ポップコーンダイエットとは


ポップコーンダイエットに効果があるかどうかを説明する前に、まずはそのカロリーと栄養を確認していきましょう。

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一食置きかえることでダイエットになる

ポップコーンダイエットは、一日の食事の一食をポップコーンに置き換える方法がメインです。

ポップコーンで置き換えれば、カロリーが大幅に減らせるというわけです。

ちなみに、市販されているプレーン味のポップコーン1袋(50g入り)の場合、カロリーはおよそ242kcal。

一食の食事の平均的なカロリーを650kcalと考えた場合、約400kcalをカットできるわけです。

その調子で毎日カロリーを減らしていけば、かなりダイエット効果が出てきそうですね。

とはいっても、他の食品で置き換える場合、その食べ物に栄養があるのかが不安になってきますよね。

つぎに栄養についてみていきましょう。

ポップコーンには食物繊維がたっぷり

ダイエットを行う上で大切なことのひとつに、腸内環境を改善することがあります。

腸の中に老廃物などがたまってしまうと、消化吸収が悪くなってきて、脂肪を溜め込みやすくなるからです。

そのため、便通を良くする食物繊維はダイエットには不可欠な成分です。

ポップコーンには意外ですがその食物繊維が多く含まれており、果物や野菜よりも多いとされています。

調べてみたところ、ポップコーン100gあたりに、食物繊維は約9gも含まれています。

レタス100gに含まれる食物繊維量1.1gと比べても、かなり多いですね。

食物繊維の摂取量は、女性の場合1日17g以上となっていますが、1袋なら5g近く摂取できるので、必要とされる一日の食物繊維の量の4分の1位を補えるわけです。

ポップコーンの原料であるトウモロコシには不溶性食物繊維が多く含まれているのですから、ポップコーンの食物繊維量が多いことも納得できますね。

ポリフェノールで代謝アップ

ポリフェノールは、ポップコーンにも豊富に含まれているんですよ。

ポリフェノールとダイエット効果との関わりはというと、ポリフェノールのアンチエイジング効果により身体が若返れば、基礎代謝が上がってくるので、1日の消費するカロリー量も増え、痩せやすい体を手にいれやすくなるというわけです。

ポリフェノールは、体の内側から老化を防止し、太りにくい体づくりのサポートとなるのでダイエットには大切な成分なのですね。

また、ポリフェノール以外にも、微量ですがビタミンやミネラルもポップコーンから摂取できます。

美肌効果も期待できる

ポップコーンは、穀物によく含まれるフェルラ酸というポリフェノールを含んでいますが、このフェルラ酸に高い抗菌・抗酸化作用があり、紫外線を吸収する美白成分にも使われているのです。

紫外線を吸収する働きがある上に、メラニン生成も抑えるので、シミやそばかすの改善や予防など、美肌効果への期待も!

 

ポップコーンの注目すべき成分は、食物繊維とポリフェノールということが分かりました。

置き換え食品として考えると、栄養面でやや心配な部分がありますから、置き換えは毎日ではなく、食べ過ぎた日の翌日など、スポット的に取り入れるとよいのではないでしょうか。

また、置き換えを行った日には、栄養が偏らないように、他の2食でしっかりとタンパク質やビタミンを補いましょう。

 

ポップコーンはダイエットに向かない?


ポップコーンダイエットについては賛否両論ですが、ポップコーンにはダイエット効果を期待できないという理由をみていきましょう。

市販のポップコーンには塩分や糖分が多い

市販のプレーンのポップコーンは、ほかのスナック菓子と比べてカロリーは比較的少ないですが、ほとんどの市販のものは塩分や糖分などの味付けが濃かったり、バターが多く使われていたりするものが確かに多いですね。

