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チョコレートは健康にいい?
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古代メキシコではチョコレートは健康食材だった?
チョコレートといえばカカオ。主原料のカカオは、ラグビーボールくらいの大きさの実ですね。
実物は見たことがなくても、写真などでどんな感じの実かご存じの方は多いでしょう。
カカオの中にびっしりと詰まっているカカオ豆がチョコレートの原料です。
チョコレートの歴史はとても古く、紀元前の古代メキシコでカカオは“神様の食べ物”として珍重されていました。
当時、カカオの煮汁を飲用していたそうですが、そのカカオ飲料が500年ほど前にヨーロッパに渡り、砂糖やミルクが加えられるようになったのが現在のチョコレートの始まりと言われています。
カカオにはミネラル、ビタミンなどの栄養がたっぷり
カカオは、カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルやビタミン類を豊富に含んでいます。
ミネラルでは、特にレプチンの分泌を促す亜鉛が大切な成分といえるでしょう。
レプチンは食欲や代謝の調整をするホルモンなので、ダイエットもサポート!
チョコレートはその他にも食物繊維やポリフェノールなども含まれている栄養的にも優れた食品なんです。
ポリフェノールは血流を促し、脂肪を分解する働きがありますが、チョコレートに含まれるポリフェノールの量は赤ワインよりも多いのです。
チョコレートはカカオ豆を丸ごと使っているから、ポリフェノールが豊富なのですね。
砂糖が少なくカカオの量が多いものが良い
チョコレートと言っても、さまざまな種類がありますよね。
市販のチョコレートの大半は甘くて砂糖がたっぷりのものが多く、とてもダイエットに向くとは思えません。
どんなタイプのチョコレートなら健康・美容効果が見込めるのでしょうか?
チョコレート効果が得られるものは、砂糖の分量が少なくカカオの量が多いものです。
特にカカオの量がポイント!ダイエットに良いチョコレートについては、後ほど詳しくご説明しますね。
チョコレートのダイエット効果は?
気になるダイエットに効果的な成分とは?さっそくみていきましょう。
カカオポリフェノールで代謝をアップ・過食防止、ストレス緩和
カカオポリフェノールには3つのダイエットをサポートする効果があります。
1.基礎代謝を上げる
年齢を増すにつれ、基礎代謝は低下してくるので、若いころと変わらない生活スタイルで過ごしていると太ってきます。
いわゆる中年太りですが、基礎代謝量が上がれば、消費カロリーも増えてくるので、ダイエットしやすくなります。
この基礎代謝量のアップをサポートするのがカカオポリフェノールです。
2.空腹感を抑え、過食を防ぐ
ダイエットは空腹感を抑えられるようになると、山をひとつ乗り越えた感じがします。その点、摂食中枢を刺激する働きがカカオポリフェノールにあることは、過食を防げる点でメリットです。
さらに、空腹時にチョコレートを摂取すると、空腹感を抑える作用もあり間食も減少してきます。
3.ストレスを緩和する
ダイエットではストレスを伴うことが多いですが、カカオポリフェノールは、そんなストレスの緩和にも役立ちます。
疲れているときに、チョコレートを食べたり、ココアを飲んだりすると、ホッとして落ち着くことがありますよね。
それが、カカオポリフェノールによる効果なのです。
ストレスがある程度緩和されると、ダイエットをまた頑張ろうという前向きな気持ちになりますよね。
食物繊維で便秘を改善
チョコレートに食物繊維が多いとは、ちょっと意外ですね。
カカオには食物繊維がたっぷりと入っているから、カカオの量が多いほど食物繊維も増えるので、便秘改善効果が高くダイエットにも良いのです。
チョコレートの主原料はカカオ豆をすりつぶしたカカオマスと、カカオマスから抽出したカカオバターですが、カカオマスの成分の17%ほどが食物繊維であり、他の食品よりもかなり多く含まれていることになります。
また、カカオマスの食物繊維はリグニン、ヘミセルロースなど4種類ありますが、リグニンが50%ほどと最も多く、便通の改善のほか、発ガン物質を吸着するといった効果もあるようです。
成人の1日に必要な食物繊維量は女性17g、男性19gとされていますが、カカオ70%のチョコレートでは100gあたり食物繊維が8gも含まれているんです。
つまり、板チョコ1枚分で1日に必要とされる食物繊維量の半分ほどが摂取できることになります。
食物繊維が多いことで有名なゴボウでも100gあたり5.7gですから、チョコレートの食物繊維は期待できそうですね。
ただし、一日に板チョコ1枚を食べるとダイエットになりませんから、その辺りは他の食品で補いましょう。
リパーゼは脂肪を燃やす
リパーゼという酵素はダイエットに詳しい方ならご存じでしょうか。
脂肪を分解してくれる有り難い酵素ですね。
脂肪は、リパーゼにより脂肪酸とグリセリンに分解されて燃焼します。
運動を始める前に、チョコレートを食べるとその働きが活発になるので、脂肪燃焼効果がより高まります。
テオブロミンがダイエット中の精神面をサポート
小腹が空いたとき、チョコレートをひと口食べると、少し空腹感が和らいだことはないですか?
これは、カカオに含まれるテオブロミンという自律神経を調節する成分の効果なのです。
テオブロミンは、運動を続けるための集中力ややる気を高め、またリラックスさせる効果が期待できるので、精神面でダイエットをサポートしてくれそうです。
ダイエットのためのチョコレート選びのポイント
では、ダイエットのためにどんなチョコレートを選んだらよいでしょうか?おすすめのビターチョコとは?
