腸内デトックスって何?
「デトックス」という言葉は、健康やダイエットに関する情報の中でも良く耳にしますが、そもそも腸内デトックスについてみなさんはどの程度ご存知でしょうか?
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まずは基本的な知識を順に紹介したいと思います。
腸内には宿便が溜まっている
しゅく‐べん【宿便】の意味
排出されないで大腸や直腸内に長い間たまっている大便。
辞書によると、宿便は上記のように定義されており、医学的な意味合いでは「大腸の中で塊で浮遊している滞留便」を示す場合もあります。。
私たちは日々排便を繰り返していますが、排出しきれずに残った便や腸壁に付着している便なども存在している訳ですね。
ちなみに宿便は一つ辺りで1kg程度であり、人によっては数kgの宿便を持っている人も中にはいます。
この宿便とダイエットは決して無関係ではなく、腸に便が溜まっている状態が続くと、便からは毒素が発生。その毒素が全身に運ばれることにより代謝が下がり、やせやすくなるとも言われています。
老廃物がたまると様々な悪影響がある
便をはじめとして、私たちの体は汗や尿などの排泄により、老廃物を体外に出す働きを持っています。
老廃物とは簡単に言えば、必要な栄養素以外の不要物・有害物だと考えてください。
従って、老廃物が身体に溜まる=体にとって必要なものがたまることを意味しますので、様々な悪影響を及ぼす可能性が出てくるのです。
例えば、老廃物が血管やリンパの流れを圧迫すると、さらにまた老廃物が排出しにくくなるというような悪循環を生んだり…。
その他にも便秘やむくみの原因、セルライトの発生、肌トラブルなど、体の各所に起こる悪影響の原因にもなってしまいます。
ダイエットばかりか、健康や美容にとっても老廃物は厄介な存在なんですね。
宿便を出してスッキリデトックス
宿便を出せば、その分体重は減少します。
といってももちろんそれは痩せた訳ではなく、宿便を出す目的とも違います。
前述の通り、宿便から発される老廃物の影響により体の各所へと悪影響が及ぶ可能性があるため、宿便を出してすっきりさせることが出来れば、それだけで体にとってはたくさんのメリットが出てくるのです。
当然ダイエット面においても、やせやすい体を目指すのであれば効果的なデトックスはプラスとなりますので積極的に取り入れると良いでしょう。
腸内デトックスの効果は?
ダイエット面を中心に腸内デトックスの具体的な効果に、ここから更に迫るとしましょう。
健康・美容にもプラスの作用がありますので順にチェックしてみてください。
代謝が良くなる
デトックスの前の宿便が溜まっているような体だと、老廃物を効率よく排泄出来ないばかりか、栄養素の吸収率も悪くなってしまいます。
そこでデトックスを施し腸内をすっきりさせると、食べた物の栄養素の吸収率が上がり、カラダの働きも良くなる為、結果的に代謝もアップしやすくなると考えてください。
腸からは様々な栄養を吸収できるため、より多くの栄養素を吸収すれば、十分なエネルギー源を得た体自体も活動力が上がっていくんですね。
むくみが解消される
むくみの原因として代表的なものが、静脈やリンパの流れが滞ってしまうことです。この現象が起こると、老廃物が細胞の隙間に溜まってしまい、結果的にむくんでしまうのです。
その為、腸内デトックスを行い、老廃物を減らして静脈やリンパの流れをスムーズにすれば、結果としてむくみの解消にもつながることがあるのです。
特に女性の場合は、「むくみ太り」になっている人も少なくありませんので、腸内デトックスはダイエットと関連深いものであることが良く分かるでしょう。
免疫力が上がる
腸内には、様々な細菌・ウイルスの体内侵入を防ぐ腸内細菌が存在していますが、老廃物が腸の中にたまった状態だと腸内細菌の働きが悪くなると言われています。
そうなれば免疫力の低下を招くことになりますので、腸内デトックスにより省内環境を整えることのより、免疫バランスを整えることが出来るのです。
便秘が解消される
腸内デトックス自体が=便秘の解消、および腸内をキレイすることを意味しますので、便秘に悩んでいる方にはまさにもってこいでしょう。。
また、根本的なデトックスとして、食物繊維の摂取や食生活を見直すなどの取り組みを続けることにより、腸の動きを活性化させ便秘の予防につなげることも可能です。
自宅でできる腸内デトックスの方法
腸内デトックスの方法はさまざまで、それぞれに特徴があります。
ここでは「自宅でできる手軽な腸内デトックスの方法」をいくつかご紹介しましょう。
漢方でデトックス
薬品や健康など、あらゆる目的で古くからもちいられてきた漢方ですが、腸内デトックスにも使えます。
代表的なもので言えば、消化を促すウイキョウや、胃腸をを保護しながらデトックスが出来るとも言われている「甘草」など。
ただし、漢方の刺激に慣れてしまったり、急な腸のぜんどう運動による副作用(例:神経が刺激されけいれんが起こる)なども考えられますので、そのあたりを考慮した上で実施するよう注意しましょう。
