高温反復浴って何?


健康のためにはぬるめのお湯に入るのが良いと言われていますが、高温反復浴熱いお湯に入ったり出たりして脂肪を燃焼させる入浴法です。

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ダイエットだけでなく、冷え性やむくみと言った女性特有の症状の解消にもおすすめ。

半身浴のように長い時間をかけなくてよいので、平日でも気軽にできるところもポイントです。

効果的なお湯の温度

高温反復浴に効果的なお湯の温度は、40~43℃です。いつもより少し熱いと感じるくらいの温度で良いでしょう。熱めのお湯では肌荒れが心配!と思われる方も多いと思いますが、湯船に入っている時間が短いので、そういった心配はないと言われています。

こまめに湯船に出入りするのがポイント

高温浴→休憩→高温浴→休憩→高温浴といった流れになります。

休憩時間は湯船から出ている時間のことですから、その間に体を洗ったり洗髪したりします。

お湯に肩まで浸かることと湯船から出て休憩することを3回繰り返すだけだからとても簡単です。

2度目の入浴の頃から身体が温まっていますので、汗が出て来ます。

高温反復浴の詳しい方法については、後の方でご説明しますね。

普通に入るよりカロリー消費につながる

高温反復浴でどのくらいのカロリーを消費できるかが気になるところですね。

実は1回の入浴で約300~400kcalも消費できるようですよ。300kcal以上を運動で消費するのって、けっこうしんどいですよね。

たとえば、ウォーキングやエアロビクスなら1時間以上続けることが必要です。それが入浴というリラックスタイムに20分ほどで消費できるのですから、早速試しに今日からでもやってみるしかありませんね!

※【運動別】300kcalを消費するには?

1.フリスビー80分
2.バレーボール80分
3.アーチェリー69分
4.乗馬60分
5.ウォーキング(5.6km/h)60分
6.ガーデニング(植苗)60分
7.ガーデニング(植樹)54分
8.バドミントン54分
9.雑草取り52分
10.けんけん飛び49分
11.スケートボード48分
12.子どもと遊ぶ(本気で)48分
13.ゴルフ(クラブを自分で運ぶ)44分
14.馬のグルーミング40分
15.クロスカントリーハイキング40分
16.ローラーブレード35分
17.テニス35分
18.サイクリング(19-22km/h)30分
19.ジョギング(1.6km/10分)24分
20.縄跳び24分

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高温反復浴の効果は?


つぎに高温反復浴による具体的な効果について説明していきます。

脂肪燃焼を促す

高温反復浴の一番の効果は脂肪燃焼効果です。

熱めのお風呂に入ると血行が良くなります。血液がスムーズに流れると、代謝もアップしてくるので、脂肪燃焼しやすくなります

湯船に入ったり出たりを繰り返すので、通常の入浴法よりも血管が活発に働くので、代謝がアップするのです。

また、体温が上昇すると、脂肪燃焼を促す褐色脂肪細胞の働きが活性化するため、さらに脂肪が燃えやすくなります。

 

汗をかいてデトックス

高温反復浴の2番目の効果は、デトックスです。

高温反復浴により血流がよくなると、腎臓へ流れていく血液の量も増えてきます。腎臓の働きが活発になると尿量も増加するので、老廃物がスムーズに排出されます。

デトックスはダイエットを助ける大きな効果です。老廃物がたまると代謝が落ち太りやすくなりますので、排出が促されることはダイエットでは理想的なのです。

入浴中の水圧効果によりリンパ管が圧縮されるので、リンパの流れもスムーズ。その結果、細胞間の余分な水分を細胞の老廃物とともに回収できるので、むくみの改善や予防効果も期待できます。

また高温反復浴では汗をかなりかきますので、毛穴に詰まっている皮脂や汚れも取り除くことができ女性にはうれしい美肌効果も!

