こんにゃくはダイエットに効果があるの？

ダイエット何より重要なのはやはり「結果」。
どんなダイエット方法であろうと、そのダイエット効果がどの程度あるのかはどんな人でも一番に気にするところではないでしょうか？

もちろんこんにゃくダイエットをおすすめするのは、それなりのダイエット効果があるからに他なりません。

こんにゃくダイエット独自のダイエット効果、また身体のどのような部分に影響を及ぼすのか？という点に関しても今回は徹底的に紹介したいと思います。

こんにゃくのダイエット効果を知ろう！

ダイエット効果を知るうえでは、特に食べ物に関するダイエットの場合、その食材や料理そのものに関する基本的な知識は必ず抑えておきたいところです。

場合によってはデメリットが存在するものもありますし、やはり相性というものも見極める必要がありますからね。

まずはじめにこんにゃくの基本的な知識をチェックしてみましょう。

そもそもこんにゃくってなに？

出来あがった状態のこんにゃくは皆さんご存知でしょうが、実はサトイモ科のコンニャクイモからつくられている食べ物で、球茎を粉末にしたものが使われています。

コンニャクイモは石灰などのアルカリ性の物質と合わさると固まる性質を持っているため、あのように特徴的な食感が生まれるんですね。

しかもこのこんにゃく、最近では和食ブームのおかげもあり、更には低カロリーの健康食として欧米各国にも広がりを見せています。

こんにゃくダイエットとは

ダイエット食品にも幅広く用いられるこんにゃくですが、一番の特徴は何より低カロリーな点です。

ご存知食べ応えも十分ですので、食事の量そのものを制限し過ぎずにダイエットを進められるのが魅力的なところでしょう。

そもそも私たちの体は普段の食事などで得たエネルギーを用いて、日々の活動を行っています。
車で言うところのガソリンが食事のようなものだと考えると良いでしょう。

しかしながら日々の活動で消費できるエネルギーには限界がありますので、必要以上のエネルギーを食事で摂取すると、消費しきれずに身体に溜め込まれてしまいます。
このサイクルが重なるとどうしても太りやすくなってしまうんですね。

つまり、身体の仕組みを考慮すれば、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすれば、やせやすくなる傾向を高められるのです。

低カロリーかつ食べ応えのあるこんにゃくがダイエット時に人気な理由が、なんとなく見えてきたでしょうか。

こんにゃくがダイエットに効果的な理由

低カロリーな点だけでなく、こんにゃくがダイエットに効果的な理由は他にもいくつか挙げられます。

他のダイエット法にはない、独自のポイントも存在しますので順に見ていくことにしましょう。

レシピが多いので成功しやすい

こんにゃくはそれ自体に強い味付けがされている訳でもなく、クセがある食材でもありません。

その為、様々な料理法に用いることが可能で、多様な調味料と相性が良い点も特徴的なポイントの一つです。

特定の食べ物に限定した○○ダイエットは今や定番。
しかし、食べ物によっては飽きやすかったりレパートリーが少ないため、なかなか長続きさせるのが難しいケースも少なくありません。

ダイエットは一定期間続けてこそ結果が高めやすくなるものですので、こんにゃくのようにレシピが多く存在する食べ物は継続性という意味で言っても優れたメリットを持っているのです。

安い

ダイエット食品やサプリの中には高額なものもたくさんあります。
また、プライベートジムなどでのマンツーマントレーニングともなれば数十万の費用が必要になることもしばしば。
お金をかけたダイエット法は多く存在しますが、決して手軽に実践できる人ばかりではありませんよね。

出来る事ならなるべく費用を抑えたうえでダイエットできれば、それに越したことはないと言えるかもしれません。

その点こんにゃくはスーパーマーケットなどで1枚100円を切ることも少なくない食材であり、リーズナブルな点もダイエットの続けやすさには一役買っています。

多くの人から支持を集めているのには、こんにゃくの「安さ」も大きくかかわっているんですね。

おやつとしても食べられる

ご飯のおかずや料理に使うイメージの強いこんにゃくですが、実はおやつとしても様々なレパートリーに利用可能です。

食感を活かしておもちや団子代わりに使ったり、薄くスライスして熱を通せばおせんべいのようにして食べることも出来ます。

それこそこんにゃくゼリーなどもあるように、お菓子としてもすぐれた素材として使えるのがこんにゃくの特徴でもあると言えるでしょう。

ダイエット中はどうしてもお菓子や甘いものを我慢しがち。
ですが我慢しすぎるとかえってストレスをためる原因となってしまい、ダイエットにも支障を与えかねません。

それがこんにゃくであればお菓子としての代用も可能ですので、ダイエットに大敵となるストレス解消にも役立つのです。

こんにゃくダイエットに期待できる効果

使い勝手、コストパフォーマンス、両方に優れたこんにゃくですが、ここからはそのダイエット効果をより具体的に解説していきましょう。

健康面や美容面にもメリットが期待できますので、その点も併せて紹介したいと思います。

便秘解消効果

こんにゃくのひとつの特徴として、豊富な食物繊維が挙げられます。

食物繊維は便秘解消に役立つことから、ぽっこりお腹に悩んでいる人にもおすすめ。

また、こんにゃくに含まれているグルコマンナンという食物繊維は水分を含んだら膨らむ性質を持っています。
その為、胃の中で膨張することにより、満腹感を得やすく食べ過ぎ防止に役立つ点もダイエット中にはうれしいポイントでしょう。

