白湯ダイエットとは?


名前からわかる通り、白湯を飲んで痩せよう、というものです。
でも、実際には「白湯って普通のお湯とどう違うの?」、「一日に一体どれくらい飲めばいいの?」など、よくわからないことも多いかと思います。
ということで、まず白湯ダイエットの正しい方法を確認することにしましょう。

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白湯ダイエットの方法

白湯ダイエットは、次で解説する方法で白湯を作り、10~20分ほどかけて少しずつ飲んでいきます
1日に摂る水分を全て白湯にする、というわけではなく、800ml程度を1日何回かに分けて飲みます
最初のうちは味がなく、人によってはおいしくないとさえ感じることもあるので辛いかもしれませんが、徐々に慣れてくるはずです。
個人差がありますが、1週間ほどで体の変化を感じるでしょう。

白湯の正しい作り方

電気ポットや電子レンジで温めるだけでOK、とするものもあります。
でも、インドに伝統的に伝わるアーユルヴェーダでは、人間には火のエネルギーが欠かせないと言われており、白湯を作る時もガスレンジで沸かすのがベストです。

  1. やかんに水(水道水・ミネラルウォーター)を入れる
  2. 沸騰させたらフタを取り、10~15分沸騰させたままにする
  3. 火を止めてカップに注ぎ、50℃くらい(少し熱く感じる程度)に冷ましてから飲む

ポイントは2の“10~15分沸騰させたままにする”というところですね。

多少の手間はかかりますが、塩素などの不純物を取り除き、口当たりをまろやかにするのに大切な工程です。
飲むたびに作るのは面倒ですし、ガス代もかさむので、1日に1回作ったらポットなど保温できる容器に入れておくと良いでしょう。

白湯ダイエットの効果とは?


多くの有名人も実際に試して「効果があった!」と評判が高い白湯ダイエット。
白湯を飲むことによって、一体どのような効果が期待できるのでしょうか。
白湯を飲むことによって体にどんな変化がもたらされるのか、見てみましょう。

代謝が上がる

白湯を飲んで体が温まり、体温が上がると、基礎代謝(動いたりしなくても消費されるエネルギー)も上がります
体温が1℃上がると、基礎代謝も約10%上がるとされています。
基礎代謝が上がれば、ダイエットのために特別な運動をしなくても、普段の生活だけで効率的に体脂肪が燃焼されるようになります。
特に「体を動かしたりするのが得意ではない」という方にはうれしい効果ですね。

内臓の動きが活発になり、便秘改善

内臓が冷えると動きが停滞して消化も悪くなり、体には不要となった老廃物もうまく体外に排出されなくなります。
体温より高い温度の白湯を飲むことで、内臓が活発に動く温度(約40℃)に整えられるため、消化も促進されて老廃物もスムーズに排出されるようになるのです。
老廃物が体に貯められると腎臓や肝臓などの動きも悪くなりますが、便秘が解消されることでこれらの臓器の働きも良くなります。
また、余分な成分が加わっていない白湯を飲むことで、体内の毒素を洗い流してくれるという効果も期待できます。
最近では、暑い季節もエアコンや扇風機などで快適に過ごせるようになった反面、体を冷やしすぎてしまっていることもあります。
エアコンだけでなく、冷たいものでも体を冷やしがちな夏こそ、白湯がおすすめです。

リンパの流れ・血行が良くなる

リンパの流れが滞ることで、肩こりやむくみ、肌のくすみや吹き出物などが現れます。
白湯を飲むことでリンパの流れも改善され、老廃物も滞りなく排出されるようになるため、こういったトラブルも改善が期待できます。
最近では冷え症に悩まされている方も少なくないかと思います。
温かい白湯で水分補給をすることでドロドロした血液をサラサラにして血液循環を良くし、体も温まりやすくなります。
冷え症の方にも◎、ということですね。

白湯ダイエットのポイント


白湯ダイエットの効果を更に高めるには、いくつかのポイントを把握しておく必要があります。
飲むタイミングや量など、しっかりチェックしておきましょう。

お茶ではなく白湯!

