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バターコーヒーダイエットってなに?
バターコーヒーダイエットとは、アメリカの起業家デイヴィット・アスプリー氏が心身のパフォーマンスを高め、仕事の効率を上げるために考案した独自のダイエット法です。
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研究家気質な彼が徹底的に食を研究した結果生み出されたのがバターコーヒーなのです。
アスプリー氏自身なんと驚くべきことに、150㎏あった体重をこの方法を用いたことによって100㎏までの減量に成功しています!
日本でもアスプリー氏が執筆した「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」が話題になりました。
本を読むとわかるのですが、このダイエット法を実践するのはいくつかの理由で少し難しいんです。
この記事では誰でも分かりやすいようにまとめていきたいと思います。
使用するバターに注意!(グラスフェッドバターを使用する。)
バターコーヒーの最大のポイントはバター選びです。
コーヒーは最悪インスタントのものでもさして影響はありませんが、バター選びによってはダイエットどころか、逆に摂取することで太ってしまうものもあります。
バターコーヒーに適しているバターはグラスフェットバターと言います。
グラスフェットバターとは字の通りglass(草)fed(餌を与えられる)、つまり牧草を食べ放牧飼育された牛の牛乳のみで作られたバターのことです。
このバターは穀物飼料(トウモロコシ、麦類、雑穀)によって育てられた通常の牛のバターに比べると断然に栄養価が高いとされています。
話題になり始めた当時は手に入れるのが難しかったのですが、今では通販で手に入れることができます。
⇨グランフェルマージュ バイオ・グラスフェッドバター 無塩 250g
グラスフェッドバターに含まれる不飽和脂肪酸とは?
不飽和脂肪酸とはビタミンFとも呼ばれる脂質であり、また体内では作り出すことの出来ない必須脂肪酸です。
この不和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸とに分けられ、さらに多価不飽和脂肪酸は、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸とに大きく分類されます。
一酸化飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸両者共に、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを減らさないという利点があります。
《一価不飽和脂肪酸》
一価不飽和脂肪酸は、動脈硬化などの症状を引き起こす悪玉コレステロールの量を減らし、さらに悪玉コレステロールを減らす役割を担う善玉コレステロールの量を保つ性質を持つ。
《多価不飽和脂肪酸》
多価不飽和脂肪酸とは、不飽和結合を2つ以上持つ不飽和脂肪酸であり大まかには以下2つにわけられる。
①オメガ3系脂肪酸・・魚の油に含まれるイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸などがあり、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールの量を増やす作用がある。
②オメガ6系脂肪酸・・悪玉コレステロールを減らすが、過剰に摂ってしまうと善玉コレステロールをも減らしてしまい、また肥満や動脈硬化にもつながる危険性がある。
グラスフェットバターの特徴は、厄介なオメガ6系脂肪酸よりも優秀なオメガ3系の脂肪酸を含む割合が通常のバターより何倍も多いとされています。
- 〈通常のバター〉3系:6系=1:7.65
- 〈グラフェットバター〉3系:6系=1:1.53
バターコーヒーダイエットの効果
カフェインのダイエット効果
カフェインのダイエット効果は身体を動かしたり、緊張状態の際、作用する「交感神経」という神経を活性化させる働きがあります。
交感神経が働いている際、細胞はエネルギーを放出しやすい状態になっているので交感神経を刺激することにより、より効率的にエネルギー放出を行えるようになります。
特に有酸素運動を行う30分前にカフェインを摂取すれば、効率的に体脂肪を燃焼できるのでおススメです!
不飽和脂肪酸で中性脂肪を撃退
前述した不和脂肪酸の中のオメガ3系脂肪酸を積極的に摂取することにより、血中中性脂肪値を低下させるので、ダイエット効果に期待が持てます。
主に脂ののった魚やえごま油、菜種油などに多く含まれるこのオメガ3系脂肪酸だが、グラフェットバターにも多量に含まれていることからダイエットに向いていると言えます。
これを通常のバターで行ってしまった場合、カロリー数はさして変わらなくても太りやすい飽和脂肪酸を多量に含むので不向きとなります。
バターコーヒーダイエットの正しい方法
朝食がわりに飲むのがポイント
朝食の代わりにバターコーヒーを2杯飲みましょう。
朝ごはんをコーヒーだけにするのは辛いと感じる人もいるかもしれませんが、良質なバターの脂質を十分に摂取することにより昼過ぎまで十分に活動することが出来ます。
バターは糖質をほぼ含まず、脂質のみなので簡単に太ることはありません。
発案者のアスプリー氏は大さじ6杯分ものバターを入れて飲んでいたそうです。
朝食をバターコーヒーに置き換えたことにより、16時近くまでお腹が空かないという人もいて多いです。
また、カフェインは眠気を覚まし、集中力を高める効果があるので仕事や学校前の朝の時間に摂取すると一日を良いスタートで切れる効果もあります。
朝食で炭水化物を摂らない
一方、朝食時に糖質を含む炭水化物を一緒に食べてしまうとカロリーオーバーとなり、太るリスクがあります。
バターコーヒーは高い栄養価があるのであくまで置き換えという使い方で飲むようにしましょう。
ほぼ脂質の成分のバターコーヒーは糖質制限的には問題ないのですが、やはり一日の摂取カロリーというのは考えて摂取するべきです。
一般的なカロリー摂取量の目安は
- 成人男性 1800kcal
- 成人女性 1600kcal
前後に抑えるべきと言われています。
そのためにもまず、朝食をバターコーヒーに変えてみることから始めてみましょう。
バターコーヒーダイエットにオススメのバター
グランフェルマージュ バイオ・グラスフェッドバター
無農薬の牧草のみを食べた牛の乳から作られた有機発酵バターです。通常のバターとは比べものにならないくらいの濃厚さと癖のない味わいが人気の、最も定番なグラフェットバターの一つです。
直接舐めてみるとわかるのですが、無塩なだけに味は薄く、重厚なバターの脂と香りのみが口の中に広がっていくのを感じます。
価格が100g、2700円と通常のバターの10倍近く高価なバターで、定期的に飲むとなるとコストパフォーマンス面では少し厳しそうです。
AOC 無塩バター
AOC認定の無塩バターがグラスフェットバターに一番近い成分だと言われています。
このAOCの審査基準というのがとても厳しいので、そう簡単に認めてもらえるものではないというのがポイントです。
AOCバターで最も有名な「ブレスAOCバター」は牧草のみを与えるグラスフェットバターと違い、とうもろこしなどをメインに与え放牧した牛から取った乳で作ったバターで、他のバターにはない濃厚なコクや香りがあります。
値段も1500円程度とグラスフェットバターに比べればかなり安価でお買い得です。
グラスフェッドバターの入手方法は?