そうなると、ポテトチップなどのスナック菓子と変わらない高カロリーになってしまい、ダイエットにも不向きといえます。

そのため、ダイエットに使用するためのポップコーンは、自分で作るか、または市販のものならプレーン味を選びましょう。

腹持ちが悪く続けにくい

腹持ちが悪いという意見があるようです。

食べたすぐ後は、満腹感があるものの、消化されやすいので、すぐにお腹が空き、その結果、つい他のものを食べてしまうのでカロリーの摂り過ぎになるようです。

一方で、食物繊維が豊富なので、お腹の中で膨らむため、お腹が空きにくいという意見もあります。

どう感じるかは個人差もあり意見が分かれるところですが、確かに、一食をポップコーンで置き換える場合、もの足りなさを感じるかもしれませんね。

でも、後ほど説明しますが、ゆっくりと食べて、飲み物を一緒に摂ると良いと思いますよ。

また、朝食抜きの人はポップコーンを朝食の代わりに食べるようにしてもいいかもしれませんね。

食事での置き換えという方法でなくても、間食をポップコーンにするという選択もありです。

塩分でむくみやすい

ポップコーンには塩分を多く含むものが多いですが、塩分の取り過ぎは体のむくみの原因につながります。

むくみだすと、なかなか解消しにくく、太って見えるのも困りますよね。

ポップコーンは、前述しましたが、味付けの濃いものは避けて、できるだけ、自分で作るか、塩分の少ない種類を選びましょう。

 

正しいポップコーンダイエットのやり方


ただポップコーンをひたすら食べるのではなく、正しい方法を確認しておきましょう。

間食をポップコーンにする

ポップコーンダイエットの方法としては、冒頭でもお伝えした置き換えダイエットが中心ですが、もうひとつは間食をポップコーンにする方法です。

普段、おやつを食べない方はあえて間食にポップコーンを食べる必要もないですが、甘い物が好きでおやつが欠かせないという方には、間食をポップコーンにすることをおすすめします。

高カロリーのスナックやケーキなどを食べるより、ポップコーンにすることで低カロリーで済み、おやつ抜きではないのでストレスもたまりません。

ただし、キャラメルポップコーンのような甘いものや塩味が濃いものではなく、薄い味付けのものを選んでくださいね。

また、間食をするときは、夕食の量を減らして、摂取カロリーも少なくすることがダイエットでは大切です。

食前に食べる

ダイエットでよくある方法が食前に食べてある程度お腹を満たしておくやり方。

これはポップコーンダイエットでもおすすめです。

ポップコーンの原料はトウモロコシなので、野菜感覚で食べられます。

もちろん、甘いものではなく、塩味も薄めのもの、なるべく自分で作ったポップコーンを食べるようにしましょう。

過食気味の方には特に、ポップコーン食前ダイエットがおすすめです。

食べるときはゆっくりよく噛んで

ポップコーンはふわっとしているので、あまり噛まないであっという間に食べてしまうかもしれませんが、それではダイエットになりません。

ダイエット中には、特にゆっくりと食べ、良く噛んでください

ポップコーンはトウモロコシから作られているので、見かけよりはずっと噛み応えがありますよ。

ひと口で30回噛むと、少ない量でも満腹感を得られます

ゆっくり食べることで痩せやすい体を作れることには、正当な理由があるんです。

満腹感は食べ始めから20分を経過したころにやっと感じることができます。

それなのに、早く食べることで20分以内に食べ終わってしまうと、満腹感を感じる前に余計に食べてしまうので、結局カロリーの摂り過ぎになってしまうのです。

ポップコーンに限ったことではないですが、食事を良く噛んで味わいながら時間をかけて食べることで、痩せやすい体を作れるようになります。

市販のものより自分で作ったものを使う

ポップコーンダイエットでは、市販のものではなく、自分で調理したものを使うようにしましょう。

ポップコーン用の豆は、スーパーで購入できます。お豆などがおいてある乾物の棚で見つかるでしょう。

スーパーによっては、扱っていないところもありますので、その場合はネットで購入できますよ。

あとでレシピをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

自分で作れば、油や塩の量を調節できるので、低カロリーのポップコーンを食べられるのです。

低カロリー、低糖質のポップコーンならヘルシーなダイエット食品といえるわけですね。

塩分や糖分を入れすぎない

自分でポップコーンを作れば、塩や砂糖の量を少なくできるので、カロリーオフのポップコーンが手軽に食べられます。

市販の低カロリーのものを選んでも、油や塩、砂糖が多ければNGです。

自分で作るときには、基本的に、塩をパラパラ振るくらいが良いと思いますが、塩味にもの足りなさを感じたときは、カレー粉やチリパウダーを使うのもおすすめ。

ただし、入れすぎないように、ほんの香りのアクセントとして使いましょう。

 

