ダイエットにおにぎりを食べる理由
「ダイエットとおにぎり」
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おにぎりは炭水化物ですし、最近の糖質制限ブームを考えるとどうもしっくりこないように感じるかもしれません。
何故ダイエットでおにぎりが今、注目されているのでしょうか?
日本古来の食生活で体質改善
おにぎり、パン、パスタ、ラーメン。
すべて炭水化物だからどれでも同じ!と思いますか?
ところが日本古来から続く伝統的な食べ物であるご飯は、小麦で作られたパンやパスタよりも糖質・脂質が少なく、更には食後の血糖値上昇も少ないとされているんです。
例えば炭水化物含有量の割合で比較すると、パスタは72%、パンは47%なのに対し、白米は37%と驚きの低さ。
これならダイエットに向いているといわれるのも納得ではありませんか?
そもそも時代の流れと共に食の欧米化が進み、栄養価も偏りがちな現代人…。
昔と比べて、肥満や生活習慣病になる人が増えたのも、食文化の欧米化が少なからず影響しているはずです。
そういった背景を踏まえて、おにぎりを中心とした日本古来の食事により体質改善を図る意味は大きいといえるのではないでしょうか。
日本食の持つ本当の魅力に気づく為にも、一度チャレンジしてみる価値は大いにあるように思えます。
冷たいご飯で血糖値の上昇を抑える
おにぎりダイエットは、「ただのご飯」でなく「おにぎり」であることに大きな意味があります。
おにぎりの場合、熱々ではなく冷たい状態で食べることも多いですよね?
実はご飯は冷める過程で、でんぷん質内に含まれるレジスタントスターチという成分を増加させていきます。
このレジスタントスターチは小腸まで消化されない性質を持っているため、消化されにくい形に変化を遂げた一部のでんぷんは最終的に大腸に到達、排出されてしまうのです。
つまり、温かい状態でご飯を食べるよりもエネルギーになりにくく、更には排便を促してくれる効果にも期待できるんですね。
ちなみにレジスタントスターチは食物繊維のひとつですので、整腸作用やご飯の糖質、脂肪の吸収抑制、空腹感を抑えるなど、ほかにも色々な魅力がいっぱい!
おにぎりダイエットを実践するときは、ぜひ冷たい状態で食べることを心がけるようにしてください。
おにぎりダイエットの方法
おにぎりダイエットと一言で言っても、ただおにぎりをむしゃむしゃ食べるだけではありません。
ルールや注意点、ポイントなどがいくつか存在し、それらに気をつけて実践することこそ重要になるのです。
ここからはおにぎりダイエットの具体的な方法をご紹介しましょう。
基本的にはおにぎりを食べる
冷たいご飯がダイエットにおすすめという話をしましたが、おにぎりを食べて欲しい理由はほかにもあります。
まず、自分の食べた量が分かりやすい点。
ご飯だとどうしても目分量になってしまいますし、特に外食などでは量の判断も難しく、食べ過ぎに繋がる危険性もあります。
一方、おにぎりの場合は摂取量を見た目で判断しやすいため、管理もそれ程難しくはならないでしょう。
またおにぎりをおすすめする理由はほかにも、食物繊維豊富な海苔など、ダイエットに効果的な食材を簡単に摂取できる点。具を変えることにより応用が利くため、飽きにくい点などが挙げられます。
では具体的な方法についてですが、量の目安は一日1合~3合のおにぎりを食べること。
- 朝は1~2個
- 昼は2~3個
- 夜は1個(野菜のみ食べる方法も)
上記がおにぎりを食べる量のそれぞれの目安になります。
また、おにぎりと合わせて野菜を中心とした低カロリーなおかずを一緒に食べるのが、おにぎりダイエットの基本だと考えてください。
食べてもいいおかず
おにぎりダイエットはおにぎりそのものだけでなく、一緒に食べるおかずにも気を配ることが重要です。
まずここではおにぎりと一緒に食べても良い食材、食品をご紹介しましょう。
- おにぎりの具としては梅干し、こんぶ、おかか、ごま塩など低カロリーのものを選ぶ
- 野菜、海草類
- おひたし、サラダ(ドレッシングはノンオイルやポン酢など)、煮物(根菜類)、豆腐
- 味噌汁も野菜中心
基本的には低カロリーであり、脂肪や炭水化物を含まない食品を選ぶと良いでしょう。
食べてはいけないおかず
食べてもOKより、食べるのがNGの食材に気を使うのがおにぎりダイエットのポイントです。
いくらおにぎりを量を守って継続的に食べていても、その他の食材がふさわしいものでなければ効果も出にくいと覚えておきましょう。
ではおにぎりダイエット時に避けるべきおかずを紹介します。
- おにぎり以外の炭水化物(芋やとうもろこし含む)
- 肉・魚
- マヨネーズなどの油が入ったドレッシング・調味料(ただしアマニ油は例外)
- 揚げ物、炒め物
- お酒やジュース(野菜ジュース含む)
- お菓子
また、絶対にNGではないですが、果物も避けたほうが賢明といえます。
食べてはいけない品目が意外と多くありますので、様々な品目から栄養をバランスよく摂取することを心がけましょう。
3週間ほどの期間で実行する
食べるものや量以外にもおにぎりダイエットで気をつけたいのが「期間」です。
というのもおにぎりダイエットは、食べられる食材が限られることもあり、栄養が不足しがち。
