コーヒーーダイエットの効果とは


まず、コーヒーのダイエット効果について説明します。

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カフェインの利尿作用で新陳代謝アップ

コーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用によりトイレが近くなることがあります。

カフェインを摂ると交感神経が刺激され、腎臓の血管が拡張されるため、腎臓での血液ろ過量が増えるからです。

腎臓は、毒素や不要物を尿として排出する役目があるので、血流量が増加することは、尿の生成が促されるため、尿量が増えてきます。だから、トイレに比較的頻繁に行きたくなるというわけです。

老廃物の排出がスムーズに行われると、新陳代謝もアップします。

また、カフェインが熱生産を手助けすることも新陳代謝アップと関係しています。

カロリーの消費に働きかけてくれるので、新陳代謝が促され、ダイエットに効果があるというわけです

 

カフェインが交感神経を刺激して脂肪を燃焼

神経には、交感神経と副交感神経があるのは知っている方が多いのではないでしょうか。

体を動かしているときや緊張した状態において働くのは交感神経、眠っているときや休んでいるときなど、安静時に活発になるのは副交感神経ですね。

交感神経が働くときは、エネルギーの消費も盛んです。

コーヒーを飲むことで、カフェインにより交感神経が刺激されると、エネルギーの消費が高まり、脂肪が燃えやすくなります

 

脂肪を分解してくれるクロロゲン酸とは

クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種です。

コーヒーには、このクロロゲン酸がカフェインよりも多く、コーヒー1杯に5~10%ほどの割合で入っています。

コーヒーの独特の芳醇な香り、色や苦味は、クロロゲン酸によるという考え方もあるようです。

さまざまな健康に良い効果があるクロロゲン酸ですが、コーヒーを継続して飲むと、クロロゲン酸の効果により、脂肪が燃焼されやすくなる点がダイエット向きなのです。

また、食事で摂り入れた脂肪と、体にすでに蓄積されている脂肪の両方に働きかけるので、効率良く脂肪を燃焼させて、エネルギーに変えてくれます。

さらに、脂肪の蓄積を抑制する作用もあるので、メタボの予防に効果的です。

お腹の脂肪を落としたい人には、おすすめの飲料といえます。

 

ダイエットのために効果的なコーヒーの飲み方


コーヒーダイエットを始めるならば、効果的な飲み方も知っておきたいですね。

ブラックコーヒーで飲む

ブラックコーヒーは4kcal程ですが、砂糖やミルクを入れると余計なカロリーを摂取することになります。

糖質はエネルギーに優先的に使われるため、カフェインの脂肪燃焼効果を妨げることになります。

そのため、ダイエットが目的ならば、ブラックコーヒーが鉄則です。

どうしてもブラックコーヒーが飲めない方は、砂糖とコーヒーフレッシュの量を半分以下に減らしてみましょう。

または、糖質の少ない豆乳を5ml入れてみるのもよいでしょう。味が少しまろやかになりますよ。

また、アイスよりホットで飲む方が、体温が高くなり、より代謝が良くなるので、おすすめです。

ただし、熱湯に弱いというクロロゲン酸の特徴を考えると、沸騰したばかりのお湯ではなく、80度くらいのやや冷ましたお湯の方がおすすめです。

 

食後のコーヒーで痩せる

食後のコーヒーで痩せられるというのは、食後にコーヒーを飲む習慣をつけると、脳は食事が終わったのだと認識してくれるので、過食を防げるからです。

また、コーヒーは体にたまっている脂肪だけでなく、食事で摂取した脂肪にも働きかけて分解するので、脂肪がつきにくいという効果が得られます。

小腹が空いたときなどにも、コーヒーのカフェイン効果で食欲を抑えられることも、間食を控えるという点でダイエットには良いポイントです。

 

コーヒーを飲んだら運動すると効果アップ

脂肪燃焼効果を上げるには、コーヒーを運動前に飲むことをおすすめします。

カフェインとクロロゲン酸が体内に吸収され、脂肪燃焼効果を発揮するには飲んでから30分ほどの時間が必要ですので、運動開始の30分前に飲むことがベストです。

効果は2~4時間持続しますので、そのタイミングを考えて、軽い運動を行いましょう。

特に脂肪燃焼効果が高い運動は、有酸素運動です。

通勤や通学時に歩くことも有酸素運動ですから、早足で歩いたり、一駅前の駅で降りて歩いたりなど、工夫をして有効に活用することをおすすめします。

 

コーヒーを飲むことで得られる効果

コーヒーを飲むと、ダイエット効果以外にも、つぎのような効果が得られます。

カフェインで血行促進

カフェインが交感神経を刺激すると、血管が拡張されるので、血液の流れがスムーズになります。

血行の循環が良くなると、さまざまなメリットがあります。

代謝が高まり、体の隅々まで血液が流れるので、冷え性が改善されます。

また血行不良による肩こりなども解消むくみも改善されてきます。

さらに、カフェインの血管を拡張する効果と血小板の働きを抑える効果により、血栓ができにくいため、 動脈硬化の予防も期待されています。

 

香りでリラックス効果

コーヒーショップに入ると、何とも言えないコーヒーの良い香りに癒されますよね。コーヒーの生豆自体は、みずみずしい植物の香りがしますが、焙煎することで、コーヒー独特の香りが生まれます。

