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二重あごはなかなか解消できない?
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あごの部分の肉が弛むことでできてしまう二重あご。
弛んだ肉をとろうと食事制限ダイエットをしてもなかなか取れないものです。
それもそのはず、実は二重あごの大半は肥満が原因ではないのです。
もちろん、明らかに肥満の人はダイエットを行うべきですが、そこまで太っていないのに二重あごになっている人は、食事制限を行っても二重あごは解消できません。
むしろ筋肉が落ちてしまってさらに二重あごが酷くなる可能性すらあります。
ではどうすれば二重あごを解消できるのでしょうか?
その効果的な方法をご紹介していきます。
二重あごができる4つの原因
まずは二重あごになってしまう原因から考えてみましょう。
原因が分からないと正しく対処できないですからね。
柔らかいものばかりを食べている
これは現代人に起こっているトラブルとして広く問題視されています。
古来より人間が食してきたものはそれなりに歯ごたえがあるものばかりでした。
しかし、現代では加工食品が多くなり、さらに柔らかいということが評価の対象となったため、あらゆる食品が柔らかく作られています。
同時に、家庭で使う調理器具も食材を柔らかく調理することができるようになってきています。
しかし、このような食生活をしていると、顎の筋肉がどんどん衰えてしまいます。
その結果、顎周辺の筋肉や皮膚が垂れ下がってきて、二重あごとなってしまうのです。
また、幼少期に柔らかいものばかり食べていると顎の発育が悪くなり、顎の骨格が未成熟なまま永久歯が生えてきます。
このため、現代では歯並びの悪い子供が増えているのです。
表情筋が衰えている
顔には様々な筋肉、表情筋があります。
本来その数は非常に多く、それぞれが働きあって、喜怒哀楽の表情を作りだしています。
同時に、表情筋は顔についている皮膚や脂肪を正常な位置にキープする役割もあります。
しかし、加齢や栄養不足、表情筋の使用頻度不足などによって表情筋が衰えてくると、顔についている皮膚や脂肪が重力にまけてどんどん下がってきます。
これは運動不足の人におこる体の各所のたるみと同じ理屈です。
いわゆるほうれい線やブルドックフェイスとはこうして起こるのです。
ほうれい線やブルドックフェイスは老けて見える原因でもありますが、そうなっている人の多くが二重あごにもなっています。
それだけ顔中の肉が重力によって下に引っ張られているということですね。
姿勢が悪い
姿勢が悪いというのも二重あごの原因の一つです。
姿勢と二重あごは関係ないように思えますが、実はいつも猫背や前のめりの姿勢になっていると、その間顎の筋肉の動きが妨げられてしまい、筋肉の老化を早めてしまうのです。
近年ではスマートフォンの普及により、猫背になる人が増えています。
それに伴い、30代以上を中心に二重あごになる人も増加しているようです。
また、10~20代にかけて長らく姿勢が悪いままになっている人は、今後深刻な二重あごのリスクがあると考えられています。
その他、顎関節の発育が不十分だったり強い衝撃を受けたことで、嚙み合わせが悪い人がいます。
この悪い嚙み合わせも二重あごの原因の一つと考えられています。
過剰に太っている
過剰に太っている場合、それは二重あごというより、余分な脂肪が顔や首の周りについているといえます。
この場合は肥満の原因である皮下脂肪を落とすしかありません。
もちろん、表情筋や顎の筋肉を鍛えることをしても良いのですが、直接的な原因である肥満を解消することが先決でしょう。
二重あごを解消する方法を徹底検証
それでは二重あごを解消するにはどうすればよいのか、その方法をご紹介していきます。
姿勢を改善する
猫背や前のめりの姿勢が二重あごの原因となるのですから、それを改善すれば良いということになります。
普段から姿勢に気をつけておくことはもちろんですが、まずは正しい姿勢を体に覚えさせる必要があります。
