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マイナスカロリーダイエットって本当にあるの?
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ダイエットに関しては次から次へと新しい方法がでてきますよね。
そんな中、最近話題になっているのがマイナスカロリーダイエットという方法です。
その名の通りカロリーをマイナスにすることで痩せるという理屈なのですが、なんとそれが特定の食べ物を食べることによってできてしまうらしいのです。
食べても太らないダイエット。
これはとても気になるフレーズですよね。
特にこれまで辛い食事制限でダイエットに失敗してきた人にとっては興味が尽きないと思います。
一体どんな食べ物を食べればマイナスカロリーになるのでしょうか?
マイナスカロリーダイエットとはどんなダイエット?
まずはマイナスカロリーダイエットで痩せる仕組みについて見ていきましょう。
0カロリーの食べ物を除けば、多くの食べ物にカロリーがあります。
それらを沢山摂取すれば、体内に吸収されるカロリーが増えていって、消費するカロリーを上回ると太っていく、はずなのですが・・・
マイナスカロリーダイエットの考え方は「食べることで摂取するカロリーよりも消費するカロリーの方が多くなる食べ物がある」という理屈に基づいています。
マイナスカロリーダイエットとは
食べることで摂取するカロリーよりも消費するカロリーの多くなるとは、ダイエットをしたい人にとっては夢のような話ですが、どういう原理なんでしょうか?
食べ物は口から入り、最終的には排出されます。
つまり、「噛む」「消化・吸収する」「排出する」という3つの行為が行われる訳です。
そしてそれぞれの行為について体のどこかの部分が働いていることになります。
その際、人間は必ずカロリー(エネルギー)を消費します。
(例えば、「噛む」という行為は顎の筋肉を使うことでエネルギーを消費します)
ということは、食べ物が本来もつカロリーよりも、排出するまでに消費されるカロリーの方が高ければ、その食べ物はダイエットに貢献したということになりますよね。
これがマイナスカロリーダイエットの基本的な考え方です。
言われてみれば納得できる話だと思います。
極端なことをいうと0カロリー(糖質、脂質オフ)の食べ物を食べれば、後はカロリーを消費するだけなので、理論上はカロリーがマイナスになりますよね。
その他にも、脂肪を燃焼させる成分を多く含む物や食物繊維を多く含む物の一部も、消費カロリーの方が大きい食べ物があると言われています。
マイナスカロリーダイエットの食材を徹底比較
それでは、どんな食材がマイナスカロリーダイエットに適しているのでしょうか?
数ある中から代表的な物をご紹介します。
ゆで卵
ゆで卵のカロリーは、1個で60キロカロリーと言われています。
意外と低カロリーなんですね。
しかし栄養価は高く、ビタミンC以外の重要な栄養素が全て含まれているのです。
マイナスカロリーダイエットを継続させるにはカロリーを減らしつつ、栄養をしっかりと補給していく必要がある訳ですから、その意味でゆで卵はとても優れているといえそうです。
そういえば、ゆで卵は水分が少ないので飲み込みにくく、必然的に噛む回数が増えますよね。
となると排出するまでに60キロカロリー以上を消費している可能性はありそうです。
りんご
数年前の話になりますが、りんごダイエットという方法が流行りましたよね。
あれはりんごには栄養が高い割にカロリーが低いというメリットがあるからなんです。
りんご1玉で138キロカロリーと言われているので、たしかに低カロリーですよね。
実際、りんご1玉を一度に食べたらそれなりにお腹いっぱいになりますし、意外と食物繊維が多いので噛む回数も多くなります。
ゆで卵同様、低カロリーかつ高栄養価の食べ物なんですね。
烏龍茶
ウーロン茶は0カロリーの飲み物です。
その一方、体内に入れば吸収され排出される訳ですから、多少なりともエネルギーを消費します。