研究によると、コーヒーの香りを嗅ぐと、α波(アルファ波)がたくさん現れることが分かったそうです。

α波は体も心の状態もリラックスしているときに発する脳波のひとつです。コーヒーを飲んだときに、ホッとひと息つけるのはこの効果なのですね。

また、コーヒー豆の焙煎の仕方により、このリラックス効果が異なり、深煎りの方が浅煎りよりも、リラックス効果が優位であることも分かっています。

どんなダイエットをするにしても、ストレスは必ずありますよね。そこで、イライラを治めるためにも、ダイエットにも良く、リラックス効果もあるコーヒーがおすすめなのです。

香りで癒されると、ダイエット中に体の代謝だけでなく、心の代謝も上がるので、お肌にもよい影響があります。

コーヒーが飲めない方も、リラックスしたいときには、精神を安定させるコーヒーの深い香りを楽しむだけでもいいのではないでしょうか。

 

コーヒーの選び方


コーヒーといってもインスタントもあり、種類が多いですよね。

では次に、どんなコーヒーを選んだらよいか説明します。

インスタントよりもドリップコーヒー

インスタントコーヒーでもダイエット効果が期待できますが、カフェインとクロロゲン酸はドリップの方に多く含まれているので、ドリップコーヒーがおすすめ

また、クロロゲン酸は熱に弱いので、コーヒー豆は浅煎りがいいです。

そしてコーヒーを入れるときのお湯は80度くらいが良いことは、前にお話ししましたね。

ドリップコーヒーが良い理由には、コーヒーに含まれるある物質も関係しています。

ジテルペン類というちょっと難しい名前の物質ですが、この物質はコレステロールと中性脂肪の値を上昇させてしまうことが特徴です。

しかし、コーヒーを入れる時のペーパーフィルターでほとんど取り除けます

 

オススメのドリップコーヒー

前述したとおり、クロロゲン酸の熱に弱い特徴とジテルペン類の除去を考えると、浅煎りのコーヒー豆をドリップしたコーヒーが一番ダイエット効果を期待できるようです。

香りのリラックス効果では、浅煎りより深煎りでしたね。疲れが溜まっているようなときは、深煎りの豆でぜひ癒されてくださいね。

コーヒー屋さんで、お気に入りのコーヒー豆を見つけてみませんか。

 

コーヒーダイエットの注意点


おいしいコーヒーですが、ダイエットするには、下記の点を注意してください。

 コーヒーの飲み過ぎは危険

コーヒーがダイエットに効果があるといっても、飲み過ぎれば弊害も出てきます。

コーヒーダイエットでは、1日に1~3杯が適量と言われています。

カフェイン摂取量は、一日に300~350ml、コーヒーカップ3杯くらいです。

500ml以上飲むと、個人差はありますが、胃痛や吐き気、ときには動悸、またはめまいといった症状が現れる場合もありますので、飲み過ぎに注意しましょう。

運動前に飲む場合には、カフェインの一日の摂取量を考えて飲んでください。

仕事中などに2~3時間おきに飲む方もいると思いますが、一日の目安の量を超えないように飲むようにすると良いでしょう。

また、カフェインの利尿作用は、腎臓に負担をかける場合があるので、腎疾患などの腎臓の病気がある方も飲み過ぎには気をつけましょう。

さらに、寝る前にコーヒー飲むと、カフェインの覚せい作用より眠りにくくなり、睡眠時間が足りなくなるリスクがあります。

ダイエットには効果的ですが、睡眠には悪影響を与える物質と理解してください。

空腹時に飲むことは避ける

コーヒーには、胃酸の分泌を促す作用がありますが、空腹時に胃酸がたくさん分泌されると、胃への負担が大きくなり、胃痛の原因になることがあります。

ダイエット効果のためにも、コーヒーは空腹時を避けて、食後に飲むことがベストです。

水分補給を怠らない

コーヒーダイエットで注意しておきたいのが脱水症状です。コーヒーに利尿作用があることはすでにお話しましたが、利尿作用により、体の水分が多く排出されると、脱水症状を起こしやすいのです。

したがって、コーヒーの量と同じくらいか、それ以上の水分を補給することが大切です。

妊娠中は避ける

コーヒーに限らず、妊娠中にカフェインを過剰に摂取すると、流産などの危険性やお腹の赤ちゃんの将来的な健康面でのリスクが指摘されています。

また、カフェインの摂取により、鉄分の吸収率が悪くなるため、鉄分が不足しやすくなる妊娠中は、貧血になりやすいのでカフェイン摂取には気をつけましょう。

 

コーヒーダイエットまとめ

いかがでしたでしょうか。

コーヒーとダイエットの関係はお分かりになりましたか?

普段、飲んでいるコーヒーがダイエットにも良いとは意外に思った方も多いと思います。

コーヒーを飲むことで、食欲を抑えることができるのはうれしいですね。

ダイエット中なのに、どうしても甘いものに手が出そうになったとき、または、食事の後に満腹感が得られなかったときには、コーヒー一杯がおすすめ。

コーヒーダイエットは、コーヒーを飲めば痩せるという魔法のような方法ではありません

どんなダイエットでも、基本は、消費カロリーを摂取カロリーより大きく維持していくことが必要です。

栄養のバランスのとれた食事と適度な運動を心がけ、コーヒーをダイエットのサポートとして上手く取り入れてくださいね♪

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