そこで、壁を背にして直立し、かかと、お尻、肩、後頭部を壁につけてみましょう。
これが正しい姿勢となるのですが、やってみると背筋や胸筋あたりに負荷がかかるのを感じる人もいると思います。
そういう人は知らないうちに姿勢が悪くなっていると思った方が良いでしょう。
ちなみに私もやってみたのですが、肩を壁につけようとすると、意識してかなり胸を張らなければなりませんでした。
ということは、普段は体を前にすぼめたような姿勢になっていると言えそうです。
このことが分かって以来、常に胸をはるようにして正しい姿勢を心がけています。
表情筋を鍛える
すでに二重あごになってしまっている人に有効なのが表情筋を鍛えることです。
また、二重あごになっていない人でも、いわゆる頬のリフトアップになりますので、表情筋のトレーニングはオススメです。
そのやり方ですが、もっとも簡単なのは、「あ・い・う・べー」エクササイズです。
「あ」を発音する口の形を10秒間キープします。
この時、額にシワができないようにしながら上目づかいにするとより効果的です。
つづけて、「い」「う」も10秒ずつ行っていきます。
最後に舌を思いっ切り出して「べー」と発音する口の形を10秒キープします。
以上を1セットとし、3セット行います。
どの形もオーバーなほど口を大きく開けて行うのがポイントです。
このエクササイズをやった時に、表情筋が突っ張るのを感じたり、思ったほど口が開かないと感じた人は、それだけ表情筋が衰えているということです。
ちなみに私の場合は、「い」の形で口角を上げた時に表情筋が突っ張るのを感じました。
慣れるまでは毎回かなりの突っ張りを感じていましたが、1ヶ月ほど毎日行っていると、徐々に筋肉がほぐれてきて、現在では当初よりも高く口角があがるようになってきました。
それにあわせて、顎周辺が引き締まったり、ほうれい線が薄くなったりという効果がでてきました。
マッサージをする
普段からあまり表情筋を使わずに長年暮らしていると、表情筋がかなり固くなって、可動範囲が狭くなっていると思われます。
そこで、マッサージをして筋肉をほぐし、表情筋の可動範囲を広げることで、二重あごを解消することができます。
また、リンパを刺激することで顎周辺に溜まっている老廃物を流すこともできます。
具体的には、二重あごになっている顎の下側の部分に親指をあて、そのまま耳の裏側に向けて推し進めていきます。
この時、顎に溜まっている老廃物や皮下脂肪をググーっと押し流していくようにイメージするのがコツです。
二重あごを解消する筋トレの方法
日常生活において少し意識を変えるだけでも顎の筋肉や表情筋を鍛えることができます。
よく噛んで食べる
昔から「食事はよく噛んで食べるように」と言われていますよね。
あれは消化をよくする効果があるだけでなく、顎を鍛えるという意味も含まれているのです。
出来れば歯ごたえのある固い物の方が良いのですが、柔らかい食べ物であっても、顎をしっかりと動かすことでトレーニングとなります。
要するに、1日に何回咀嚼したかがポイントになってくるのです。
あらゆる食べ物が柔らかくなった現代では多くの人があまり咀嚼せずに飲みこんでいます。
逆に、たまに固い物を食べると顎が疲れてきたりもします。
それでは咀嚼の回数不足になってしまうので、1口30回を目標にしっかりと噛むことを心がけましょう。
舌を回す
二重あご、ほうれい線、ブルドックフェイス等の解消に効果的なのが「舌を回す」という行為です。
口を閉じて舌を歯と唇の間に入れ、外側に押すようにしながら回していきます。
左周りを20回行ったら、今度は右回りを20回行います。
ただ舌を回すのではなく、舌でしっかりと外側に押しながら回すことが重要です。
そうするとたった20回だけでも舌の奥の方が疲れてきます。
しかし、1ヶ月間ほど続けることで、この舌の疲れが少なくなっていくのを感じるはずです。
これは徐々に顔の筋肉が鍛えられている証拠です。
慣れてきたら舌でより強く外側に押しながら、ゆっくりと回すようにしましょう。
