生姜のダイエット効果とは?
さて、この”生姜ダイエット”ですがいったいどのような効能を持つのでしょう。
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キーポイントはしょうがの中に含まれるピリッとした”辛味”これが実はダイエット効果の秘訣でした!
しょうがの中には、
「ジンゲロール」、「ショウガオール」、「ジンゲロン」
という《三大辛み成分》が含まれており、ダイエット効果に大きく関係してきます。
また、これらの成分は個々で存在するものではなく、ジンゲロールを加熱、乾燥させることによってショウガオール、ジンゲロンへと一部の成分が変化し複数に分かれます。
効能もジンゲロール単体で使うより、複数で使う方が30倍もの”脂肪燃焼効果”を発揮すると言われています。
よくしょうがを温めて飲んだりする背景にはこういう事情も含まれていたんですね。
胃腸の働きを手助けする
辛み成分の一つである「ジンゲロン」によって胃壁を刺激し胃液の分泌を促し食欲を増強したり消化作用を促進させます。
胃腸の働きが活発になれば、血流もよくなるので、身体全体を効率よく温めることが可能となり発汗作用も促します。
しょうがを食べるとポカポカするという理由はこういうことだったんですね。
特に女性の多くの方は便秘に悩まされている方が多いと思われますが、しょうがを食べることによって大腸や小腸への血の流れを良くし動きが活発になるので、排便作用を促してくれますよ!是非取り入れてみましょう。
また、「六君子湯(りっくんしとう)」や「平胃酸(へいいさん)」などの胃腸を元気にするための漢方薬にもしょうがは含まれていますね。
脂肪燃焼及び代謝の促進
次は脂肪燃焼及び代謝促進作用の効果についてです。
三大辛み成分のうち「ジンゲロン」と「ショウガオール」が関わってきます。
ジンゲロン⇒脂肪分解作用を高める効果があります。
「脂肪分解作用」すなわち「基礎代謝性能」を高めることにより、体内のエネルギー消費効率はよくなります。
これに「有酸素運動」などを組み合わせると、より一層代謝量が増えるのでダイエットにはおススメです!
生姜を摂取してから3時間ぐらいは効果が持続するのでその間に運動してみましょう。
ショウガオール⇒血管の中にあるプロスタグランジンという物質の働きをを弱める作用があります。プロスタグランジンの量が多いと血管が細くなり、血行が悪くなってしまう原因となります。
血行が悪いと自然と代謝性能も堕ちますのでダイエット的には良くありません。
また、女性の生理面についてもプロスタグラジンの過剰分泌は良くありません。
プラスタグラシンは子宮を収縮させ、不要になった粘膜を血液とともに体外にスムーズに押し出す働きがあるのですが、過剰に分泌されてしまうと子宮が強く収縮し、下腹部痛などの原因にもなります。
他にもある!嬉しい生姜の効果とは?
「しょうが」には他にもまだまだ嬉しい効果があります。
免疫力アップや抗菌作用に期待
さて、ここまではしょうがを加熱や乾燥させたりすることによって得られる成分「ショウガオール」「ジンゲロン」ばかりに着目してきましたが、今回は”生のまま”でこそ効果を発揮する「ジンゲロール」についてです。
《ジンゲロールの効能》
- 白血球を増やして免疫力を高める効果
- 抗菌作用の効果
免疫力についてのしくみは、ジンゲロールが体内に入ってくると、免疫細胞の主体「白血球」が敵だと判断し数を増やし強化するからだと言われています。
抗菌作用については、細菌類に直接攻撃をしかけ解毒もしてくれるとも言われています。
しょうがの抗菌作用は人体以外にも、ガーデニングや部屋の殺菌スプレーとしても活用されています。
冷え性改善
特に冬場は冷え性で悩まされる女性が多いですよね。
体が冷えて血行が悪くなると月経血の排出がスムーズに進みにくくなり、先述したようにこうなると腹痛の原因となるプロスタグランジンの分泌量も増えてしまいます。
しょうがを食べて身体の内側からポカポカにし、また普段から体を冷やさないような生活を心がけましょう。
身体を芯から温めるという点では、加熱したしょうがの方が効果が高いので是非ホットドリンクなどにしていただきましょう。
自律神経を整える
しょうがは「うつ」や「自律神経失調症」にも効果だと言われています。
実はこういった症状の理由の一つに気温や体温の低温化があげられているのです。
現にうつ症状で自殺する人は北欧の国に多かったり、午前中や寒い冬の時期に発祥することが多いことが確認されています。
しょうがは血行を良くし身体の芯から温めるのでリラックス効果があります。
自律神経は交感神経と副交感神経とで分けられていますが、この両者のバランスはとても大事です。
活発に動いたり緊張状態を担う交感神経とは逆に、心身をリラックスさせる「副交感神経」を働かせてあげることによりグッスリと快眠出来ます。
もしかしたらネガティブな気持ちの原因が、実は”体温”にあるのかもしれません。思い悩んでたり疲れている時こそ、しょうがを飲み心身共に温まりましょう。
生姜ダイエットの方法
しょうがの効能は3時間です。なので、3時間おきに取り入れれば一日中身体が血行が促進され温かくなります。
朝食からさっそく取り入れてみましょう!
