緑茶の成分


緑茶ダイエットとは、その名の通り、緑茶を飲むことで緑茶に含まれる有効成分を摂取し、ダイエット成功につなげるという方法。

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殺菌効果やがん予防効果が高いと言われている緑茶には、ダイエットに効果的な有効成分も豊富に含まれているんです!

まずは、緑茶に含まれている成分やカロリーがどのくらいあるのかなどを見て、ダイエットに有効と言われている理由を探ってみましょう。

カテキンで脂肪燃焼

緑茶には独特の渋みがあると思いますが、この渋みを感じる成分が「カテキン」。

カテキンはポリフェノールの一つであり、抗酸化作用や殺菌作用が高いほかにも、脂肪を分解して燃焼する働きがあると言われています。

肝臓や筋肉の脂質代謝をサポートする効果が高いことから、カテキンは脂肪燃焼に効果的な成分なんです!

また、コレステロールの酸化の防止効果・脂肪の吸収の抑制や排出効果・血糖値の上昇の抑制効果も期待できますよ。

この中でも特に、血糖値の上昇を抑制することで、余った糖質を脂肪に変化させるのを防止することができるので、ダイエットに繋がりやすいですね。

ミネラルで腸を整える

人間の体に必要な栄養素であるミネラルは、5大栄養素のうちの一つであり、体内で作ることができない成分。

ミネラルには、腸内環境を整える効果、免疫力をアップさせる効果、健康な血液に整える効果、精神を安定させる効果などがあり、健康を維持するために必要となります。

緑茶には、そんな健康的に生きるために必要なミネラルが含まれています。

具体的には、カリウムやマグネシウム、マンガンと言った成分であり、これらは腸内環境を整えるのに有効です。

カリウム

血圧を調整する効果や排便を促すのに必要な筋肉や腹筋をキープする効果、腸のぜん動運動を活性化する効果のある成分。

マグネシウム

腸管の水分を吸収して便を柔らかくする効果が期待できる成分。

マンガン

腸での消化・吸収に働く成分。

これらのミネラル成分が緑茶に含まれているため、腸の調子を健康的に整えて、便秘を改善する効果が期待できます。

カフェインで脂肪分解

緑茶以外にも、コーヒーや紅茶に含まれているカフェインは、生活に身近な成分ですよね。

カフェインには、カテキンと同じように脂肪を分解して燃焼を促す働きがあります。

また、腎臓への血流を活性化させて利尿作用を高める効果もあるため、老廃物を排出しやすくなり、むくみなどの改善に役立ちます。

サポニンで肥満を予防

サポニンは、植物の葉や茎、根などに含まれており、漢方や生薬などに含まれていることもある健康効果の高い成分。

サポニンには、水と油の両方に溶けやすいという性質があることから、悪玉コレステロールを減少させる効果が高いと言われています。

また、脂肪の蓄積を抑制する働きも高いため、肥満を予防するのに効果的です。

そのほかもうれしい成分が豊富

緑茶には、カテキンやカフェイン、ミネラル以外にも体にうれしい成分が豊富に含まれています。

例えば、皮膚や爪などの健康を維持したり、脂質の代謝を促したりするビタミンB2、コラーゲンの生成をサポートするビタミンC、高い抗酸化作用のあるビタミンE

これだけ見ても、ダイエット効果だけでなく、美容効果も期待できそうですよね。

このほか、デトックス効果があるクロロフィル、動脈硬化予防が期待できる葉酸、抗酸化作用の高いβ-カロテンなどと言った成分も含まれています。

女性の美しさをサポートするとともに、健康的な生き生きとした生活をサポートしてくれそうですね!

カロリーゼロ

炭酸飲料や甘いジュースなどにはカロリーがありますが、緑茶はカロリーゼロの飲料水です。

ダイエットをしていると、食べる物のカロリーも気になりますが、飲料水のカロリーも気になるところ。

しかし、緑茶にはもともとカロリーがないため、安心してダイエット中も飲むことができます。

いつも飲んでいるカロリーありの飲料水を緑茶に変えるだけでも、ダイエット効果が期待できそうですね!

