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ぽっこりお腹は嫌ですよね
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お風呂に入る時に鏡に映った自分のぽっこりお腹にがく然!
そんな経験をした人は多いと思います。
若い頃からの肥満以外に、加齢と共に徐々に脂肪がついてくるパターンや、生活習慣が変化したことで急激に太ってしまうパターンなど、ぽっこりお腹には様々理由があります。
つまり、ぽっこりお腹を予防・解消するためには、太る原因を改善していく必要がある訳です。
そこで今回は、ぽっこりお腹になってしまう原因とその予防・解消方法にご紹介していきます。
下腹部に脂肪がついてしまいやすい人の特徴とは?
神様が不公平なのか運が悪いのか・・・
不思議なことに下腹部に脂肪がつきやすい人とつきにくい人がいますよね。
食べるのが大好きでいつも沢山食べているのに全然太らない人もいれば、体型に気を使ってあまり食べていないのに、簡単に太ってしまう人もいます。
この脂肪がつきやすい人とつきにくい人では、一体何が違うのでしょうか?
基礎代謝が低い
脂肪がつきやすい人の特徴の1つに基礎代謝が低いことがあげられます。
基礎代謝とは、呼吸はまばたき、体温維持など人間の生命活動・基本的生活に必要な機能を行う際に消費されるカロリーのことです。
この基礎代謝ですが、一般的に筋肉の量が多い方が、消費カロリーも多いと言われています。
仮に、体重50㎏の人間、AさんとBさんがいたとします。
同じ体重ですがAさんは筋肉質、Bさんは筋肉が少なく脂肪が多いとします。
この場合、二人がまったく同じ動作をしても、消費するカロリーの量はまったく違います。
Aさんの方がはるかに多いのです。
呼吸、まばたき、歩行などのほか、消化、体温維持などあらゆる生命活動において、Bさんよりも消費カロリーが多いので、その分だけ太りにくいという訳です。
しかも、人間が一日に消費するカロリーの7~8割は基礎代謝で占められています。
(実は運動によって消費されるカロリーはわずかしかないのです)
過度な食事ダイエット、加齢、運動不足などは筋肉量の低下を招きます。
それは基礎代謝が低下することを意味するので、太りやすくなっているのです。
腸内環境が悪い
「腸内環境」や「腸内フローラ」を改善するとダイエットによい、と盛んに言われていますよね。
これは、腸内環境を改善することで
- ①溜まっていた老廃物の排出が促進され体重が落ちる。
- ②善玉菌が増えることで腸の働きが活発になり、余分な糖質や脂質を排出することができる。
という二つの効果あるということを意味しています。
腸内環境の改善は②の効果の方がメインなので、痩せるというよりは太りにくい体質になれるという方が正しいといえるでしょう。
ということは、逆にいえば、腸内環境が悪い人は太りやすいということになります。
腸内環境が悪いと、どんなダイエットをしてもその効果が薄れてしまいます。
太りやすい状態なので、腸内環境の良い人と比べると脂肪がつきやすい状態でもあります。
便秘症の女性は沢山いますが、便秘になること自体が腸内環境が悪い証拠だと思われます。
また、サプリメントや運動をしてもなかなか痩せないという人も腸内環境が原因となっている場合があります。
これらに該当する場合は、食生活などに気を付けて、腸内環境を改善することから始めましょう。
太りやすい遺伝子を持っている
「家族全員が太っている」というパターンはよくありますよね。
それには太りやすい遺伝子が関係していると思われます。
実は、基礎代謝量を減らしてしまう10種類の遺伝子が存在していて、厄介なことにその遺伝子を持っている人と持っていない人がいるのです。
例えば、β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)という遺伝子を持つ人は、持たない人と比べて基礎代謝が一日辺り200キロカロリーも低いことが分かっています。
200キロカロリーというとお茶碗に少なめに盛ったご飯1杯分くらいです。
毎日ご飯1杯分多く食べているのと同じ計算になる訳で、太りやすいのも当然ですよね。
