バジルシードはダイエットに効果的?


スーパーフードと呼ばれるものが次から次へと話題になっていますが、バジルシードは果たしてダイエット効果があるのかが最初に知りたいところですね。

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その前に、バジルシードなんて聞いたことがないという方にどんなものなのかご説明します。

バジルシードとは?

イタリア料理によく使われるバジルはご存じの方が多いと思います。ピッツァやパスタなどではお馴染みの食材ですね。バジルシードはそのバジルの種なんですよ。

シソ科の多年草バジルから採取した種ですが、原産地はタイ。イタリアのイメージがあったので、ちょっと意外ですね。

バジルシード自体が無味無臭なので、ドリンクに入れたり、料理に入れたりといろいろ使えて便利。タイや台湾などでは、フルーツも入れたバジルシードドリンクが人気です。

ダイエットと美容によく、栄養価も高い奇跡の食べ物なんです。

ダイエット効果はあるの?

肝心のダイエット効果は、やる気さえあれば、1ケ月に5~6kgの減量が可能とか。もちろん、個人差がありますが、こんな数字が出てくるくらい効果が高いようです。

なぜかというと、バジルシードは水を含むと何と30倍にも膨れ上がるという驚きの植物の種なんです。

バジルシードをドリンクや料理に入れると、お腹の中で膨らむわけですから、満腹感が容易く得られます。空腹感を感じないので、食事の量を抑えることができ、ストレスないダイエットが可能です。

食事のときだけでなく、ちょっと小腹が空いたなと感じる時のお役立ち食材でもあります。

バジルシードの4つの効果


バジルシードの注目すべき4つの効果を覚えれば、もうバジルシード通になれるでしょう。

水で膨らむ

バジルシードの正体はというと、その半分が食物繊維です。食物繊維には水溶性と不溶性があることは、ダイエットに詳しい方はご存じかと思います。

バジルシードの場合は不溶性食物繊維が多いですが、水溶性食物繊維のグルコマンナンも含まれています

グルコマンナンは、こんにゃくの主成分としても有名な食物繊維ですね。非常に吸水性が高い食物繊維ですから、スポンジのように水を吸収して膨らみます。その膨らみが約30倍というのですから、スゴイですね。

少量のバジルシードを摂るだけで、満腹感が得られるのも納得です。

栄養が豊富

バジルシードには、食物繊維をはじめ、ミネラル、ビタミン、たんぱく質など栄養素がたっぷり!

ミネラルは、酵素やビタミンの働きを助け、たんぱく質は筋肉を作る大切な栄養素。

体の筋肉はたんぱく質で作られているので、良質なたんぱく質を摂ると筋肉を効率よくつけることができ、基礎代謝も向上するため、ダイエット中に欠かせない栄養素です。

さらに、良質な脂質として知られているαリノレン酸も含まれています。

美肌効果

バジルシードには、ダイエット効果に匹敵するくらいの美容効果もあります。美容効果として、美肌も期待できます。

バジルシードの成分には美肌に良いものが多いことがその理由です。以下の成分が美肌にも効果を発揮します。

・aリノレン酸

aリノレン酸などのオメガ3に属する脂質は代謝を良くするため、ダイエットに効果的。しかも肌の細胞の機能にも関わるため、美肌効果も期待できます。

・ミネラル・・・亜鉛はシミやソバカスを防ぐ効果、ケイ素にはコラーゲンを強化して肌にハリを与える効果があります。

・食物繊維・・・腸内環境が整い、老廃物が体の中から無くなると 肌荒れも改善されていきます。

お通じの改善

食物繊維がたっぷり含まれているバジルシードは、便秘の改善にも効果的。老廃物や毒素がスムーズに排出されると、ダイエットも効率的です。

バジルシード小さじ1杯の食物繊維の量は、レタス1個の食物繊維と同じくらいと言われています。

前述しましたように、バジルシードは不溶性と水溶性の両方の食物繊維を含んでいますが、不溶性の含有量の方が多いです。

バジルシードが膨れ上がるのは、水溶性食物繊維のグルコマンナンの作用でしたね。不溶性食物繊維の特徴は、吸収されないでそのまま排出されること。その際に、腸内の老廃物も一緒に取り込んでくれるので、腸内環境が改善され、便秘の解消に効果的なのです。