発酵食品でデトックス
ヨーグルトやキムチに含まれるビフィズス菌・乳酸菌などが腸に良い、という話はよく耳にしますよね。
また、同じく発酵食品である味噌や納豆には善玉菌を増やす作用がありますので、自然な形で腸内デトックスを行いたいなら発酵食品はぴったりでしょう。
とはいえ、例えば乳酸菌は生命力が弱く腸に届きにくい、というなどの弱点もある為、継続的な摂取を心がけることが大切です。
プチ断食でデトックス
半日、一日程度の断食もデトックスには有効な方法です。
というのも、毎日食べたり飲んだりしている私たちの胃腸は常に働き続けている状態であり、休む暇がほとんどないような状態となっています。
そこでプチ断食を実施し、胃腸を休ませて回復をさせてやる。
すると結果的に本来の働きを取り戻して、消化や吸収に関わる能力をアップさせられるのです。
プチ断食の方法も簡単で、1日か半日を水分だけで過ごすのみ。
お金をかけずに手軽にできるデトックスとしては、魅力的な方法方ではないでしょうか。
※無理は禁物。自分に出来る範囲内で行うのがポイントです。
病院でデトックス
どうせ腸内デトックスするならプロの元で徹底的にやりたい。
自宅で出来るデトックスではありませんが、そんな方には病院での腸内洗浄がおすすめです。
腸内洗浄では温水を腸に直接送り込んで、腸全体を洗浄しますので、すっきりきれいにしたい場合にはぴったり。
何よりプロの元で行いますので、間違った方法でデトックスしてしまう…などの懸念も少ないのが大きなメリットと言えるでしょう。
サプリを活用してデトックス
腸内デトックスや腸内環境を整える目的を持ったサプリを使うのも一つの手です。
食物繊維でデトックスを促すタイプのサプリ、オリゴ糖で善玉菌の活性化を促すサプリ、乳酸菌配合のサプリなど、種類もさまざまですのでサプリを選びが重要になってくるでしょう。
ただ、あくまでもサプリは補助的な役割だと考え、普段の食事や生活にも気を配ることがデトックス作用をアップさせる上では鍵になってきます。
腸内デトックスにオススメのレシピ
食事に気を付けるだけでも腸内環境を整えたり、デトックスしたりすることは可能です。
ここでは腸内デトックスにおすすめのレシピをドリンク・料理に分けていくつかご紹介しましょう。
ドリンク
便秘&ダイエット!旨い脂肪燃焼ジュース
アセロラで☆デトックスジュース
料理
発酵食品で健康?我が家のデトックすーぷ
美腸豆腐チゲ
腸内デトックスの口コミ
実際に腸内デトックスにチャレンジした人、体験した人はどのように感じているのでしょうか。
気になるダイエット効果と合わせて、腸内デトックスの口コミをチェックしてみました。
口コミ
腸内デトックスには断食と食生活の工夫があるけど、断食とか絶対むりだな
オリゴ糖・乳酸菌などのいい菌・食物繊維摂ってデトックスする派っす
R1毎日飲んで週1で腸内デトックスするようになってから風邪引いたことないよ
断食2日目を飛ばしての3日目。仕事中、空腹に耐えられるかな?と心配してたけど大丈夫だったぞ。チラホラと「スッキリした?」って言われると、腸内デトックスが目的とはいえ、嬉しい♪
腸内デトックス?!体重も減った
ダイエット始めて一番いい??今年中にマイナス10キロいける気がしてきた
腸内デトックス終了。この一週間でも目標設定した通りに減量成功。有酸素運動tと筋トレもしっかりやって筋肉量も増やしてるんだけどね^^
口コミまとめ
デトックスの方法が多いだけに、やはりやり方は皆さん千差万別ですね。
断食が苦にならない方は短期間でパパっと。
食べるのが好きな方は乳酸菌や食物繊維を積極的に取る。
などなど、自分の好みに合わせて行えるのが腸内デトックスの大きな魅力と言えるでしょう。
ちなみに、女性の方はデトックス効果により、お通じが良くなったり便秘が解消されたなどというコメントが多かったですが、男女通じてダイエット目的で腸内デトックスをしている人は、運動や食事法などと併用して行っているケースが多く見受けられました。
デトックス自体が脂肪を燃やす訳ではありませんので、根本からやせやすい体を目指すためにデトックスを行いつつ、直接的なダイエット効果を狙うメニューと進めるのが効率的な方法ではあるのでしょう。
腸内デトックスのまとめ
腸は「第二の脳」とも言われるほど、私たちの体にとっては重要な存在です。
ダイエット、美容、健康。
様々な面において、腸の状態が関わってくると考えれば、腸内デトックスの重要性はおのずと理解できるでしょう。
そもそもダイエットをするのであれば、根本的にやせやすい体、脂肪が燃えやすい体であるのに越したことはありませんしね。
ダイエットの一環として、腸内デトックスを積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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