ダイエット面で考えた場合なら加熱させ「ショウガオール」や「ジンゲロン」など脂肪燃焼効果が高い成分に変化させ食べた方が良いです。
また、定期的に口にするのであれば、メニューはカロリー面を抑え、しょうがを混ぜたドリンクやスープなどが適しています。
生姜ドリンクを作る
生姜ドリンクを作るのであれば、最もダイエット効果が高いと言われている「生姜紅茶」がおススメ!
その理由は紅茶にはビタミンやミネラルが多く含まれいるほか、紅茶ポリフェノールによる抗酸化作用、脂肪吸収抑制効果、カフェインによる脂肪燃焼効果が期待できるからです。
さらにダイエット効果のあるしょうがをこれに混ぜれば、より効果の高い「痩せドリンク」の出来上がりです。
作り方は紅茶の中にすりおろした生姜を混ぜるだけです。すりおろし生姜はチューブの物でも構いませんが、より効果を求めるのであれば自分ですりおろしたものの方が効果的です。
また砂糖や、はちみつを入れても構いませんが、あまり摂りすぎると太る原因となりますので要注意です。
【医者も進める生姜紅茶】
多数の著書を発刊し、TVでも活躍していらっしゃる医師の石原結實氏は、著書『「体を温める」と病気は必ず治る』の中で 現代人のさまざまな不調や病気のほとんどの原因は冷えから来るものだと力説しています。その上で体を温めることがとても 大切ということを強調されています。そして、その温め対策のひとつとして生姜紅茶を積極的に摂るように勧めています。 著書の中で、『冷え性、むくみ、便秘や下痢、こりや痛み、高血圧、狭心症、抑うつ気分、水太りなどに奏功する。 毎日3~6杯飲む習慣をつけると、さまざまな心身の不調から解放されるはずである。』と述べられています。 有名なお医者様もおすすめの生姜紅茶、これは試してみる価値はありますね
もう一つ、しょうがドリンクを紹介します。
かの有名な「ジンジャーエール」です!きっと熱狂的なファンの方もいるでしょう。
またその辺のコンビニなどでパッと買える手軽さもありますよね。
実は市販のジンジャーエールはカロリー面でも37kcal前後ととってもヘルシー。
また、しょうがだけでなく、炭酸水にもダイエット効果の秘密があります。
胃の中で炭酸ガスが膨らむので満腹感を得られやすくなり、食事の量を抑えられます。また、効能面でも体内に取り込んだ炭酸が血管を拡張し、血流をよくします。
色々な種類のジンジャーエールが売られていますが、よりダイエット面を考えるのであれば無糖質、ゼロカロリーのものも売られているので当然効果が高くなります。
ジンジャーエールは炭酸水にしょうがを混ぜるだけなので、自宅でも簡単に出来ますが、やはり作り方によっては味気無さなどあるようで美味しく飲むのであれば市販のものの方が良いかもしれませんね。
ジンジャーエール販売元の大手二社、コカ・コーラの《カナダドライ》とアサヒ飲料《ウィルキンソン》シリーズの現在入手可能な商品を1本ずつ紹介します。
①カナダドライの《ジンジャーエールプラス》
人工甘味料を使っているようで、甘味をしっかりと残しつつしっかりと自社製品の通常ジンジャーエールの美味しさを再現! なんと驚きのゼロカロリー、ゼロ糖質
甘口が好きな方はカナダドライを選ぶ傾向があるようです。
②《ウィルキンソン ジンジャーエール PET500ml 》
ウィルキンソンを代表する辛口ジンジャーエール、37カロリーと低カロリー。辛口が好きな方はウィルキンソンのものを選ぶと良いでしょう。
時期によってはウィルキンソンからもゼロカロリー、ゼロ糖質のものも販売されるようですよ!