成城石井などの高級スーパーでなら取り扱いがあったりもするのですが(私はそこでグラスフェットバターを購入しました。)、店舗事情もあるので確実な手段とは言えません。
ネット通販ならグラスフェットバターもAOC無塩バターも、Amazonや楽天などで取り扱いがあり入手可能ですが、どうしても送料を含めると割高になってしまうデメリットもあります。やはりもし最寄りのスーパーなどで取り扱りがあるならしめたです。
バターコーヒーダイエットの注意点
バターを正しく選ぶ
間違っても普段使いしているようなバターやマーガリンなどで代用はしないでください。グラスフェットバター及びAOC無塩バターであってこそ、高い栄養価とダイエット効果が見込めます。
先述した通り通常のバター、マーガリンでは不和脂肪酸とは真逆に脂肪の原因を作り出してしまう飽和脂肪酸を多量に含むため、かえって太ってしまうリスクがあります。
コーヒーはオーガニックがオススメ
最も注意しなければならない点はバター選びに尽きるのですが、出来たらコーヒーもオーガニックのものにこだわってみましょう。
オーガニックコーヒー自体の使用している豆は通常のコーヒー豆と変わりませんが、育て方の過程において無農薬であったり化学肥料を使わない自然な製法で作られています。なので、当然身体には良いと言えます。
また、ダイエット面についても脂肪燃焼を助けるカフェインとクロロゲン酸が多く含まれているので効果的です。
定期的に飲み続けるのであればこういうところにもこだわりたいものですね。
オーガニックコーヒーである認定基準とは、過去3年以上の間、農薬、化学肥料、殺虫剤などを使用しない土地で育ち、かつコーヒー豆の製造過程においても添加物などを使用していないことが条件とされています。
オーガニック認定機関は以下のようなものがあります。
・OCIA(国際的認証機関)
・USDA(オーガニック認定全米統一基準)
・QAI(アメリカ)
・FVO(アメリカ)
・CCOF(アメリカ)
・SKAL(オランダ)
・CERES(ドイツ)
これらの認定機関の審査をパスすると証明書のラベルを貼り販売することが許可されます。
バターコーヒーダイエットに関する口コミをご紹介
結論からいうとマイナス5kgのダイエットに成功しました。以前から朝にコーヒーを飲む習慣があったため全く苦にはなりませんでした。簡単なのがポイントですよね。唯一苦労したのが良質なバターを手に入れることでしょうか?最寄駅にに成城石井があったので助かりました。今でもバターコーヒーを飲んでから一日が始まります。身体も健康ですし、やめられない習慣ですね。
かなり太っていましたが、不思議なことに顔からむくみが取れ痩せることができました。こんなに簡単に痩せられたことにびっくりしています。はじめの2週間は体重に変化がなく心配でしたが、だんだんお腹も凹んでいきました。3か月で7キロぐらい痩せましたね。最初バターコーヒーの味があまり好きではなかったのですが、今では大好きな味になりました。バターによって味が大きく変わるので、自分にあったバターを見つけることがポイントな気がします。
好きな人に振られ、ダイエットに成功してキレイになろうと思ったのがきっかけでした。当時「最強の食事」が話題になっていて本屋にも本が棚済みにされていたのでバターコーヒーダイエットを知ることになりました。こんなに効果があるなんて信じてなかったけど、簡単だし最初にやってみようと思ったんです。お腹が空いた時にバターコーヒーを飲むようにしました。すると2ヶ月で5㎏痩せることが出来ました。バターコーヒーにほんと感謝です。
毎朝のコーヒーで気軽にダイエットをスタートさせよう
栄養価が高く腹持ちが良いバターコーヒーはカロリーを抑えられ朝食の置き換えに最適なダイエット法です。また、カフェインの作用によって眠気を飛ばし集中力も増すので仕事や学校前には適した食事でもありますね。
摂取カロリーにのみ気を付ければ間違いなく痩せる方法ですので、皆さんも「バターコーヒーダイエット」によって身体をシャープに変えながら、アスプリー氏のような効率的でクオリティの高い仕事への意識へと変えてみませんか?
追記:ファミリーマートでバターコーヒーが購入可能に!
ファミリーマートが12月5日、RIZAPコラボ商品のチルドカップコーヒー「バターコーヒー」を発売しました。
大手コンビニエンスチェーンのファミリーマートが全国でバターコーヒーを販売することで、より購入しやすくなります。
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