ただし、不溶性食物繊維の摂り過ぎは逆に便秘が悪化する傾向があります。そのため、一緒に水溶性の食物繊維も摂ることがおすすめです。

食物繊維が豊富な食べ物といっても、中には不溶性ばかりでほとんど水溶性の食物繊維が含まれていないものもあります。

その点、バジルシードは先ほどご紹介したように、グルコマンナンも含まれているため安心です。

バジルシードの効果的な食べ方

ダイエットにとても効果がありそうなバジルシードですが、どのように食べたらよいでしょうか。なんかむずかしそう…と思われるかもしれませんが、実はとっても簡単なんですよ。

水と一緒にとる

基本的に水と一緒に摂取するという簡単な方法です。

コップ一杯(150ml程)の水に、バジルシード小さじ1杯を入れて、15分以上漬けておくと、膨らんでプルンとした状態になります。膨らんだことが確認できたら飲んでください。

水の量ですが、バジルシードは30倍に膨れるのですから、30倍の水が必要というわけです。

満腹感を感じるためには、食事の30分位前に摂るのがおすすめ。食前に飲んでおけば、食事の量が少なくても満足できるので、無理なくダイエットできそうですよ。

また、朝飲む分を前日の夜に用意しておくと便利かもしれません。戻したバジルシードは冷蔵庫で数日間なら保存できます。

外出の多い人は外食のカロリーも気になりますよね。そこで、バジルシード小さじ1杯を入れたペットボトルの水(500ml)を持ち歩くことをおすすめします。摂取カロリーが高くなる外食でも食事量を抑えられますよ。

野菜ジュースと一緒にとる

野菜ジュースやスムージーなどに入れて飲むのもおすすめです。ダイエット力もさらにアップしそうですね。

バジルシードのつぶつぶした食感は、とろんとした野菜ジュースとの相性もピッタリ!ちょっと甘めの野菜ジュースならデザート感覚で楽しめますよ。

ヨーグルトと一緒にとる

ヨーグルトに水で戻したバジルシードを入れて食べるのも美味しいです。ヨーグルトのトッピングにするには、ちょっと見た目(カエルの卵のよう…)があまり良いとはいえないので、軽く混ぜるとよいでしょう。フルーツやシリアルなどをも入れれば、ボリュームがさらにアップ!

ヨーグルトドリンクに水に戻したバジルシードを入れると、タピオカドリンクのようになるので、こちらもおすすめ。

ヨーグルトにバジルシードを加えると、バジルシードに含まれるグルコマンナンがヨーグルトの力で分解されてオリゴ糖ができます。オリゴ糖といえば、腸内の乳酸菌はオリゴ糖をエサとして増えるので、腸内環境も整います。

バジルの葉は独特な香りがありますが、バジルシードは無味無臭でクセがないので、何に入れても合います。ここでご紹介したもの以外にもバジルシードと合いそうな食材はいろいろあるでしょう。お好きなものに戻したバジルシードを合わせてみてください。

バジルシードはこんな人におすすめ!

バジルシードはどんな人に合う食品なのでしょうか?ここでは、バジルシードをおすすめしたい人を挙げてみました。

栄養が偏っている人

バジルシードが栄養豊富であることは、最初でお伝えしましたが、さらに詳しくお話ししますね。

成分の半分くらいが食物繊維ですが、次に多い成分はタンパク質です。特に必須アミノ酸が8種類も含まれています。植物でこんなに多くの種類の必須アミノ酸が含まれているものは、他にはチアシードくらいで、きわめて少ないです。

3番目に多い脂質ですが、バジルシードの脂質のほとんどはαリノレン酸です。αリノレン酸などのオメガ3系脂肪酸は、厚生労働省でも摂取が推奨されています。

健康な油として人気上昇中のえごま油や亜麻仁油もこのαリノレン酸が含まれているため、健康・美容効果があるのです。

その他にもカルシウム、鉄、亜鉛といったミネラル、ビタミンE、B6、ビタミンKなども含まれています。

以上のように、あの小さなシードに栄養がたっぷりと詰まっているので、不規則な食生活などで栄養が偏っている人にバジルシードはおすすめです。

ダイエット中の人

前述しましたように、バジルシードは水を吸収すると30倍程に膨らむため、少量で満腹効果が高いのです。

またオメガ3脂肪酸であるaリノレン酸や必須アミノ酸も含まれているので、健康的にダイエットしたい方におすすめしたいです。

肌あれがひどい人

バジルシードの美肌効果についても先にお話ししましたとおりです。

肌の細胞を正しく機能させるaリノレン酸、肌にハリを与える効果のあるミネラルが含まれていること、また食物繊維の便秘解消効果が肌あれの改善につながることなどから、肌あれに悩んでいる人にもおすすめできます。

バジルシードとチアシードの違いはなに?