ジンジャーエールはその性質上、食事中などに一緒に飲むと効果を発揮します。積極的にとりいれてみましょう
生姜をおかずに取り入れる
しょうがを使った料理も数多くありますね。単に冷ややっこに載せたり、そうめんなどの麺つゆに入れても美味しいです。
あと冬場なら味噌汁の中に入れても身体がポカポカして良いですね。
しょうがを使ったおススメのレシピを2点ご紹介しましょう。
まずは、サクッと出来ちゃう、お酒のつまみに合いそうな居酒屋風に炒めたエリンギを使ったしょうが料理です。
居酒屋風☆エリンギのしょうが焼き
材料(2~3人前)
エリンギ 2袋
片栗粉 大さじ1強
サラダ油 大さじ2
しょうが摩り下ろし 1片分
酒 大さじ1
砂糖 大さじ2分の1
しょうゆ 大さじ1と2分の1
みりん 大さじ1
仕上げに白ゴマや大葉やネギ お好みで①エリンギをお好みの大きさに切り、片栗粉をまぶします。
②フライパンにサラダ油をしいて熱し、エリンギを入れてこんがりするまで焼きます。
※あまり触らずに焼き付ける感じです。
こんがり焼くのが美味しい。
③すりおろしたしょうが、酒、砂糖、しょうゆ、みりんを入れ、照りが出るまでフライパンを揺すりながらタレを絡めます。
お皿に盛り付けて白ゴマなどをのせて完成です。 とっても簡単!
次は、肉食ダイエットの定番、豚のロース肉を使った「酢しょうがトンテキ」 豚ロースに含まれるカルニチンという成分は、効率的に脂肪を燃焼すると言われています。
一方、酢しょうがはテレビでも話題となり今注目されている調味料です。
酢は血液をサラサラにしたり、クエン酸による疲労回復効果、またしょうが同様、保温効果、便秘解消、抗菌作用、などがあり、特に「抗菌作用」と「動脈硬化に関する血管年齢」の大幅な若返り効果が期待できると言われています。
酢しょうがを使った健康・ダイエットレシピは他にも多数出ていますよ!
では、さっそくレシピを見てみましょう。
《酢しょうがの作り方》
材料
ショウガ 100g
黒酢 100cc
はちみつ 20g
① 生姜を洗った後、みじん切りにしてビンの中に入れる。
② 生姜を入れたビンの中に、分量の黒酢、はちみつを入れて混ぜるだけ!
1日漬けて完成です。
※酢しょうがを一日1杯(30g)、食べるとたった10日で劇的に10歳以上血管年齢が若返ることが検証されています。料理に混ぜるでも良いですし、これぐらいならそのままパクリとも食べれそうですね。
「酢しょうがトンテキ」
《材料:3人前》
豚肩ロース肉(厚切り) 3枚
★酢しょうが 大さじ3
★ウスターソース 大さじ2
★しょうゆ 大さじ1
★みりん 大さじ1
ハチミツ 適量
カメリナオイル (日本初の加熱できるオメガ3系オイルです。) 適量
塩コショウ 適量《ワンポイント》
トンテキって基本、焼くだけなので誰でも簡単に作れるお料理ですよね。
でも、柔らかくて美味しいトンテキを作るためには、ちょっとだけ裏技を使います。
まず、下準備からです。お料理を作るときは、この下準備をするか、しないかで出来上がりが違ってきます。
★マークのついた調味料はあらかじめ混ぜておく。
豚肩ロース肉は、脂の部分を少しだけ残して縦に切り込みを入れます。
切り込みを入れたら、軽く塩コショウをしハチミツを薄くぬり30分程度ねかせます。☆スーパー主婦の裏技ポイント!