体質改善効果

食物繊維が豊富ゆえ、便秘改善に期待出来るこんにゃくですが、含まれているグルコマンナンは腸内で分解されるとオリゴ糖に変化する性質を持っています。

オリゴ糖が増えれば腸内の環境が整い、老廃物や有害物質の排出も促進されやすくなる為、体の内側から体質改善を図ることも可能になります。

要するに内側からスッキリ、きれいな身体を目指せるわけですね。

ダイエット面を考慮しても、身体に老廃物や有害物質がたまっている状態では代謝も下がりやすく、脂肪燃焼の効率も落ちてしまいます。

腸内環境を整えて体質改善する。それは痩せやすい体に変えていくとも言えるでしょう。

美容効果

突然ですが、美肌と腸は密接な関係にあるのをご存知でしょうか？

どれだけ高い基礎化粧品を使っても腸内環境が整っていないと美肌には結びつかないと言われているほどで、「美肌の基本は腸から」と言っても過言ではありません。

さて、そこで美肌の立役者として登場するのが腸のお掃除屋とも言われているこんにゃくです。

こんにゃくの食物繊維により腸内環境を整えれば、根本からの美肌作りにも大いに役立ってくれますよ。

1週間で痩せたこんにゃくダイエットのレシピ大公開！

既にこんにゃくの使い勝手の良さはご説明した通りですが、ここからはよりダイエット向きのレシピを厳選していくつかご紹介したいと思います。

レシピを参考にしながら、あなたなりのオリジナルアレンジを加えてみるのもありかも？

ごはんをこんにゃくに変える

てっとりばやくカロリーや糖質をカットしたいなら、主食であるご飯をこんにゃくに変える方法がおすすめです。

市販されているこんにゃく米を使っても良し、白滝をカットしてご飯と混ぜても良し。

主食にこんにゃくを取り入れれば、毎食大幅にカロリーカットできるだけでなく、食物繊維も継続的に摂取することが可能になります。

一日のトータルカロリーをコントロールするだけでなく、腸内環境を整えて内側からやせやすい体を目指せますので、短期間で痩せたい時にもおすすめのレシピです。

もやしとこんにゃくのピリ辛炒め

≪材料　2人前≫
もやし一袋
こんにゃく一枚（200～250g）
しょうゆ大さじ2
みりん 大さじ1
胡麻油 少々
こしょう 少々
七味唐辛子 少々

≪作り方≫
1.こんにゃくは一口大に切り、ごま油を引いたフライパンでもやしと一緒にさっと炒める
2.調味料を入れて人に煮立ちさせるだけ

もやしとこんにゃく、どちらも低カロリーであり低糖質、というまさにダイエットにもってこいのレシピです。
ご存知、もやしはコストパフォーマンスにも優れていますし、非常に簡単にササッと出来るレシピなので続けやすさも抜群！
こんにゃくダイエットでは定番として大活躍できるかなりのおすすめのレシピです。

麺つゆで簡単おつまみこんにゃく

≪材料≫
こんにゃく　お好みの量
めんつゆ 適量
にんにく お好きなだけ

≪作り方≫
1.こんにゃくをサッと茹でてアク抜きする
2.にんにくは薄くスライス
3.水気を拭き取ったこんにゃくを細切りにして、材料を全てあえる
4.浸かるまで待てば完成

難しい調理手順は必要ない超お手軽レシピ。
ご飯のお供にも良いですし、カロリーや脂質が高くなりがちなお酒のお供にもぴったりの一品です。
低カロリーなのに満足度が高いので、ダイエット中は常に常備しておくと良いですよ！

こんにゃくダイエットの副作用、注意点

色々なメリットを兼ね備えているこんにゃくダイエットですが、いくつか注意すべきポイントもあります。

ダイエット効果を高めるのはもちろん、健康のことを考慮しても注意点はしっかりおさえて効率よくダイエットを進める参考にしましょう。

栄養不足になる可能性がある

低カロリーかつ食物繊維豊富なこんにゃくですが、原料の多くが水で占められているため、こんにゃくのみでは栄養不足に陥りやすくなります。

そもそも○○ダイエットといった特定の食べ物系ダイエットでは、該当する食べ物だけに頼りすぎると栄養の偏りが出てしまう点を忘れてはなりません。

こんにゃくをメインとしつつも、他の食品で栄養バランスを取るようにレシピや献立を組み立てるようにしましょう。

腸閉塞になる可能性がある

腸閉塞とは「便秘」の強化版に近い病気であり、便が腸に詰まってしまう病気のことです。

と言っても、放置し続けると敗血性ショックなど命に関わる症状を引き起こす可能性もありますので、注意しなければなりません。

こんにゃくはすでに説明した通り食物繊維が豊富なのですが、性質上、その食物繊維は腸で吸収されることがないため、うまく体外に排出されないと腸で詰まってしまうことがあるのです。

結果的に重度の便秘症状、更には腸閉塞になってしまう…と考えてください。

食べ過ぎには十分注意する必要がある

こんにゃくダイエットで特に注意したいのは食べ過ぎです。

説明した腸閉塞などの病のリスクだけでなく、食べ過ぎると自ずと栄養の偏りを招きやすくもありますので、量はほどほどに。

一日200～300gを目安にこんにゃくを食べるようにしましょう。

こんにゃくダイエットで成功しよう！

ポイントや注意点さえ抑えておけば、こんにゃくダイエットは十分に効果的なダイエット方法です。

単純に低カロリーという分かりやすいメリットがある以上、食事によるカロリーはカットしやすく、結果を出しやすいダイエット方法とも言えるかもしれません。

何より食べ応えがあり、腹もちも良いため、食事制限が苦手な人にもおすすめ！

まだチャレンジしたことがない人は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。