最近話題の断食ダイエットって？

体調を崩さずに健康的に痩せられると最近話題の断食ダイエットですが、どのような方法で行っていくのでしょうか。

まずは、断食の正しいやり方について確認していきましょう。

断食の正しいやり方

断食と言えば、1日以上何も食べずに我慢し続けるというイメージがありますよね。

実際の断食とは、ある一定の期間水などだけで過ごし、食事を断つ方法を指します。

断食ダイエットでは、断食をする前の1～3日前の準備期・断食期・回復期の3つをセットにしてスケジュールを立てて行っていきます。

ただ、断食ダイエットにはさまざまな種類があり、今回ご紹介する半日断食やプチ断食、1日断食、2日間断食、酵素断食などが挙げられます。

予定や体調、どのくらいの期間行いたいかなどに合わせて行っていくと、無理なく続けやすいですよ。

デトックス効果も期待できる

一般的な断食では、一定の期間何も食べない期間があります。

内臓器官を休ませることができるとともに、食べた物を消化や吸収を行う必要がないため、体の中に溜まっているものを排泄する機能が高まります。

また、通常、体の中では食べ物から得られる糖質や脂質をエネルギーに変えていますが、何も食べない状態だとこれまで蓄積されていた体脂肪が分解されていきます。

体脂肪が分解されていくと、脂肪に蓄積している老廃物や化学物質などの有害物質も一緒に外に排出されるようになるため、デトックス効果が高まるのです。

合宿に行くのが基本

本格的に断食を行うなら、目的や予算、場所、日程などに合わせて合宿や道場に通うのが基本となります。

自分に合ったコースを選べますし、中には岩盤浴やヨガなどがセットになっているものもあるので、リラックスしながら断食を行うことができます。

しかも、断食のプランがすでに設定されているため、自分でメニューを考える必要がありません。

ただ、仕事が忙しかったり、予算的に都合が付きづらかったりする場合には、半日断食などの手軽に始められる断食を行うと良いでしょう。

気軽にできる半日断食のやり方

半日断食は、一般的な断食と比べて自分のタイミングで気軽に始められると人気を集めています。

ただ、気軽だからと言ってもルールやご飯の取り方には注意が必要となります。

半日断食のやり方をマスターして、デトックス効果などの体に良い効果を実感しましょう。

半日断食のルール

ある一定の期間何も食べない断食と比較して、半日断食の方法は、1日18時間以上食事を取らないというシンプルな方法。

食べ物を消化・吸収・排泄までの大体の時間がトータルで18時間かかることから、内臓機能を休ませる時間の目安として18時間となっています。

基本の方法としては、朝食を抜いて午前中は水分のみで過ごし、間食等は控えて昼食・夕食を食べるという方法が一番体への負担が少なく、一般的です。

朝は何も食べない代わりに、水や白湯を500mlは必ず飲むように心がけ、体に必要な水分を補給しましょう。

断食で抜くのは朝食がオススメ

半日断食の一般的な方法として、朝食を抜くのがおススメです。

朝食は一日のエネルギーの源になりそうで、抜いてはいけないのでは…と思う方も多いでしょうが、朝食を抜いたとしてもそれほど健康には影響はありません。

朝食を抜いた場合、頭がボーとして集中力がなくなってしまうということがありますが、体の脂肪を分解することでエネルギーは補充できているのです。

例えば、夕食を19時～20時頃に食べたとすると、次の日に昼食を12時ぐらいに食べるのであれば18時間の断食ができます。

昼食や夕食を抜くことに比べれば、活動している時間に空腹を感じる時間を少なくすることができますし、気分的には楽ですよ。

半日断食の効果

半日断食を行うことで、実際どのような効果が実感できるのか気になりますよね。

ここでは、半日断食を行うことで得られる効果についてご紹介します。

デトックス効果

半日断食では、朝食を抜くのが一般的な方法ですが、朝食を取る朝の時間はそもそも消化や排泄などに使われる時間。

朝の時間帯に摂取してしまうことで、内臓器官は食べたものを消化・吸収しなければならなくなり、排泄まで手が回らなくなってしまいます。

そのため、体内に溜まった老廃物が外に出にくくなり、便秘になってしまうのです。

半日断食はそのような朝の時間何も食べないため、体は消化や排泄に力を入れることができ、デトックス効果を高めることができます。

デトックス効果により、便秘の改善だけでなく、肌の調子を整える効果・血行改善効果・免疫力向上効果など体にうれしい効果を得ることができますよ。

朝の時間にイライラすることが少なくなりますし、肌の調子も良くなって明るい気持ちになれますね。

慢性疲労の改善効果

あまり動いていないのに疲れを感じている、疲れが取れづらい…などの症状を感じていませんか？