ウーロン茶に限らず0カロリーの飲み物全てに言えることですが、消費するカロリーの方が多くなるのです。
また、ウーロン茶には余分な糖質や脂質の燃焼をサポートする作用があります。
この作用を高めたのが市販されている黒ウーロン茶です。
とうがらし
とうがらしは10本(5g)で17キロカロリーと言われています。
10本といえば辛麺や麻婆豆腐に辛味を加えるには充分な量ですよね。
そして充分に辛い辛麺や麻婆豆腐を食べれば汗をかきます。
それもまた排出の一つといえます。
さらに、とうがらしにはカプサイシンという脂肪の燃焼を促進する成分も含まれているので、10本食べれば17キロカロリーくらいは消費するかもしれません。
きゅうり
きゅうりも低カロリーな食べ物の一つです。
一般的なサイズのきゅうり1本で14キロカロリーと言われています。
昔の人はおやつにきゅうりを食べていたそうですが、1本食べればそこそこ良い量のおやつになるのに、たったの14キロカロリーだったんですね。
野菜としての栄養素に加え、水分も豊富に含んでいるので、ヘルシーな食べ物の代表格です。
海藻類
海藻類のほとんどは低カロリーで、栄養素が豊富です。
もっとも分かり易いのはわかめだと思います。
わかめは30g(1パック)で35キロカロリーと言われています。
料理をする人はご存じだと思いますが、乾燥わかめを水で戻したらかなり量が増えますよね。
1パック分の乾燥わかめなんて、とても1回では食べきれない量です。
それだけ食べても35キロカロリーしかないのに、ミネラルやタンパク質が豊富に含まれています。
満腹感とカロリーのバランスだけでいえば、ゆで卵やりんごよりも低カロリーで腹持ちが良いでしょう。
マイナスカロリーダイエットは嘘?
さて、低カロリーな食べ物を食べると排出するまでに消費するカロリーの方が上回るという考え方に一理あると思いつつも、どこか疑問を感じている人もいると思います。
実際、「噛む」「消化・吸収する」「排出する」の3つでどれくらいのカロリー消費があるのでしょうか?
科学的根拠はあまりない
マイナスカロリーダイエットに疑問を感じている人も多いようなので、その科学的根拠を調べてみると・・・
実はマイナスカロリーという考え方は科学的には立証されていないのです。
普通なら医学関係者やスポーツ関係者などによる研究や論文が発表されてからダイエット方法としてヒットするのですが、マイナスカロリーダイエットに関しては、専門家達による確固たる研究が行われていないのが現状です。
そのため、「噛む」「消化・吸収する」「排出する」の3つでどれくらいのカロリー消費があるのかは、正確な数字はでていません。
まぁ、食材の調理方法や調理時間によって噛みやすさや消化されやすさがまったく変わってきますし、体質によっても大きく異なるでしょうから、研究したくてもなかなかできないのかもしれませんね。
ただ、間違えてはいけないのは、「研究されていない」ということと、「効果がない」ということは別だということです。
マイナスカロリーダイエットの効果が本物なのかどうか、その答えは今後研究された時に初めて出るのであって、現状ではよく分かっていないから本物とも偽物とも言えない、というのが正しい解釈です。
食材によっては痩せることも
効果が立証されていないマイナスカロリーダイエットですが、推奨されている食材の中にはすでにダイエット効果が立証されているものもあります。
先にご紹介した食材の中で言えば、とうがらしは脂肪の燃焼を促進するカプサイシンを含んでいますし、りんごは排出をサポートする食物繊維を多く含んでいます。
これらはダイエットに効果的な成分だと一般的に言われていますし、とうがらしもりんごも低カロリーな食べ物なので、食べることで消費するカロリーの方が上回る可能性は非常に高いと思われます。
マイナスカロリーダイエットで痩せることができる成分
とうがらしやりんごのように、低カロリーな食べ物であるだけでなく、それに含まれる成分がダイエットに効果的で、結果としてマイナスカロリーになりうる食べ物は沢山あります。
このようにマイナスカロリーになりやすい(と思われている)成分には「食物繊維」「カプサイシン」「酵素」の3つがあります。
