デブ菌って聞いたことあるけど何のこと?

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悪玉菌、善玉菌、ビフィズス菌、乳酸菌なら聞いたことあるけれど、デブ菌っていったい何なの?って思う人が大半でしょう。

実は、私もつい最近、デブ菌の存在を知ったのです。デブ菌があるなら、ヤセ菌もあるのでは?と思ったところ、やっぱりヤセ菌もありました!

デブ菌の正体は、ファーミキューテスという菌です。どうもこの菌が肥満に関係しているようなのです。腸内細菌の90%は、バクテロイデスという菌かこのファーミキューテス菌のどちらかに属するそうですが、肥満の人は、ファーミキューテス菌、つまりデブ菌が多いとか。

ファーミキューテスは、脂肪や老廃物を溜め込む性質があるので太ってしまいやすく、デブ菌と呼ばれるているのですね。

今回は、デブ菌の正体を詳しく学んでから、ヤセ菌についてもお話していきます。

デブ菌を減らして痩せるためには?

デブ菌が腸内に多いから太っているというのなら、デブ菌を減らせば、痩せるという話になりますよね。

では、どうやってデブ菌を減らしたらいいのでしょう?おすすめは、酵素や発酵食品を摂ることにあるようです。

酵素の多い食事をとる

酵素を含む食品を摂るとデブ菌を減らせるというのは、酵素の多い食品には腸内環境を整える作用があるものが多いからなんです。

代謝を上げるためにも、酵素はとても大切な栄養素です。代謝があがれば、エネルギーの消費量も増えてくるので、太りにくくなるわけです。

※デブ菌を減らすのにおすすめの酵素を含む食材とは

①野菜類

特にキャベツ、山芋、大根、カイワレなど

②果物類

特にパパイヤ、キウイ、バナナ、パイナップル、リンゴなど

③発酵食品

納豆、味噌、チーズ、ヨーグルト、漬物など

 

以上の酵素の量が多い食品を毎日でも食べるとよいでしょう。

納豆、野菜がいっぱいのお味噌汁、漬物といった和食が良さそうですね。デザートには果物か、ヨーグルトにバナナやキウイ、りんごを入れて食べるのもいいかも。

酵素ドリンクを飲む

酵素と言えば、ダイエットのために酵素ドリンクを飲んでいる方も多いと思います。

外食が多く食事で意識して酵素を摂るのが面倒な方は、酵素を効率よく摂取できる酵素ドリンクを利用するのがおすすめです。

野菜や果物を丸ごと発酵させてある酵素ドリンクは、安全なものにこだわりたいところ。原液100%の無添加のものを選びましょう。

サプリメントを飲む

酵素ドリンクよりさらに手軽に酵素を摂取できるものがサプリメントです。ただし、デブ菌を減らすサプリは通販でしか取り扱っていません。

これらのサプリは、腸内環境を整えて、脂肪が吸収されにくい体をつくるのに役立つサプリです。

ダイエットをいろいろ試したけど効果がない、デブといつも言われ落ち込んでいる、ダイエット中でも好きなものは食べたい…といった人におすすめです。

油物を控えて腸内環境を整える

デブ菌が増える原因は、食事の内容にあります。

デブ菌のファーミキューテスは、脂っこい食べ物を好みます。揚げ物やファーストフード、スナック菓子などは、脂質が多く、カロリーが高めで、さらにデブ菌を増やしてしまうのです。

つまり、そういうものを食べれば食べるほどデブ菌にエサを与えていることになります。

揚げ物で使う油は加熱するとすぐに酸化し始めます。油は酸化すると、悪玉菌を増やすので、善玉菌が減ってしまうのです。腸内環境を整えるには、油物は避けたいですね。

デブ菌を減らすと嬉しい効果がたくさん!