人間の体は、体や頭を働かせた時だけでなく、食べたものを消化・吸収・排泄すると言った一連の流れでも疲れを感じる生き物。

例え、夜の間寝て休んでいてもその前に何か食べていれば、消化・吸収が体の中で行われているため、内臓機能の疲れが蓄積してしまうのです。

半日断食では、18時間以上内臓機能を休ませるため、内臓機能の疲れを取り除き、慢性疲労の改善が期待できます。

いつも疲れていている、集中力が続かないなどと言った症状で悩んでいる方は、半日断食を行ってみると慢性的な疲れが取れるかもしれませんよ。

体のむくみの解消

朝の時間食事を取らない分、消化や排泄に集中できると説明しましたが、便の排出だけでなく、汗や尿と言ったものから老廃物を排出しやすくなります。

体に余分な老廃物が溜まってしまうと、体のむくみや肌の不調、冷え性などの症状が出やすくなってしまいます。

デトックス効果で便や尿、汗などから要らないものを排出し、体の巡りを改善することで、むくみの解消などにつなげることができます。

体の内側から美しくなることで、肌の調子も整って美しさに磨きをかけることができますね。

半日断食の注意点

半日断食は朝食を抜くだけというシンプルな方法と思ってしまいますが、いくつか注意点があります。

過度にやり過ぎたり、やり方を間違えていたりすると効果が実感しにくくなってしまいます。

半日断食を始める前に確認しておきましょう。

水分補給はしっかりと

半日断食では、朝食を抜いて腸を休ませますが、食事を摂取しない分、体の中の水分や塩分が不足する状態に。

体には塩分濃度を一定にキープしようとする働きがあり、塩分が不足すると濃度を薄めないために水分を補給しづらくし、脱水症状が引き起こしやすくなってしまいます。

半日断食を行う際には、経口補水液などを摂取するようにし、塩分と水分両方を補うように心がけましょう。

ここで、スポーツドリンクを摂取する方法も良いですが、糖分が含まれているため取り過ぎるとダイエット効果が薄れてしまうので注意しておきましょう。

昼食、夕食メニューも考える

朝食を抜く分、内臓器官への負担を考えて昼食や夕食のメニューにいつも以上に気を使う必要があります。

胃袋に何も入っていない状態でたくさん食べたり、脂っぽい物ばかり食べたりすると断食の効果がなくなるどころか、胃腸に大きな負担を与えてしまいます。

半日断食を行っている際には、昼食はいつもよりも少し少なめ、夕食はいつも通りの量を取るようにし、よく噛んで食べましょう。

また、1日2食に慣れてきたら、メニューを徐々に見直すことも大切。

肉、卵、乳製品、油を使った料理をできるだけ控えるようにし、野菜やキノコ類、海藻類などを積極的に摂取できるようなメニューを考えましょう。

間食や夜食は禁物

半日断食の効率を上げるためには、間食や夜食は控えましょう。

せっかく朝食を抜いているのに、間食や夜食をしてしまうと胃腸を休める時間が少なくなってしまい、半日断食を行う意味がありません。

もしも空腹を感じてどうしても何か食べたい衝動に駆られた時には、水や野菜ジュースを飲んだり、リンゴなどの果物を食べたりして胃を落ち着かせましょう。

無理をしない

水分補給などに気を付けながら、朝食を抜くだけというシンプルな方法の半日断食。

しかし、実際にやってみると慣れるまでは空腹が我慢できなくなってついつい間食をしてしまったり、昼と夜にたくさん食べたりと正しい方法で続けていくのが難しいものです。

そんな時に無理に我慢して続けようとしてしまうと、ストレスを感じてしまい、続けるのを断念することもあります。

半日断食を正しく行って効果を実感するには、慣れるまでは朝食を抜く生活に慣れていくことが大切。

まずは、朝食の量を少しずつ減らしていき、体が慣れてきたら食事を抜く日を作り、2日に1度、3日に1度というように頻度を増やしていきましょう。

慣れるまでは無理のない範囲で行い、心と体にストレスを与えないようにしましょう。

半日断食で心も体もスッキリさせよう

内臓器官の疲れは目には見えないもので、なかなか気づきづらいもの。

疲れがなかなか取れなかったり、気だるさを感じたりすることが最近増えたと感じる場合には、半日断食を行ってみては？

胃腸を休めてデトックス効果を高めるだけでなく、美肌効果やむくみ解消効果も実感することができます。

しかも、何日も続けて食事を我慢する必要がないため、自分の好きなタイミングで気軽に始めることができ、頻度も体調などに合わせて調整することが可能。

スキンケアやメイクなどで忙しい朝の時間を有効に使うこともできます。

休日だけ行ったり、2～3日に1回だけ行ったりするだけでも、気分的に疲れが取れますし、思い描いている憧れのスタイルにぐっと近づくことができますよ。

半日断食をやってみようと考えている方は、体が慣れるまでは無理をせず、食事の量を調整しながらチャレンジしてみましょう。