ポップコーンダイエットの注意点

ポップコーンダイエットは、そんなに細かい注意点はないので気楽に始められます。

ウーロン茶と一緒に食べる

ポップコーンを食べる際には、ウーロン茶を一緒に飲みましょう!

ポップコーンを食べて太るという場合は、糖質が多いものを選んで食べているからです。

ウーロン茶には、糖質の摂取により上昇した血糖値を下げる効果があるため、糖質が脂肪に変わるのを防いでくれるのです。

また、血糖値を下げる効果にプラス、満腹感を感じさせてくれる効果もあります。

ポップコーンには、前述しましたように、食物繊維が多く含まれていますが、この食物繊維が水分を含むと、お腹の中で膨らむので、少量でも意外と満腹感を感じやすいのです。

また、お腹が膨らむといえば、炭酸水を一緒に飲むこともおすすめです。

市販の味の濃いものを選ばない

何度もお話しましたが、ポップコーンダイエットで気をつけたいことは、市販の濃く味付けされているものを選ばないことです。

このダイエットは、カロリーの低いポップコーンを使って、食事や間食に置き換えるダイエット法ですから、味付けの濃いものを食べるのではダイエットどころか逆効果になりかねません。

自分では作る余裕がない方は市販のプレーン味やしお味などを選ぶと良いでしょう。

 

自分で作る!美味しいポップコーンレシピ


ポップコーンの作り方ってどうやるのかなと思っていませんでしたか?

私が子どものころ、母親がポップコーンをよく作ってくれました。コーンがポンポンと弾ける様子がとても楽しかったです。

それに、家で作ればあつあつのポップコーンが食べられるのもうれしいですね。

また、久々に作ってみようかなと思います。とっても簡単にできちゃいますよ!

【材料】

  • ポップコーン用のコーン 1/4カップ
  • オリーブオイル 大さじ1
  1. フライパン(深さのあるもの)かお鍋を用意します。
  2. オリーブオイルとコーンを入れ、蓋をします。火は中火。
  3. 蓋をしたまま、時々揺するとポンポンと弾け始めます。
  4. 音が静かになったら、弾けるのが終わっているので出来上がり!
  5. お好みの量の塩を振りかけます。

コーンの量が30倍位まで膨れます!

 

油を使わずに電子レンジで作る方法もありますよ。

紙袋ごとレンジでチン♪【ポップコーン】

【材料】
ポップコーンの粒 20g
塩 お好みで

紙袋(マチ付き)にポップコーンを入れ、500wのレンジで5分加熱。
(途中、1回振りました)。
お好みで塩を振り掛けます。
弾けなかった粒は再度加熱してみてください。

コツ・ポイント
長く加熱したら焦げますので、様子を見ながら加熱してください。

cookpad

電子レンジでこんな簡単に作れるのですから、ちょっと小腹が空いたときに、気軽にさっとホットなおやつができて便利ですね。

ポップコーンに何もかけなければプレーンですが、物足りなく感じたら、ブラックペッパーやカレー粉、バジルなどのスパイスを加えれば、ちょっと変わり種のポップコーンが楽しめますよ。

 

ポップコーンダイエットのまとめ

いかがでしたか?賛否両論のポップコーンダイエットですが、太るといわれているのは、市販のポップコーンについている塩や砂糖、油が要因なのですね。

自分で作ればかなりヘルシーなおやつになるポップコーン。約50個のポップコーンを食べても、100kcal以下なんて魅力的ですよね。

食物繊維やポリフェノールが多いのでいろいろな健康効果も期待できます。

ただし、その他の栄養が十分にあるわけではないので、毎日行うダイエットではなく、週に3日くらい取り入れるといいかもしれませんね。

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