このβ3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)ですが、日本人の3人に1人が持っているそうです。
この他にも、アンカップリングプロテイン遺伝子(UCP-1:日本人の25%が保持)やβ2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR:日本人の16%が保持)などの太りやすい遺伝子があり、いずれも1日の基礎代謝量が100~200キロカロリー少ない傾向があります。
下腹部ダイエットの方法5つとその効果
太りやすい原因が分かったところで、それを踏まえてどのようなダイエットをすればよいかをご紹介しましょう。
ランニング
最近ブームになっているのがランニングですね。
ランニングシューズとウエアがあれば、どこでも手軽にできるので、比較的コストのかからないダイエット方法です。
このランニングが効果的な理由は、有酸素運動だからです。
人間が運動する時にエネルギー(=カロリー)を消費します。
この時、まずは血液中に含まれるエネルギーから消費し、それが無くなると身体についている脂肪をエネルギーに変えて運動を続けるようになります。
これがいわゆる脂肪の燃焼です。
有酸素運動は呼吸しながら運動をするので、運動の持続時間が長くなり、その結果脂肪を燃焼させやすいのです。
ランニングにおいては、血中のエネルギー源を使い果たすまでに20分ほどかかると言われています。
つまり、ランニングによって脂肪を燃焼させようと思うのなら、20分以上走り続ける必要があるということです。
なので、あまりハイペースで走らず、一定のペースで長く走り続けることを念頭に行うと良いでしょう。
ちなみに、血中のエネルギー源を使いきってから脂肪を燃焼させるという考え方は、ウォーキングやエアロビクスなど、有酸素運動と呼ばれるものすべてに共通する考え方となります。
腹筋
ランニング等の有酸素運動に対して、腹筋などの筋トレは無酸素運動と呼ばれます。
有酸素運動の目的は脂肪を燃焼させることですが、無酸素運動の目的は筋肉をつけて基礎代謝をあげることにあります。
そのため、体に強い負荷をかけて短時間で行う方が向いているといえます。
また、ランニングと筋トレでは体につく筋肉の質が異なります。
ランニングではしなやかで耐久性のある筋肉がつきます。
筋肉量としては多くはありませんが、体を引き締めのに適していて、主に女性向きといえます。
一方、筋トレでつく筋肉は硬くて瞬発力のある筋肉がつきます。
筋肉量も多く、男性的な体を作るのに向いています。
有酸素運動と無酸素運動、どちらを行っても最終的にカロリーを消費することに変わりはないので、自分がどんな体型になりたいかで選ぶと良いでしょう。
サプリメントを飲む
世の中には様々なサプリメントがあります。
脂肪の燃焼をサポートするもの、筋肉をつけるのをサポートするもの、腸内環境を改善するもの、糖質や脂質の吸収をカットするもの、食欲を抑えるためのもの等々です。
理論的にはそのどれもが大なり小なりダイエット効果を発揮します。
ただし、ダイエットにおけるサプリメントは、あくまでもサポートであって、メインではありません。
実際、どのダイエットサプリメントにも、「食事管理と適度な運動が必要」と書かれています。
「○○というサプリを飲んだけど全然効果がなかった」「やはり運動しないとダメだと分かった」など、サプリメントの口コミをみると失敗した人達の感想が沢山書かれていますよね。
それはサプリメントだけで痩せようと考えているからです。
まずは自分がなぜ太ったのかを冷静に分析し、それを改善するような生活と、それに適したサプリメントを選ぶことが大切です。
太った原因が人それぞれである以上、それに効果的なサプリメントも人によって違うということを覚えておいてくださいね。
酵素ドリンクを飲む
腸内環境を改善することはあらゆるダイエットの下地となる、とご紹介しましたが、そのための有効な手段の一つが酵素ドリンクを飲むことです。
サプリメント同様、通販サイトで酵素ドリンクが沢山売られているので、飲んでみるのも良いでしょう。
ただし、酵素ドリンクを飲むだけでは腸内環境を改善するのに不十分である場合がほとんどです。
腸内環境の改善には発酵食品を食べるなど、食生活を見直すことが最大の方法であり、酵素ドリンクはその中の一つに過ぎないのです。
食事制限