このようにデトックスは、ダイエット以外のさまざまな健康・美容効果にもつながるのです。熱いお湯につかると血行やリンパの流れが促され新陳代謝が活発になるので、体の巡りが良くなるのですね。

 

高温反復浴の注意点


高温反復浴は比較的効果が早く現れやすいようですが、効果があるということは身体への負担もそれなりに大きいということです。

ここでは高温反復浴を行う際に注意しておきたい点についてお伝えしますから、必ず目を通してくださいね。

水分補給を欠かさない

とにかく汗をたくさんかきますので、水分補給は入浴前にも行っておきましょう。

発汗すると体内の水分量が少なくなり、脱水症状の原因にもなりかねません。入浴前、入浴後だけでなく、入浴中にもしっかり水分補給をしましょう。ペットボトルなどをお風呂場に持ち込むのもよいでしょう。お風呂から出たあとも、しばらく発汗は続きます。

体調が悪い時は控える

高温反復浴は、予想以上に体力を消耗する入浴方法です。熱めのお湯に入りますから、病中病後や体調が悪い時には控えてください。貧血気味の方、妊婦さんも同様です。

特に体調や健康上問題のない元気な方も入浴中に体に異変を感じた時にはすぐに中止しましょう。無理をしないことが肝心です。入浴時間が予定より長引いてしまうと、のぼせてしまうことがあるので注意が必要です。

※特に心臓や血圧の持病をお持ちの方には高温反復浴はNGです。

高温のお湯に入ると、それだけでも血圧が上がり、また心臓に負担をかけてしまいます。高温反復浴は肩までお湯に浸かる方法ですから、それだけ体に水圧がかかってきますので心臓への負担が大きくなるんです。

血圧は上昇するだけでなく、湯船から出たときに水圧がなくなるために血圧が急に低下することがあります。心臓や血圧の持病がある方は、ぬるめのお湯で行う半身浴が安心でしょう。

1日何回もやらない

高温反復浴はカロリーをかなり消費する分、体への負担が大きいことは先ほどもお話しましたね。

高温のお湯に入ったり出たりと反復し過ぎると、体調が悪くなる場合もあり注意が必要です。

効果があるとついうれしくて何回も行いたいところですが、高温反復浴は1日に2回までとしてください。6時間以上は空けるようにという報告もあります。

体を冷やさない

お風呂からを出たあとも汗がなかなかひきませんが、冷房の効いた部屋に入って一気に体の熱を冷やさないようにしましょう。

40度ほどのお湯に15分間くらい入っていると、体温は約1.5度上がるそうです。

上がった体温をゆっくり下げていくと、ヒートショックプロテインと呼ばれるたんぱく質が出てきます。このたんぱく質は細胞を修復する機能があり注目されている成分です。

※ヒートショックプロテインとは?

ヒートショックプロテイン(HSP)は、ヒート(熱)・ショック(刺激)・プロテイン(タンパク質/酵素)という名前の通り、「熱」の刺激によって発生するタンパク質です。
このタンパク質は、様々な美容と健康に優れた力を持っています。
例えば、紫外線やストレスから細胞を守り、日焼けなどの炎症を抑えます。疲労や活性酸素、老化による弱ったコラーゲンを修復して、ハリのある健やかで美しいお肌を保ってくれます。
その他、癌細胞などの存在を免疫細胞にお知らせして、効率よく退治してくれます。
Ciel de Marie

せっかく体に良いタンパク質が出る機会を逃さないように!

 

高温反復浴の詳しいやり方って?

では、高温反復浴は実際にどんな感じで行うのでしょうか。冒頭でも簡単にお話しましたが、改めて入浴方法を詳しくご説明しますね。

①40~43℃の熱めのお湯をはります。

②湯船に5分間入ります。

半身浴とは違います!肩までしっかり浸かります。

②湯船から出て3~5分体を休めます。

休んでいる間に体や髪を洗います。洗い切れない部分はつぎの休憩のときに。

③再度湯船に3分間入ります。

汗が徐々に出てきます。お湯に浸かっている間にマッサージをすると脂肪が燃えやすくなります。

④湯船から出てまた3~5分体を休めます

体や髪を洗います。

⑤湯船に3分間入ります。

ラストの入浴です。汗がかなり出てきます。

⑥水分をしっかりと拭き取ってから、汗が出てもよいバスローブなどを着て30分くらい休憩をとります。水分の補給も忘れずに!