もちろん食事の品目を工夫するなどしてある程度対策は立てられますが、体質改善の意味合いも強いダイエット法のため、短期集中型ダイエットであることを覚えておいてください。
目安としては3週間程度になります。
ただ、体がおにぎりダイエットに慣れている状態ですので、期間が終了しても徐々に食生活を本来のスタイルに戻すと良いでしょう。
体と相談しながら進めるのも、おにぎりダイエットにおける大きなポイントのひとつです。
おにぎりダイエットの注意点
他のダイエットと同じく、おにぎりダイエットでもコツやポイントは異なる「注意点」が存在します。
知らなかった…では、結果的にダイエット失敗に陥る可能性も高くなってしまいますから、事前にチェックしておくようにしましょう。
サプリメントを上手に活用する
文字通り、おにぎりを中心としたダイエットですから、やはり一番の注意点は栄養不足・栄養の偏りです。
おかずもかなり制限されている状況ですし、ダイエットだけでなく、健康にも大いに気を使わなくてはいけません。
そこでぜひ取り入れて欲しいのがサプリメントです。
特に不足しがちなたんぱく質はサプリメントで補い、体の働きをサポートしてあげましょう。
ちなみにダイエット効果を更に高めたい場合、糖質の吸収を抑制するサプリを併用する方法もあります。
おにぎりはあくまで炭水化物、つまり糖質ですので、血糖値上昇を抑える意味でも糖質カット系のサプリと併用するのもアリでしょう。
ただ、まずは健康第一。
おにぎりダイエット中の食生活と体調を見ながら、不足した栄養素をサプリで補うのが一番のおすすめ方法です。
長期的に続けると逆に太る危険も!
おにぎりダイエットは体質改善を大きなテーマとしています。
また、おにぎりを中心として低カロリー、低脂肪、低糖質の食事が続くため、長く続ければ続けるほど、普段の食事に戻した際には濃い味のものやこってりした食事を取りがちになってしまいます。
そのため、ヘルシーな食事からそのような食事に戻した場合、一気にリバウンドしてしまう危険性があることを覚えておきましょう。
長期的なおにぎりダイエットでストレスが溜まってしまいバカ食い…。
こうしたリスクも高めてしまいますので、おにぎりダイエットは長期的なダイエットに向いているとは言えません。
過度な運動を控える
ダイエットに運動は定番ですよね。
おにぎりダイエットで食事管理しているなら、いっそのこと運動も組み合わせて激やせを狙いたいところかもしれません。
しかし、いくら炭水化物であるおにぎりを摂取しているとはいえ、全体的な摂取エネルギー量は普段より少なくなっているため、過度な運動は控えましょう。
張り切って運動したもののエネルギー不足で体調を崩す・・・などという事態に陥ってしまってはダイエットどころの話ではなくなってしまいますから。
おにぎりダイエットはあくまで、運動をあまりせずに行うダイエットと考えて良いかもしれません。
おにぎりダイエットに関する口コミをご紹介
実際におにぎりダイエットを実施した人の生の声、体験談はやはり気になるかと思います。
ここからはおにぎりダイエットに関するSNSの口コミをいくつかご紹介することにしましょう。
おにぎりダイエットおすすめです。5キロぐらいすぐ落ちる。
まあ今から5キロ分飲みますけどね
ダイエット自体は成功。でもやっぱりリバウンドに気を使ってこそ、おにぎりダイエットは意味を成します!
今日1日の摂取カロリー。
よきよき(?´ω`?)サラダとおにぎり一つだけで
ふつーにお腹いっぱいになるし
野菜おかずに白飯食べる私には
おにぎりダイエットすごい向いてるかも
普段から野菜中心の食生活だと、おにぎりダイエットの品目制限も気にならないのでしょうか。
やはり食事中心のダイエットですから向き、不向きはあるでしょう。
おにぎりダイエットはじめてみた(昼だけ)。野菜も摂らねばなと今まで選択肢になかったサラダを初めて買ってみた。まずはちゃんと続けていくことを目標に。
この方の場合は、おにぎりダイエットをきっかけに栄養バランスを考え始めた様子。
日ごろの食生活を見直せると考えれば、ダイエット以外にも利点があるといえますよね。
オニギリダイエット、効果あるかも(マジで)! と思った矢先に知り合いの会合に参加してあれこれ食べさせていただいたら一晩で1.5kg増…。また一からやり直すの心。
こういった口コミを見ると、外食や会合なんかをどうやって乗り切るかもかなりのポイントになってきそうですね…。
仕事や生活スタイルもおにぎりダイエットとの相性を分ける要因なのかもしれません。
おにぎりダイエットのまとめ
短期集中型のおにぎりダイエット。
糖質制限系のダイエットが流行る中、ご飯が食べたい!炭水化物大好き!という人にはもってこいのダイエット方法かもしれません。
とはいえ、詳しく見ていくと色々とルールや注意点があるのもまた事実です。
ダイエットは何事も「良い加減にするのはタブー」ですから、やり始めたのであれば徹底してルールを守りながら進めることを心がけましょう。
新感覚のおにぎりダイエットは恐らく体感しなければ、自分に向いているかどうかの判断も難しいはず。
やり方自体は手軽ですので、未経験の人は一度チャレンジしてみて欲しいと思います。
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