太るという現象は一日に消費するカロリーよりも摂取するカロリーの方が多くなることで起きます。
つまりカロリーオーバーなのです。
どれだけ運動しても、それ以上にカロリーを摂取していては痩せることはありません。
その意味では、運動やサプリメントなどの方法と合わせて、食事制限も行う方がよいといえるでしょう。
ただし、ここでいう食事制限とは、摂取するカロリーを適正の範囲内に抑えることをいうのであって、過度に食事量を減らすことをいうのではありません。
過度の食事制限は健康面で重大な問題を引き起こす他、リバウンドしやすい体になってしまいます。
というのも、過度の食事制限では一日の行動に必要なエネルギーが大幅に不足します。
その不足したエネルギーを補うために、筋肉が分解され、エネルギーとして消費されていくのです。
その結果、どんどん筋肉量が減っていきます。
これによって基礎代謝が下がってしまい、ダイエット前よりもさらに太りやすい体が出来上がってしまいます。
カロリーを制限することは重要ですが、筋肉が落ちてしまうような食生活は絶対に避けるべきなのです。
下腹部ダイエットに成功すると良いことだらけ
さて、ダイエットに挑戦する以上、成功してキレイになった自分の姿をみたいですよね。
スッキリしたお腹になった時のイメージをしっかりと持つこともダイエット成功の秘訣となるので、スッキリお腹になった場合のメリットを書いておきます。
洋服が映える!
ウエストが絞れていると、洋服を着たときのシルエットが綺麗にみえます。
しかも、選べる洋服の範囲も広がります。
その結果、オシャレの幅が広がりますよ。
自信がつく!
ダイエットを成功させたという実績と綺麗になれたスタイルは自分にとって大きな自信になるはずです。
人前に出るのが苦手だったり、いつも控え目だったりした人も、自信がつくとその行動が変わってくると思いますよ。
異性からの見られ方が変わる!
女性の場合、男性からお腹を見られるのは恥ずかしいですよね。
実際、お腹がたるんでいると、男性もそれに気づいていますし、「だらしないなぁ」と思いながら見ている男性もいると思います。
最近では元AKB48の小嶋陽菜さんが「お腹が出てきて劣化した」とネットで騒がれていたほどです。
しかし、ダイエットでぽっこりお腹を改善できれば、「キレイになったなぁ」という見られ方に変わるはずです。
見られても恥ずかしいことはなく、むしろ自慢できるようになるかもしれませんよ。
自分のできるダイエットから始めよう!
ダイエットをする以上、効果を出したいですよね。
そのためには自分のできるダイエットから始めるという考え方も必要です。
ダイエットは続けられることが大事
ダイエットのほとんどは継続することで徐々に効果が出るようになっています。
なので、継続させることが出来ないようなダイエット方法は、取り組むべきではありません。
「この方法ならやり続けることができる」という方法を選んで、後はその効果を信じてやってみるしかありません。
どんなダイエット方法でも効果が出るまでに3ヵ月ほどかかるものなので、最低でもそれくらいの期間は続けるようにしましょう。
苦手なダイエットはやらないほうがいい
痩せるまでに3ヵ月以上の継続が必要だと考えると、自分が苦手なダイエット方法では続けられる自信がないですよね。
実際、苦手なダイエットを選んだせいで続かない人が沢山います。
ダイエットには多少の努力が伴うものなので、「苦手」の一言で何でもかんでも除外するのはよくありません。
かといって、どうしても苦手なことにまで挑戦する必要はありません。
それよりは自分ができるダイエットを長く続けることの方が重要なのです。
ダイエット方法は世の中にたくさん!
今回ご紹介したダイエット方法は世の中にたくさんあるダイエット方法の中のほんの一握りでしかありません。
有酸素運動ひとつとっても沢山種類がありますし、サプリメントに至ってはどれほど種類があるのか数えることすら困難なほどです。
漠然とダイエットと言ってしまったらどの方法が良いのか判断がつきませんが、今回ご紹介したような知識を元に選んでいけば、自分に合ったダイエット方法がきっとみつかるはずです。
その方法を継続させてスッキリとした下腹部を手に入れてくださいね。
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