※いきなり熱いお湯に入るのではなく、シャワーをかけて身体を温めてから湯船に浸かるようにしましょう。

※夏や冬などは、お湯の温度や湯船に浸かる時間を調整しましょう。

バスソルトを入れると、ダイエットにさらに効果的です。

※応用編として、休憩時に冷水のシャワーを浴びる方法もあります。首筋や胸元に集まっている褐色脂肪細胞を刺激して脂肪をより燃焼させるために冷やす方法ですが、高温反復浴に慣れてきてから試してみるとよいでしょう。

入浴は数回に分ける

高温浴(5分)→洗身(3~5分休憩)→高温浴(3分)→洗髪(3~5分休憩)→高温浴(3分)といった流れになります。

普通の入浴では湯船に浸かるのは最初と最後の2回だと思いますが、高温反復浴では、3回に分けて熱めのお湯に入ることで、ダイエット効果が得られるのです。

休憩時間を取る

高温反復浴では湯船に浸かり過ぎないように、必ず間に3~5分の休憩時間を入れてください。

湯船から出て身体を休めている間に、洗髪をしたり体を洗ったりします。また高温反復浴中にマッサージをするのも効果的です。

 

高温反復浴の口コミ


高温反復浴はダイエット効果がある入浴法であることは分かっても、本当にお風呂の温度と入浴方法だけで痩せられるのかしらと思いますよね。そんなときには口コミがやっぱり参考になります。

口コミ

今まで半身浴をしていましたが、それでも効果あったのに、この高温反復入浴はもっと効果ありでした! 休憩も入っているのでやりやすいし、スマホいじりながらでもできるので最高

@nifty

半身浴派でしたが、冬は寒いし汗がでるまで時間もかかり、毎日の入浴タイムが長くなりしんどく感じていました。 この方法にして、3分があっという間で、しかも汗もダラダラ出てとても効率がいいです。今まで1時間入浴に使っていた時間はなんだったんだろう?と感じます。

@nifty

冬の間むくみがひどかったので 1週間前から始めました。 お金がかからないし運動器具も必要なし。 風呂に入るときちょっと時間を工夫するだけ。 やり終わったあとのお肌のもちもち感、気持ち良さを 感じられるようになってきてはまりそう。

@nifty

この高温反復浴 1ヶ月続けて5kg痩せました! もちろん食事制限+ある程度の筋トレ+30分犬の散歩も組み合わせています。 代謝よくなりますし、汗をすごくかくので肌の調子も良いです。 始めて1週間ぐらいで体型に変化が出てきて、2週間で 周りから痩せたね!といわれました。 一回の入浴で5セットやり、入浴前と後では体重800g変わります。

@nifty

普段から汗をかかないので試しにとやってみました。元々、お風呂にじっくり浸かるのが好きなんで音楽聴いたりして15分たったら出て10分休んでまた入ることを3回くらいしています。まだ3日目ですが食事を変えてないのに1kg痩せました

@nifty

反復浴をすると冷え性の私でもびっくりするくらい体がぽかぽかします。また、私は新陳代謝も悪く、運動をしてもめったに汗をかかないのですが、反復浴をすると汗だくだくになります。かなり私に合っているダイエット法です。

@nifty

口コミまとめ

口コミからは効果をかなり実感できている方が多いことが分かります。

体重が減っている方も多く、大半の方が汗をかなりかかれているようですから、体重に変化が現れているのでしょう。

今まで汗をかきにくかった方も汗が出るようになったとのことから新陳代謝が良くなっていることが分かります。

半身浴も効果があるけれど時間がかかるので、高温反復浴に切り替えたという方も多く見られます。

 

高温反復浴のまとめ

高温反復浴は40~43℃のお風呂に3回に分けて入ることで、ダイエット効果がかなり期待できる入浴方法でしたね。

実際に高温反復浴を実践されている方で減量できた方も多いので、まずは試してみませんか?

コストもかからず、今日からでもすぐに始められるところも魅力ですね。

今回ご紹介した以下のポイントや注意点を確認しておきましょう。

  • 高温反復浴は1回の入浴で300kcal以上を消費できる
  • お湯の温度はいつもより少し熱いくらい
  • 入浴と休憩を3回繰り返すことで発汗し脂肪燃焼とデトックス効果がある
  • 入浴前、入浴中、入浴後の水分補給が大切
  • 体力を消耗するので無理はしないこと
  • 少しでも体調が悪いときは行わない

高温反復浴はダイエット効果以外にも、冷えやむくみの改善、安眠効果もありますので、上手く取り入れてバスタイムを活用しましょう。

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