バジルシードより先に話題になったチアシードは、バジルシードと見た目、栄養、効果などとても似かよっているスーパーフードですね。どこが違うのか、共通点と相違点を調べてみました。

チアシードとは?

チアシードは、メキシコなどの南米で主に栽培されているシソ科の果実の種です。栄養価に富み、食物繊維や必須アミノ酸、αリノレン酸などを多く含んでいます。チアシードを水に漬けると10倍程に膨らみジェル状になります。少量でも満足感があり、栄養価が高いため、ダイエットや美容をサポートする食材として注目が集まっています。

バジルシードとチアシードの共通点と相違点

チアシードの説明からお分かりになったと思いますが、この2つの食材はとても似ていますね。そこで、共通点を下記にまとめてみました。

1.シソ科の植物の種

  • バジルシード:シソ科オシウム属
  • チアシード:シソ科でサルビア属

ちなみに、バジルシードの原産国はタイ、一方、チアシードはメキシコから南米までの地域が原産です。日本で栽培されていないことも共通点です。

2.水に漬けると膨らむ

水に漬けると、小さな種が膨らみます。食物繊維のグルコマンナンの作用によるものです。

チアシードは約10倍に膨れますが、バジルシードは30倍も膨らむため、膨張率ではバジルシードが圧倒的に優位。ダイエットするには魅力的なポイントです。

3.栄養成分が豊富

・食物繊維

どちらも不溶性と水溶性の両方の食物繊維を含んでいます。

ティースプーン1杯(約15g)あたりの食物繊維の量は、

  • バジルシード 1g
  • チアシード  5g

となっています。

食物繊維の含有率が半分以上と言われているバジルシードですが、絶対量ではチアシードの方が優位のようですね。

・aリノレン酸

どちらもαリノレン酸が含まれています。αリノレン酸はオメガ3脂肪酸に属しますが、オメガ3脂肪酸は、新陳代謝アップ、脂肪燃焼などのダイエット効果もある脂肪酸です。

a-リノレン酸の含有量は、チアシードの方がかなり多いです。

・必須アミノ酸が豊富

必須アミノ酸は、脂肪の燃焼・分解を助ける重要な栄養分です。バジルシードに含まれる必須アミノ酸は8種類ですが、チアシードには9種類すべてが含まれています

 

以上が共通点ですが、特に栄養分については、含有量などがそれぞれ違いますので、その点を織り交ぜながらご紹介しました。

ちなみに、全く相違する点としては、以下の2点を挙げておきます。

相違点:

〇カロリーの大差

両者の一番の大きな違いはカロリーです。バジルシードのカロリーの方が圧倒的に低いんです。

5gあたりのカロリーは

  • バジルシード:5kcal
  • チアシード: 25kcal

〇熱に弱いチアシード、熱に強いバジルシード

チアシードは熱に弱いため、温かいものに混ぜることができないのに対して、バジルシードはスープやコーヒーなどにも入れて飲めるので、いろいろな方法で楽しめます。

どっちがダイエットに効果的?

効率の良いダイエットをやりたいのなら、バジルシードがおすすめです。

理由は以下の点になります。

1.カロリーが低い

2.水につけたときの膨らむ割合

バジルシード:約30、チアシード:約10倍

水分膨張率では、バジルシードは圧倒的です!

3.食物繊維の不溶性と水溶性のバランスがバジルシードの方がよい

 

以上の点を重視すると、下記のような方はバジルシードを選ぶと良いでしょう。

  • 短期集中のダイエットをしたい方
  • 食欲を何とか抑えたい方
  • 便秘を治してぽっこりお腹を解消したい方
  • ダイエット中の間食を防ぎたい方

 

バジルシードで短期間ダイエット!

いかがでしたでしょうか。

水分を吸収すると、30倍にも膨張するバジルシードなら、空腹感のないストレスフリーなダイエットができます

腸内環境を整える食物繊維や脂肪の燃焼を促進するαリノレン酸などダイエットをサポートする成分があの小さな種にたくさん詰まっているのですね。

短期間で痩せたいのなら、断然バジルシードがおすすめです!

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