また、舌を回す時に、舌の動きに合わせて目も回していくとより効果的です。
よく笑う
よく笑うといっても、含み笑いをするのではありません。
大きく口を開けて笑うという意味です。
人間が笑うという動作を行う時、「オトガイ筋」「小頬骨筋」「大頬骨筋」「顎二腹筋」などを使っています。
日頃からよく笑っていると、これらの筋肉を頻繁に使用していることになるので、二重あごの防止につながります。
笑うという行為はストレス解消にもなりますし、良い印象を持たれることも多いものです。
それらから考えても、日頃からよく笑うようにしましょう。
二重あごを解消する方法
二重あごになってしまった場合、顎や顔の筋肉が弛んでいる可能性の他に、もう一つ考えられる可能性があります。
それが「むくみ」です。
立ち仕事などで足がむくむことは良くあると思いますが、それは体内の老廃物が排出されずに蓄積されているからです。
そして蓄積された老廃物は足ばかりでなく、手や顔のむくみの原因にもなります。
その結果、二重あごになっている人も多いのです。
そこで、むくみが原因で二重あごになっている場合の解消法をご紹介します。
1つ目
「むくみ」とは排出されないで体内に溜まった老廃物によってできる現象です。
そして女性に多いのが冷え症による老廃物の蓄積です。
冷え症になると血液やリンパの流れが悪くなります。
そうなると、本来血液やリンパによって運び去られるはずの老廃物が体の各所に残ったままとなり、やがてむくみとなって現れます。
解消法としては足先を常に温めることが有効です。
また足先を温めつつ血行を促進する加圧ストッキングを履くのも効果的です。
2つ目
むくみ対策の二つ目はストレッチです。
特に骨盤を矯正するようなストレッチを行うと血液やリンパの流れが良くなります。
同時に便秘も解消されるので、むくみの原因となる老廃物の排出にはとても効果的です。
その他、乳酸菌や酵素を摂取して腸内環境を整えることも老廃物の排出に効果的です。
最近では腸内環境を整えることでダイエット効果があると宣伝しているダイエットサプリが沢山あります。
あれば腸内環境を整えることで老廃物の排出が促進されその分体重が落ちる、という点において正しいといえます。
リンパをマッサージすることが大切
顔や顎のむくみを解消するためには、直接顔周辺のリンパをマッサージすることも有効です。
リンパマッサージはエステでやってもらう人が多いのですが、自分でもできるのでその中から二重あごに効果的なものを2つご紹介します。
まずは耳の付け根の一番下あたりをぐりぐりと押すことです。
耳の付け根の一番下あたりに、少し凹んだ箇所があると思います。
ここがリンパ節といって、リンパ腺が沢山集まっている部分です。
このリンパ節を親指でぐりぐりと押すようにマッサージします。
次に、首を上下にさするのも有効です。
とくに後ろ首の骨の両側1㎝あたりを上下にマッサージすると、リンパがよく流れます。
またこの部分をマッサージすることで目の疲れや肩凝りにも効果があります。
二重あごをすっきりさせて綺麗になろう
二重あごになってしまったことで顔やせダイエットをしたいと思う人は多いはずです。
しかし、まずは何故二重あごになってしまったのか、その理由をよく考えてみることが大切です。
その理由が単なる肥満であるならばダイエットが効果的ですが、筋肉の衰えによるものやむくみによるものだった場合は、ダイエットをしてもほとんど効果はありません。
もっとも、二重あごになっている人のほとんどが筋肉の衰えとむくみの両方の理由に該当しているようです。
顔の筋肉を鍛えることは若々しいフェイスを保つことになりますし、むくみを解消することは健康で綺麗なシルエットを保つことになります。
その意味では二重あごのケアも兼ねて、顔の筋トレとむくみ解消を常に行った方が良いかもしれませんね。
きっと、二重あごだけではなく、全体的に美しい体になれると思いますよ。
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