食物繊維
食物繊維が便秘解消に効果的なのは周知の通りですよね。
便秘になると老廃物の排出が鈍くなり、太りやすい体質になってしまいます。
それをふせぐ食物繊維が低カロリーで摂取できるとしたら、これはマイナスカロリーになっている可能性がありますよね。
カプサイシン
とうがらしのところで少しご紹介したカプサイシンですが、すでにカプサイシンダイエットとして広く知られています。
多くのダイエットサプリメントに含まれていますし、様々な食材にとうがらしをかけるというダイエット方法もあります。
カプサイシンはありえないほどの大量(体重1㎏あたり60mg)を摂取してしまうと消化器官への負担が多くなってしまうので危険ですが、適量であればダイエットに効果的なのです。
酵素
酵素といっても沢山種類がありますが、その中でもブロメリンという酵素は、たんぱく質の消化に優れていると言われています。
たんぱく質は筋肉のもとになります。
筋肉の量が多いほど基礎代謝が高くなるので、痩せやすい体質にするには筋肉量を多くする=たんぱく質をしっかり摂ることが重要です。
そして摂取したたんぱく質を有効に消化してくれるのがブロメリンなのです。
ちなみに、ブロメリンはパイナップルに多く含まれているそうです。
マイナスカロリーダイエットの口コミを調べました
それでは、実際にマイナスカロリーダイエットに挑戦した方々はどのような感想を持っているのか、その口コミを見てみましょう。
(31歳 女性 主婦)
「マイナスカロリーダイエットをやろうと決めてから、あらゆる食材のカロリーを調べるようになりました。実際にマイナスカロリーになっているかどうかは分かっていないようですが、少なくとも高カロリーな食材は避けるようになったので、食事全体のカロリーオフには繋がっています。そのせいか、増える一方だった体重が増えなくなりました。痩せるとまではいなかくても、カロリーを制限するのだから、その分のダイエット効果はあると思いますよ」
(27歳 女性 販売員)
「私は食事は沢山食べる方です。それだけに食事制限ダイエットでは辛い思いをしてきました。ただ、マイナスカロリーダイエットを知ってからは、沢山食べても痩せる可能性があることに気付き、カロリーを計算しながら食事を摂るようになりました。最初はカロリーを調べるのが大変でしたが、徐々に覚えていって、いつの間にか自然と低カロリーな食べ物を選らべるようになっていました。おかげで3ヵ月で1.5㎏ほどダウンしました」
(41歳 女性 看護師)
「仕事がハードなのでお腹が空いてしまい、食事は多めに食べていました。若い頃はそれでも太らなかったのですが、40歳を過ぎてからはぶくぶく太るようになってしまいました。それでもお腹は空くので、沢山食べても太らないようなメニューを選ぶことを考えるようになり、マイナスカロリーダイエットで推奨されている食材を中心に食べるようになりました。その結果、最近では体重が維持できています。当たり前のことですが、低カロリーな食べ物を中心に摂ることを考えれば、かなりのダイエット効果があると思いますよ」
マイナスカロリーダイエットで綺麗にダイエット
マイナスカロリーダイエットは、科学的にはまだ立証されていないダイエット方法です。
とくに、排出されるまでに消化されるカロリーを食材ごとに計算するのは非常に困難なことなので、もしかしたら今後も解明されることはないかもしれません。
なので、食べることで摂取カロリーを消費カロリーの方が上回るという現象の真偽は分かりません。
しかし、ダイエットをする上で摂取カロリーを減らすことは必須です。
つまり、仮にマイナスカロリーにならなくても、ローカロリーに抑えるという意識を持ち実践することは重要なのです。
それをやっていれば、食材によってはマイナスカロリーになっているものもあるかもしれません。
少し面倒かもしれませんが、食材や料理一つ一つに関してカロリーを調べて、できるだけ低カロリーな食生活にすれば、それだけでも痩せることができるかもしれませんよ。
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