「温かいものならお茶でもいいんじゃ?」と思う方もいるかもしれませんね。
確かに、単純に体を温めることだけを目的とするのなら、温かいお茶を飲むだけでも効果はあるでしょう。
でも、白湯ダイエットでは、「なんとか飲めるかな」程度の熱さの白湯を飲むことで代謝アップや内臓の働きの改善だけでなく、胃腸をきれいにすることを目指します。

飲むのは夜がオススメ

夜に白湯を飲むことで内臓を温め、リラックスすることで安眠がもたらされます。
ただ、先ほども触れたように、飲みすぎは頻尿の原因となり、寝ている間に何度もトイレに行きたくなって安眠を妨げることになりかねないので、注意しましょう。
「普段からトイレが近いから夜はダメ!」という方は、朝起きてからの白湯がおすすめです。
寝ている間に汗をかいて失った水分を、白湯で補いましょう。
起き抜けで白湯を飲む場合は、朝食は眠っていた内臓も動き出してくる30分後くらいに摂るのが良いでしょう。

白湯の量に注意

決して「白湯ダイエット中は白湯しか飲んではいけない!」というわけではありません。
人間が1日に必要とする水分量は、1500~2000ml。
白湯ダイエット中に飲む白湯は、目安として800mlですから、700~1200mlは白湯以外のもので水分を補うということになります。
ですので、その分はお茶やコーヒーなど、好きなものを飲んでOK。
適量であればむくみ解消に良い白湯ですが、飲み過ぎると逆にむくみや頻尿の原因にもなるため、飲み過ぎには注意しましょう。

アレンジした白湯で飽きずに続けられる

お湯を沸かせばいいだけと手軽にできる白湯ですが、全く味がないので、長く続けようとなると飽きてしまうことも。
本来ならば何も加えずに飲むのがルールですが、どうしても飽きてしまったら、少しアレンジを加えてみましょう。
こうすることで、飽きずに長く続けることができるはずです。

レモン入り白湯

レモンには、老化予防・生活習慣病予防に効果的なエリオシトリンというポリフェノールが多く含まれています。
白湯に加えることで、老廃物を更に排出しやすくしてくれます。
作り方は簡単、カップ1杯の白湯に、レモンの果汁を5滴~大さじ1杯程度加えるだけです。
レモンの酸味は意外と刺激が強いため、胃腸があまり強くない方は加えるレモン果汁の量を少なめにするようにしましょう。
また、レモンは排出する力が強いため、飲み過ぎると体に必要な栄養素まで排出してしまいます。
レモン白湯は1日1杯にとどめるようにしましょう。

はちみつ入り白湯

はちみつには殺菌や保湿、代謝アップ、整腸、疲労回復などの効果があります。
もともとデトックス効果のある白湯にはちみつを加えることで、ダイエット効果が更に向上することが期待できます。
こちらも作り方は簡単、カップ1杯の白湯にはちみつを小さじ1杯加えましょう。レモン果汁を適量加えても◎。

ショウガ入り白湯

生のショウガをよく洗い、皮ごと薄く切って白湯の中に入れ、少し蒸らしましょう。
ショウガの辛み成分であるジンゲロールが血行を促進し、白湯の温かさとともに体を更に温めてくれます。
特に体の冷えやむくみが気になる時におすすめです。

オリーブオイル入り白湯

美容効果やアンチエイジング効果、生活習慣病予防などにも良いとされるオリーブオイル。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は中性脂肪を体に吸収しにくくするなどの効果があります。
整腸作用も期待できるので、便秘解消にも◎。
カップ1杯の白湯に、小さじ1杯のオリーブオイルを加えればできあがりです。

シナモン入り白湯

シナモンは中性脂肪やコレステロールを下げたり、高血圧の改善、抜け毛予防、アンチエイジング効果など体にうれしい作用がたくさん。
ただ、摂り過ぎると肝機能障害につながることがあるので、白湯に加える量は2~3gとし、シナモン白湯は1日1杯までにしておきましょう。

梅干し入り白湯

梅干しが体に良いことは、よく知られていますよね。
梅干しに豊富に含まれるクエン酸は疲労回復や美肌に大変効果的です。
カップ1杯の白湯に対し、大きめの梅干し1つを加えましょう。
梅干しを潰して一緒に飲んでも、先に白湯を飲んで後で梅干しを食べるのでもOK。

白湯ダイエットのまとめ

ただ水を温めただけ、と思われがちな白湯ですが、ダイエットにも効果的で、それ以外にも様々な効果があることがわかりましたね。
毎日飲むだけで良いので、運動が続けられないという方にもおすすめです。
アレンジ方法もこちらで紹介しましたが、まずはベーシックな白湯を1週間ほど飲み続けてみて、効果を実感してください!

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