日ごろの食事を見直したり、酵素ドリンクやサプリを継続して利用したりすることで、デブ菌が減ってくると、健康的な腸内環境が戻ってくるので、身体には次のような効果がいろいろ現れてきます。

ダイエット効果

デブ菌は、腸内で有害物質を作ってしまいます。血液がドロドロになり流れが悪くなると、血液中の栄養が脂肪となって取り込まれ、皮下脂肪や内臓脂肪につながるのです。

つまり、デブ菌が体内に多いと、老廃物が排出されずに溜まってしまうのです。なので、ダイエットを頑張っても一向に痩せないという人は、腸内にデブ菌が多く潜んでいる可能性があります。

デブ菌はその作用から、ダイエットの天敵ともいえる存在ですから、デブ菌が減ってくると、ダイエット効果が上がってくるでしょう。

美肌効果

腸の中にデブ菌が増えてくると便秘がちになります。便秘になると、特にお肌への影響が顕著です。デブ菌がつくりだす有害物質の一つ「フェノール類」が肌荒れを引き起こす元であることが分かっています。

なので、高価な基礎化粧品を揃えてスキンケアに励んでも、肌あれは改善されません。もし肌荒れが治らなかったり、不調が続いたりする場合は、腸内でデブ菌が増えて作用していると思ってください。

腸内環境を整えること、すなわちデブ菌を減らすことが、美肌への近道なのですね。

体がすっきり健康的に

デブ菌が減って腸内環境が良くなると、善玉菌が働きやすくなるのです。その結果、脂肪吸収が抑えられ、体脂肪も落ちやすくなってきます。

美容・ダイエット面だけではありません。免疫力が高まり、さらには発がん性物質を抑えられるので、がんなどの病気予防にも効果を期待できます。

腸内環境を改善するダイエットでは健康的に痩せられるので、体も軽く元気になっていきます。

【番外編】ヤセ菌とは?

デブ菌に対するヤセ菌とは、どんな菌でしょうか?

デブ菌と対照的な菌のこと

ヤセ菌の正式名は、バクテロイデス

デブ菌は、体外に排出すべきものも体内に溜め込む特徴のあるファーミキューテスと呼ばれる細菌でしたね。対して、ヤセ菌は、脂肪細胞に働きかけて脂肪の蓄積を防いだり、また筋肉に働きかけて脂肪を燃やしたりして肥満を予防してくれる菌なのです。

つまり、バクテロイデスは痩せやすい体質の元となるので、ヤセ菌と呼ばれているわけです。

ここで、ちょっと腸内細菌の説明をしておきますね。

腸内には 500~1,000種類の細菌が存在し、数は100兆個と言われています。そして、成人女性の場合はその重さがなんと1kg以上もあるそうです。想像を超える重量には驚いてしまいます!

そして、これらの腸内細菌はつぎの3種類に分類されます。

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見(ひよりみ)菌

善玉菌で代表的な菌が、ビフィズス菌と乳酸菌です。

人によって太りやすさに差があるのは、この腸内細菌のバランスが原因であると考えられています、

善玉菌、悪玉菌が腸内にあることはよく知られていますが、日和見菌という菌も存在し、この菌が良いのか悪いのかどっちつかずといった感じの菌なのです。

つまり、善玉菌が優位になると、日和見菌は良い働きをしますが、反対に悪玉菌が優位になると、身体に悪いことをするのです。そして、ヤセ菌もデブ菌もこの日和見菌に含まれます。

ヤセ菌に頑張ってもらうには、善玉菌が多い腸内環境を作ることが大事です。善玉菌が増えれば、ヤセ菌も増えるので、腸の動きがいっそう良くなり便秘解消につながります。

ちなみに、腸内細菌の最適のバランスは、善玉菌が20%、日和見菌70%、悪玉菌が10%と言われており、このバランスでは悪玉菌も身体に良い働きをしてくれます。

痩せやすい人の腸内には痩せ菌が多い!

太らないようにと、つねにカロリーを気にしながら、ダイエットを心がけている女性は少なくないと思いますが、世の中にはいくら食べても太らない人っていますよね。

なぜ、同じ食事量、同じ運動量でも、太る人もいれば痩せている人もいるのでしょう?不思議に思ったことないですか?

