SNSでも話題に。口コミを見てみました。
口コミ
最近夜ご飯は餃子ばっかり食べることが多いのだが、何気に炭水化物は皮だけだし、生姜大蒜香味野菜はたっぷりだし、旨味も詰まっているし、餃子食べ過ぎてるのにするする痩せてきたので、もうこれは餃子ダイエットと呼んでもいいのかもしれない
夕食の水餃子美味しくて、ハマった… 中身の味を変えたら飽きないなぁ 毎日、水餃子を食べよう
餃子ダイエットかぁって夜ご飯を1個22gの餃子を6個にしたんだけど、300g食べなきゃダメだったみたい。結構食べていいんだね。
餃子を毎日食べていたら、体重がストンと落ちてきた。
詳しい人に聞くと、代謝が上がったんじゃないかって。
1週間に下腹がマイナス7cmに!
手作り餃子を作って冷凍しておけばあとは焼くだけなので、忙しい日でも続けやすいです。
10日前から夕食を餃子にしていますが、体重が減りません。
カロリーを計算しても550kcalにおさまっているし、1日のトータルカロリーも増えていないはず。
やっぱり餃子を食べるだけじゃ痩せないのか・・・・。
口コミまとめ
餃子ダイエットで体重が減ったという口コミと同じくらい、体重に変化がないという口コミが多いようです。
中には体重が増えてしまった方もいるようですが、それは夜以外の食事のカロリーが多くなっている可能性があります。
また、1週間とか10日間で効果がでるほど即効性はないので、長く続けることが必要です。
効果を早く実感したいのなら、やはり市販や外食の餃子ではなく、手作りが一番ですね。
口コミにありましたが、餃子を作り置きして冷凍している方は、忙しくても続けられるので、ダイエット効果も出ているようです。
餃子ダイエットのまとめ
ダイエットの基本は、いつもお伝えしているように、栄養バランスの良い食事ですが、餃子は必要な栄養を十分に含む完全食であり、ダイエットに適した食べ物なんですね。
今まで何気なく食べていた餃子ですが、今度から有り難く頂きたいと思います。
今回は特に餃子好きの方にはおすすめのダイエットでした。
飽きないように、焼き餃子や水餃子など変化をつけて食べると良いでしょう。
餃子ダイエットを成功させるポイントもしっかりおさえてくださいね。
スポンサーリンク
※1.記事の内容は、効能効果または安全性を保証するものではありません。
サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、医師や薬剤師等のしかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。
※2.記事内の製品・サービスは、この記事に訪れた読者の方に最も適切だと判断したものを紹介しております。