トンテキの場合は、豚肩ロース肉の方がジューシーに仕上がります
下準備で、お肉にハチミツをコーティングすることで、お肉が縮むのを防いでくれるので焼いてもかたくなりません。(調理法)
準備が出来たらカメリナオイルを入れ、強火で豚肉の両面を焼く
この時点で中まで火が通ってなくても大丈夫です!焼き色がついたら、中火にし★の調味料を流し入れ、ソースの味がなじんだら完成です。
生姜ダイエットの注意点
しょうがを食べる際の注意点についていくつか説明します。
生姜の取りすぎに注意
一度に大量に摂取することで胃の粘膜を刺激してしまい胃痛や下痢などを引き起こしてしまうおそれがありますので、あくまで適量を複数回に分け摂るようにしてください。
冷え性を改善させる目的で毎日のように大量に食べている方で、胃が痛くなってしまったという経験がある方はこのような原因が考えられます。
レンジでチンすると効果アップ
しょうがを気軽にレンジでチンすることにより、手っ取り早く「ショウガオール」「ジンゲロン」に変化させる方法です。
方法は簡単、準備した生姜を500wなら4分、750wなら3分加熱します。
《注意事項》
注意①:100℃を超えるとショウガオールの効果が消えます。80℃くらいが風味がよいです
注意②:容器にショウガが浸るくらいの水を必ず入れる。(発火する可能性あり)
注意③:電子レンジの時間は目安です。最初はこまめに温度など確認してください。
チューブ生姜でも効果あり?
ダイエットのためとはいえ、食事の度に生姜をすりおろしたり、乾燥させたりするのは正直面倒だという方も実際多いと思います。
確かにチューブがあるならそれを使いたいと思う気持ちはわかります。
もちろんチューブタイプのしょうがを使ってもらっても効果は期待できます。
が、しかし やはり新鮮なすりおろしのしょうがなどに比べれば、効果はどうしても下がってはしまうことはご了承ください。
とはいえ、ダイエットの秘訣とは「手軽さ」「続けやすさ」にもあります。
コツコツ継続していくことが何より大事。巷にはなんと驚くことに「しょうがチューブ」をカバンの中に入れ持ち歩いている女性がたくさんいるのだとか、面白いですよね! そんな彼女たちは「ジンジャラー」とも呼ばれているそうですよ。
生姜ダイエットのまとめ
以上、しょうがダイエットについてお話してきました。まとめると、
- しょうがには三大辛み成分「ジンゲロール」「ショウガオール」「ジンゲロン」があり、これらの成分がダイエット効果に大きく関わる!
- ジンゲロールを加熱することにより、一部がショウガオールとジンゲロン変化する。
- ジンゲロンは胃腸の働きを助け、食欲増進や排便作用に効果がある
- ジンゲロン、ショウガオールは脂肪燃焼及び代謝促進効果とダイエットに直接的に関わる効果がある
- ショウガオールは血管中のプロスタグラシンという物質を弱め、血行促進させる効果がある。
- ジンゲロールは免疫力アップや抗菌作用に期待が持てる
- しょうがの保温効果により、冷え性改善や自律神経を整える効果がある
- しょうがドリンクのおススメはダイエット効率が最も高い「生姜紅茶」と手軽に入手できる「ジンジャーエール」のゼロカロリー無糖質がおススメ!
- しょうがを一度に摂りすぎると胃痛や胸やけを起こすこともある。一日に適度の量を複数回に分けて飲む方が効果的!
- チューブしょうがはすりおろしに比べ効果が落ちるが、コストパフォーマンス面や手軽に持ち運べることで人気が高い
とお話してきました。夏が過ぎこれから段々と寒い季節に入ってきますが、そんな時は”しょうが”を食べ心身共にポッカポカで手軽に出来ちゃう「しょうがダイエット」取り入れてみましょう
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