低糖で高カカオのチョコを選ぶ
チョコレートダイエットでは、お店でどのチョコレートを選ぶかがまず大切なスタート地点です。
基本的に70%以上のカカオポリフェノールが入っていないと、その効果が得られないのです。
甘いミルクチョコレートだと、ミルクや砂糖などが多いので、カロリーの摂取しすぎにより、太ってしまいます。
ダイエットのためにチョコレートを買う場合は、カカオポリフェノールが70%以上入っているかをまずしっかりと確認しましょう。
このダイエットは、カカオの持つ効果に意味があるため、カカオの量が多いほどダイエット効果が期待できるわけです。
おすすめのチョコレート
では、スーパーなどで買えるダイエットにおすすめのカカオチョコレートを3つ人気順にご紹介します。
①チョコレート効果カカオ72%
高カカオチョコレートでは、売り上げ一番の商品。高カカオチョコレートのブームはこの商品から始まりました。
1998年に発売されて以来、約19年間も人気が続いているロングセラー商品です。
カカオの苦みはあるけれど、甘さも感じられるので、チョコで美味しくダイエットしたいならイチオシ商品です。
成人の一日の理想的なポリフェノールの摂取量は1500mgといわれていますが、チョコ一枚で一日分のポリフェノールが摂取できることになります。
②カレ・ド・ショコラ<カカオ70>
高カカオの雑味がなく、口どけが滑らかで、苦味が苦手な方も食べやすいです。
パッケージもおしゃれ!
②チョコレート効果86%
カカオ含有量が86%くらいになると、さすがに本格的な苦味があります。
口コミでも苦いという感想が多いので、購入はよく考えてから決めましょう。
ダイエット効果のために、カカオができるだけ多いチョコレートを探している方にはおすすめですが、ダイエットを長く続けるためには、カカオ70%くらいが良いと思います。
ちなみに、さらにカカオの量が多い”チョコレート効果カカオ95%”もありますよ。一度味わってみたい気がします。
チョコレートダイエットの方法
チョコレートダイエットはどんなふうに行うのでしょうか?
チョコレートを食べるタイミングは?食前か午後2~3時ごろ
チョコレートを食べるなら、食前がおすすめ。
食前に食べると、カカオポリフェノールにより血糖値の上昇を抑える効果があるからです。
血糖値の上昇が抑えられると、空腹感も抑えられることになります。
食事の30分くらい前にチョコを食べておくとよいでしょう。
もうひとつおすすめの時間帯が、午後2~3時ごろです。この時間帯は、1日の中で最も体温が高いときなので、代謝が良い時間であり、脂肪がたまりにくい時間帯でもあります。
午後2~3時ごろというと、ちょうどおやつの時間ですね。
いつも間食をしている方はおやつにビターチョコをたべれば、チョコを楽しみながらダイエットもできるわけです。
三食バランスのとれた食事を心がける
チョコレートはあくまでも補助食品ですから、いつものように栄養バランスの良い食事をとることが大切です。
食欲を抑えたいならば、食前に食べるのがおすすめです。
一日50グラム!
一日50gが適量ですが、板チョコ半分くらいの量です。一度に食べるより、食事のタイミングに合わせ分けて食べるようにしましょう。
ポリフェノールによる抗酸化作用が持続するのは食べてから数時間なので、一度に食べても意味がないためです。
基本的に食前に食べることで、満腹中枢を刺激するというダイエットです。
チョコレートダイエットの注意点
下記の注意事項を要確認!
チョコレートを食べ過ぎない
さて、チョコレートのカロリーはどのくらいだと思いますか?
以下が種類別のチョコレート100gあたりのカロリーです。メーカーにより差はありますが、およそこの位のカロリーになります。
- ミルクチョコレート 約558kcal
- アーモンドチョコレート 約571kcal
- ビターチョコレート(カカオ72%) 約568kcal
普通に考えると、ビターチョコレートは糖分が少ないので、カロリーが一番低いと思いますが、上の数字を見ると、あまり差がないようですね。
むしろビターチョコレートの方がやや高いくらいです。
これには明確な理由があるのです。
ビターチョコレートの場合、カロリーとはカカオバターなどの脂質のカロリーなんです。
カカオの含有量が他のチョコレートよりも多く、脂質は糖質の2倍のカロリーがあるため、ビターチョコの方がカロリー高になってしまうのです。
でも、カカオの脂質はオレイン酸などの良質な脂質なので、それほど気にしなくても良さそうですが、脂質が高い食品を摂りすぎると、当然ですが太ってきます。
しかし、適量であれば健康・美容効果が期待できるのですから、一日50gという量は守るようにしてください。
チョコレートも上手に食べれば安心!チョコレートダイエットの魅力
いかがでしたか。チョコレートがなにかとても頼もしい食品に思えてきました。
早速、スーパーでカカオの多いチョコレートをゲットしてみませんか?
チョコレートダイエットでは、以下のことを注意して行うのでしたね。
- カカオ含有量が70%以上のチョコレートを選ぶ
- 1日50gを一度ではなく、3回に分けて食べる。
- 食事の30分位前に食べると効果的
- 食べ過ぎずに、摂取量を守る
- 普段の食事の栄養バランスにも気をつける
巷では糖質制限ダイエットが流行っていますが、チョコレートにもカロリーオフや糖類ゼロのものなど、いろいろな種類が販売されています。
一度じっくりパッケージの成分表をチェックして商品を比べてみるのも良いですね。
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