ダイエット中の緑茶の効果的な飲み方


緑茶には、ダイエットに効果的な有効成分が含まれていることが分かりましたね。

緑茶は身近な飲料水であり、食事の時や一息つきたい時などいつでも飲みやすいですよね。

しかし、ダイエットをするならどのタイミングで飲むのが一番効果的なのでしょうか?

飲むタイミングによっては、ダイエット効果が変わってくるので、効果的なタイミングをここからはご紹介していきます!

運動の前に飲む

効果的なタイミングの一つとしては、運動の前に飲むのがおススメ。

運動を行う30分前ぐらいに飲むと、30分間の間にカフェインが脂肪を分解してくれるので、運動している時に脂肪を燃焼しやすくなります。

食事の後に飲む

食事の後に、殺菌効果などを期待して緑茶を飲むという方も多いでしょう。

実は、食事の後に緑茶を飲むことで、脂質や糖質の吸収抑制効果、脂肪燃焼促進効果などを得ることができるんです!

それに、緑茶を飲むことである程度の満腹感を得ることができるので、食欲を抑制する効果も期待できます。

食後だけでなく、食事中に飲むとより効果的なので、ご飯のお供として是非緑茶を活用しましょう。

食事の前に飲む

食事の前に飲み物を飲んでおくと、ある程度満腹感を得ることができ、必要以上に食事をしなくて済みますよね。

食事の前に緑茶を飲むことで、食事の量をコントロールでき、食べる量を抑制することができますよ!

ダイエット中でもついつい食べ過ぎてしまうという方は、食事の前に緑茶を飲んで、お腹を少しでも満たすようにしましょう。

喉が渇いた時にも

喉が渇いた時にも緑茶を飲むのをおススメします。

日常的に甘いジュースやカロリーの高い炭酸水などを飲んでいる場合には、緑茶に置き換えるだけでもカロリーをオフできます。

一度に飲み過ぎるのは良くありませんので、食事の時や運動の時などと一緒に飲み分けて、好きなタイミングで飲むようにしましょう。

基本的に緑茶を飲みたい時に、飲む量に気を付けて飲めば良いダイエット法なので、手軽に続けやすいですよ!

緑茶ダイエットのポイント

緑茶ダイエットを成功させるためには、ダイエットに効果的な緑茶の種類を飲むこと、飲む量を守ることなどが大切。

緑茶ダイエットを始める前に、重要ポイントを押さえておきましょう。

ダイエットにオススメの緑茶の種類は?

緑茶は、煎茶や玉露、玄米茶、ほうじ茶、番茶などさまざまな種類がありますよね。

それぞれ味や香りに特徴があり、製造方法や栽培方法、品種などにより種類が分けられます。

そこで、「どれも緑茶ならダイエット効果は一緒」と思ってはいけません!

ダイエット成分の要となるカテキンの量が種類によっては異なるので、カテキンが多く含まれているものを選ぶのが良いでしょう。

カテキンは成熟した葉よりも若い葉に多く含まれているため、煎茶が一番カテキンを含んでおり、次に番茶、玉露となります。

また、通常の緑茶と比較して、カテキンを多く含んでいるヘルシア緑茶もおススメ。

ヘルシア緑茶 [350ml スリムボトル]

脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高める茶カテキンを豊富に含んでおり*、脂肪を代謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費し、体脂肪を減らすのを助けるので、体脂肪が気になる方に適しています。特定保健用食品。日本人間ドック健診協会推薦。
家庭でいれた濃いお茶に近い、緑茶葉の濃く深い味わいが楽しめます。
*540mg/1日の摂取目安量350ml当たり

花王株式会社

ヘルシア緑茶は特定保健用食品として認定されている飲料水であり、脂肪燃焼して、体脂肪を減らす効果の高い緑茶です。

カテキンを積状の緑茶よりも多く含んでいるため、少し渋みのある深い味わいになっています。

体脂肪を効率的に燃焼したいと考えている方は、運動前・食事後・食前などに活用してみてはいかがでしょうか?

緑茶の量はどれくらい?