その差って、実はこのヤセ菌の存在のようです。

痩せやすい人、食べても太りにくい人の腸内には、ヤセ菌、つまりバクテロイデスが多いことが研究により分かっています。肥満の人にはヤセ菌が少ないという結果も出ていますので、痩せるためには、ヤセ菌すなわちバクテロイデスを増やすことが鍵になりそうですね。

ただし、今のところ、このバクテロイデスの商品がないので、この菌を増やすには腸内環境を整えることが大切なことといえます。

ヤセ菌が増え過ぎてもよくない!

善玉菌が増えれば、ヤセ菌も増えてくることは、先にお話ししましたね。

この善玉菌やヤセ菌を増やすために、食物繊維を多く含む食品や納豆やヨーグルト、味噌などの発酵食品、はちみつ、玉ねぎなどのオリゴ糖を多く含む食品を摂るのはとても良いことです。

しかし、摂り過ぎにより、善玉菌が活躍し過ぎると、下痢や腹痛などを起こすことも!これは腸の活動が活性化し過ぎることによる副作用とも考えられます。

なので、ビフィズス菌などの善玉菌の取り過ぎによる症状が起きた場合は、摂取量を控えるとよいでしょう。

多く摂り過ぎても、通常は腸が受け止めてくれるので問題はないのですが、多く摂取した分は働ける量の限界を超えると排出されてしまいます。なので、適量を続けて摂取することが賢明といえますね。

また、悪玉菌とはいえ、善玉菌は悪玉菌がなくなると、働かなくなります。善玉菌が優位な腸内では、悪玉菌も有益に働くことが分かっています。

したがって、腸内細菌のバランスがとても大切なのです。この点については、次に説明しますね。

バランスが重要

上述しましたように、ヤセ菌が多ければ多いほど痩せられるというわけでもなく、2つの菌のバランスがとても大事なんです。

デブ菌とヤセ菌の理想のバランスは4:6とされています。このベストバランスでは、ヤセ菌がイキイキと働けるため、体に良い効果をもたらしてくれるのです。

中間的な存在である日和見菌は、善玉菌にも悪玉菌にも傾く可能性があります。そのため、ヤセ菌を増やすには、腸内環境をいつも良い状態に保ち、日和見菌を味方につけることです。

ヤセ菌を増やすには、体に良い影響を与える善玉菌が優位な腸内環境を維持することが大切なのですね。

ヤセ菌をどんどん増やしても、腸内環境が悪いままだとヤセ菌も体に悪い働きをするようになります。

健康な腸内環境を保つことで、デブ菌とヤセ菌の比率が良ければ、結果的には体にさまざまな良い影響が現れてきます。

ダイエットをするには知識が重要

ダイエットを行うには、そのダイエットが本当に自分に合う方法なのか、またどんな効果を得ることができ、効率的に行うにはどんな方法が良いかなど、予め学んで知識をつけておく必要があります。

正しい方法じゃないと体に悪影響

ネット上にはさまざまのダイエット情報が溢れています。中には間違った情報を掲載しているサイトも時折見かけますので、注意したいですね。

ダイエットは正しく行わないと、効果が現れないだけでなく、身体に悪い影響が出る場合もあります。

たとえば、サプリメントの利用に際して不安があれば、メーカーのお客さま相談室などに疑問に思っていることや服用について相談することも必要です。

知識を持ってると効果的なダイエットができる

ダイエットを行う上で、その内容についての知識があるかないかで結果が大きく変わってくると思います。知識があれば、ダイエットを続けていてもなかなか効果が実感できないときには、その大体の原因なども自分で分かりますし、もっと効率的にやるために方法を軌道修正することもできます。

知識がなく、自己判断だけで、ダイエット方法を変更してしまうと、ダイエット効果が全く得られないかもしれません。

ダイエットについて学んでいると、身体のしくみが良く分かってきますので、より一層健康を意識して生活できるようになることはメリットですね。

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