緑茶ダイエットを成功させるためには、適切な量を守る必要があります。

一般的には、1日500ml以上飲むと効果があると言われているため、500mlのペットボトル1本を目安としたり、大体コップ3杯程度としたりしましょう。

この時、一度にたくさん飲もうとすると水分が体の中に溜まってしまい、むくみの原因となります。

また、目安となる量以上に多く飲み過ぎてしまうと、緑茶に含まれているカフェインも多く摂取することになってしまいます。

カフェインを摂りすぎると、頭痛や吐き気などが引き起こされやすくなるため、ダイエットどころか体に大きな負担がかかります。

このような副作用が起こるのを防止するために、摂取過剰を避けるようにして、目安となる量は守るようにしましょう。

長く続ける

緑茶ダイエットは、大幅な体重減少や脂肪改善効果はすぐには見られないダイエット法です。

そのため、効果がないから止めようと考えたり、違うダイエット法に切り替えようか悩んだりするかもしれません。

しかし、脂肪分解・燃焼効果や腸内を整える効果などのある有効成分が含まれている緑茶を飲み続けることで、徐々に体型に変化が出てきて着実に効果が期待できます。

どのダイエット法にしてもすぐに効果が出ると思わずに、長く続けることが成功の近道となります。

毎日の食事や生活に緑茶を取り入れて、スリムなボディを目指しましょう。

温かい緑茶を飲むこと

暑い季節になると、冷たい飲み物が美味しく感じられますし、ついつい飲み過ぎてしまいますよね。

しかし、ダイエット効果を得たいのなら冷たい緑茶をゴクゴクと飲むのはNG

冷たい緑茶を飲んでしまうと、体が冷えてしまい、代謝の効率の低下を招いてしまいます。

ダイエットをするのなら、運動前・食事のどのタイミングでも温かい緑茶を選ぶようにし、体の新陳代謝を高めるようにしましょう。

緑茶ダイエットの注意点


脂肪燃焼効果を期待でき、気軽に取り組みやすい緑茶ダイエットですが、飲むタイミングや体の状態によっては健康に悪い影響を及ぼします。

気を付けなければならない注意点を頭に入れて、気軽に楽しくダイエット効果を得ましょう。

カフェインが入っているので寝る前は注意

緑茶には150ml中カフェインが30mg含まれており、寝る前に飲むのはおススメできません

カフェインの働きとしては、睡眠の誘発効果・心臓を休める効果などのあるアデノシンと呼ばれる物質の働きを阻害することが挙げられます。

そのため、睡眠が誘発されにくくなり、眠気を感じなくなる覚醒作用があります。

勉強や仕事など集中したい時に摂取すると集中力がアップして良いかもしれませんが、寝る前に飲んでしまうと体質によっては寝つきが悪くなることも。

このように睡眠のリズムが崩れて、自然に眠りにつきにくくなる可能性があるため、寝る前に緑茶を飲むのは控えた方が良いでしょう。

貧血が悪化する可能性も

緑茶には、タンニンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。

このタンニンには、植物性鉄分の吸収を邪魔する効果があり、せっかく鉄分を摂取したとしても体の中に取り込まれないのです。

このことから、食事中や食後に飲むと脂肪の燃焼や食欲の抑制に効果のある緑茶ではありますが、飲み過ぎてしまうと鉄分の吸収を抑制する恐れがあります。

そのため、鉄分不足を気にしている方や貧血の症状を感じている方は、症状が悪化することもあるため注意しておきましょう。

緑茶ダイエットのまとめ

運動前・食事の時・喉が渇いた時などに緑茶を飲むことで、有効成分を体内に取り入れることができて効率的にダイエットができそうですね。

食事制限や無理な運動をする必要がなく、適度な運動などを取り入れながらただ緑茶を飲むだけなので、手軽に始めやすそうです。

普段から甘いジュースや炭酸飲料などばかり飲んでいるという場合には、緑茶に置き換えるだけでカロリーを抑制して理想の体型に近づくことができますよ!

ただ、飲み過ぎてしまうと、健康効果やダイエット効果どころか、頭痛や貧血の悪化などを招いてしまう恐れがあります。

未然に防止するために、コップ1杯当たりにどのくらいのカフェインが含まれているのか、どのような成分に気を付けなければならないのかなどを頭に入れておきましょう。

すぐに効果を実感できる方法ではないため、最初はあまり変化を感じないかもしれませんが、温かい緑茶を生活の中に取り入れ続け、理想の体型に近づいていきましょう。

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